「創発する組織」 ~「ティール組織って何だ?」part2~
ネアンデルタール人よりも力が弱く脳の容積も少ない新人類が生き残ったのは「協働する能力」に長けていたからだという。協働することを強みとしてきた我々にとって、組織論は生き残るために欠かせない課題である。
というわけで、昨日話題にした「創発する組織」について、別の視野から捉え直してみたい。
創発という生命現象を考えるとき、無機から有機が発生する仕組みを研究してきたイリヤ・プリゴジンが示した「散逸構造理論」、いわゆる自己組織化の理論がヒントになる。
どんな時に創発が起きるのか? 以下は、1997年に生化学から新しい社会の在り方を学び取ろうとチャレンジしたプロジェクト報告書「生命論パラダイムの時代」を参考にしている。(イリヤ・プリゴジン、浅田彰、立花隆、西垣通、西山賢一、松井孝典、田坂広志らが参画したプロジェクト)
「創発とは、全体と部分がお互いに影響を与えながら、調和的かつ統一的に行動し、相互に進化していく状態をいう。」
創発が起きる条件は、
1.非平衡的な環境下(加熱など)において(非平衡性)
2.環境に対して開放系の主体者が(開放系)
3.自己触媒機能を発揮したとき(自己触媒)
4.自己組織化現象と共に「ゆらぎ」が起きる(自己組織化)
5.認知フィードバック機能の下で、共鳴現象が起こり
「ゆらぎ」が「ゆらぎ」を引き起こす。(共鳴現象)
その結果、創発現象が発生し、全体的秩序(=負のエントロピー)が生まれる。
これを組織論に(私なりにちょっと無理して)落とすと、
1.何らかの強いビジョンor危機感がある中で(非平衡性)
2.社会に対し開放的にコミットする組織において(開放系)
3.何らかの動機を持った人材が動き出したとき(自己触媒)
4.組織内に意識の変化「ゆらぎ」が起きる(自己組織化)
5.対話による共鳴現象で活動が生命化していく(共鳴現象)
その結果、「創発する組織」が生まれる?
う~ん。まだまだ考えが足りないし、書ききれない。後は、実践