こんばんは。プラススタディの福嶋です。
昨日の「ス」で思い出した話なのですが。
今まで聞いたとんちというか、意味が分かるとニヤリとできるような表現の中で一番気に入っている表現です。
学生のころ、これも一緒にバンドをしていた友人の発言です。
鋭い方はタイトルと「ス」でもうお気づきでしょうか。
まずはちゃんとした表現の方から。
「互いに素」を「たがいに『そ』」と読むと、数学の用語になります。
いろいろ調べて改めて定義を確認すると、
「1と‐1以外に公約数を持たない2つの整数の関係」
ということになるようです。
「最大の公約数が1」とも言い換えられます。
互いに素な2数とは、たとえば5と11。
確かに最大公約数は1です。
ただ、今日のタイトルは「たがいにそ」とは読みません。
もちろん、「たがいに『す』」です。
詳しいいきさつは覚えてないのですが、学生のころ仲間うちで話をしているときに、ふとしたタイミングで話がかみあわなくなったことがありました。当事者の2人はそれぞれ「自分の言っていることが正しい」と思って話しているから、純粋に「なんでそうなんの?」みたいなものの言い方。
周囲は「なぜ話がかみあっていないのか」からすべて理解しているのでニヤニヤしながらなりゆきを見ていたのですが、そこで友人がぼそっと言ったのが「なんつうか、2人とも、互いに素(す)やなあ」でした。
僕は第三者だったので、聞いてすぐに意味が分かり、さらに「なんてアタマのいい表現や」と感じ入ったのですが、実際に言われた2人は文字通り「互いに素(す)」だったので、何を言われているかわからない、という感じでした。まさにぽかーん、という感じ。
これもまた、同じ漢字にたくさん読みがある、という特徴を活かしたおもしろい表現と言えるかもしれません。
ちなみに、「素」は訓読みで「もと」と読みます。味の素とか。
同じく「もと」と読む漢字を挙げてみると「元、下、基、本」など。
ということは、「基本」とか「元素」とか「元本」とかって、全部「もと」+「もと」なんですね。
そして熟語の意味もまあだいたいそんな感じ。
こういうのも、「おもしろい」と思えるような伝え方を大人ができるかどうかで、子どもの食いつきが変わってくるのでしょう。見せ方の工夫については日々精進したいなと思っています。
というわけで、ではまた。