漢字の覚え方(絡めて覚える) | プラススタディのブログ

プラススタディのブログ

山科区の個別/少人数対応学習塾、プラススタディのブログです。

こんばんは。プラススタディの福嶋です。


昨日の続きです。

漢字や語彙がなかなか増えず、文章を読んでもよく意味の分からない部分が多いという話はよく聞きます。今日は、どうやって「一粒で二度以上おいしい」覚え方をするかという話。


また話が脱線しそうではありますが、基本的に本をたくさん読んでも国語の成績はそう簡単に上がりません。本を(楽しんで)読むことと、問題を解くために文章を読むことはイコールではないからです。


将来的には、本を楽しんで読めるような人になってほしいなという気持ちはあります。僕はせっかくこのような仕事をしている以上、受験という限定された時期にしか役立たないことを教えても仕方ないと思っています。活字の楽しさについては、それはそれで時機を見て伝えられるといいなと思います。


この話はここでストップしておきますが、「本は好きなのに国語の成績が上がらない」「成績を上げるには読書がいいと聞いたのですが何を読めばよいですか」という質問は、「バッティングが上手になるためには、どんな手袋を使うとよいですか」というような質問に近いという印象があります。

まったくの無関係ではないけれど、それだけで全体がガラッと変わるようなもんではない、という意味です。


で、漢字の話。

これまた漢字に限った話ではないのですが、僕は何につけても「一つ何か覚えるんだったらそれにくっつけて二つ、三つ関連する内容を覚えよう」と言っています。


昨日の「妖怪」の話ではないですが、子どもたちが好きなキャラクターの話をしていると、○○には強いけれど△△に対しては弱くて、□□が好きで、……と延々情報が出てきます。そこから今度は△△の話が始まって、とめどなくキャラクターの説明が続くこともあります。


その時覚えるメインのものに、いかに付随した情報をぶら下げていけるか。これが「覚える」だけではなく「覚えたものを引き出す」力をつける最大のコツだと思います。


さて本題です。


先日の授業で、常識の「識」と組織の「織」の使い分けがよく分からん、という質問をもらいました。

確かに、同じ音でちがう意味になる漢字の使い分けは分かりにくいものです。


そこで、ホワイトボードに「常識」「組織」と書いて、そこに赤色で関連する情報をどんどん書き込んでみました。


熟語の意味が分からないときは、分割して、それぞれの字を訓読みしたり、それぞれの字が含まれる別の熟語を作ったりすると分かりやすくなります。


常……日常、平常、通常、正常、非常、常時、常体、常に

→「いつも・普通」の意味。

識……知識、意識、認識、識別、識字

→「わかっている」の意味。


だから、常識は「普通だれでも知っていると思われるようなこと」という意味になるわけです。


「常識」という一つの熟語に絡めて十三の言葉を知ることができるわけです。学年によってまだ難しいかなという言葉もありますが、こういうのは昨日の「いつ習うか」と一緒で、どんどん伝えてしまって構わないと思います。


で、今度は組織。

組……組立、組体操、(学校の)組、組合

→「つくりあげられたもの/つくりあげる」の意味。

織……織る、織物

→「ものをくみあわせて作る/くみあわせて作ったもの」の意味。


機織りなどの話をすると、「織」という字が「組み立てる」と近いイメージを持っていることがよく分かると思います。


これで、組織は「ある決まりにしたがってできあがったまとまり、全体」という意味だということが理解できます。

ここへさらに部首の話を持ってきて、「ごんべん」が言葉で何かを伝えるという意味であることが思い出せれば、より「識」と「織」のちがいははっきりするでしょう。


同音異義語、同訓異字、文法の識別問題など、「似ている言葉のちがいを答える」問題は受験では頻出です。


もっと具体的な話は授業でしますが、このブログではヒントだけ書いて終わりにしておきます。

「同じ形で識別しない」ことがこういう問題を上手に解くコツです。


どういうことか気になるという方は、プラススタディのホームページ へどうぞ。

電話などでのお問い合わせもお待ちしております。


ではまた。