さっきまで家族と映画「ショーンシャンクの空に」を見ていた。高3の娘が見たいといったので、一緒に見た。見終わった後、感想を聞くのも野暮だと思いつつ、気になったので、ちらっと娘に聞いてみた。ぼそっと「面白かった」と。

この映画がわかる年頃になったことが父としてはうれしい。実は、ちょい昔、何かの折に、私が好きな映画ベスト3を娘に話したことがあった。「ショーンシャンクの空に」「ライフ・イズ・ビューティフル」「コイサンマン(ブッシュマン)」で、簡単なストーリは話してあった。

「ショーンシャンクの空に」については、深夜にたまたまBSテレビをつけたら映画がはじまり、見出したら釘付けになってしまった映画だ。後で世間の評判を知った。冤罪で終身刑となった主人公が、過酷な刑務所の中で着々と仲間を作り、希望を手放さずにコツコツと策を打っていくストーリーである。

高校のコロナ休みが終わりに近づくこともあり、余裕のある今のうちに見ておこうと思ったのだろう。

ちなみに、「コイサンマン(ブッシュマン)」はB級映画なんだけど、大学4年生の時に同級生数人で見たこの映画が楽しすぎて、その勢いで夜はどんちゃん騒ぎになった覚えがある。この映画の影響もあって、大学院に進んだ際、専門を鞍替えし生態人類学を専攻したのだった。

大学受験を控える娘に、じわじわと人類学の面白さを入れ知恵しているのだ。どんな選択をするのか?

昨日のつぶやきで、私にとって仲間と「学び合える」ことが「楽しく遊んでいる」ことに等しいと書いては見たが、ちょっと正確に表現できていない感覚が残った。

「学び合える」といっても、50:50のお互い様で学び合う関係ではなく、正確には私はほとんど(90%ぐらい?)教えを乞う側にいるのだった。

チームができるとき、いつも教える側にまわる人と、だいたい教えてもらう側にまわってしまう人に分かれる気がしている。なぜ、それぞれのポジションに傾向が出るのか? これも幼い時の習慣が、大人になっても影響しているように思えるのだけど、どうでしょう? 

自分の場合で考えてみると、こんな感じ。一番チビで3月生まれの私は、特に小学校低学年ぐらいまで、同級生ができることが自分にはできない「遅れ」のポジションが常であった。さらに、末っ子である私は、家族の中でもアホ役の「遅れ」のポジションだ。

「遅れ」のポジションで育つとどうなるのか。
➀人前ではいつも自信が持てない。
②チーム活動は、先行者にお任せし、後からついていく。
③人のやらないことをやって、遅れを帳消しにする。
④遅れを取り戻そうと、競争心が増す。
⑤先行者の失敗をよく観察して、要領よく世渡りする。
(これ全部自分のことです)

それで、大人になっても、いつも教えてもらう側にいることが多い。そのポジションが楽なんでしょうね。「学び合える」仲間なんて書いてごめんない。教えることがどうも苦手で、楽しいのは「学ぶ」方ばかりでした。

それなのに、よくコンサル業がよく務まるね、と思われるでしょう。その秘策は、またいずれ。

いつも教えてもらう側にいるのに、お金を払う側ではなく、なぜ、お金をもらう側になっちゃっているのか? これは交換経済の原則に反しているんだけど、、、。

会社つくってからの仕事の仕方と、幼いころの遊び方が似ているように思えて仕方がないんだけど、、。というつぶやき。

団地っ子だったので、何棟もある建屋の真ん中に公園があり、そこに出ていけば、誰かがいてなんやかんや遊ぶことができた。子供たちだけの安全な遊び場があった。怪我する危険は多いにあったが、車が入れないので死ぬことはない。

遊びにも流行があって、それが仲間から仲間へ伝搬していく。コマ回しでも、馬飛びでも、常連の数人で楽しんでいるうちにルールが進化していく。たまたま出来たルールが、ときに盛り上がりを見せ、騒いでいるうちに仲間が仲間を呼び大きな流行を生み出す。誰かの親から夕ご飯のお呼びがかかるまで熱中して遊んだ。

振り返ると、仕事上の仲間ができていくのにも、遊び感覚がある。経済的動機だけでは、どうも広がっていかない。何か面白いことをやり始めると人が集まり、場ができていく。その場の中から、(大人なので)何とかビジネスにも結び付くアイデアをひねり出そうと試みる。たまにそれがうまく世の中に受け入れられるとビジネスになり、そこから、また新しいビジネス、そして新しい仲間ができていく。

これは一般論ではなく、私の場合の話です。こんなこと言うとビジネスをまじめにやっている多くの人たちから怒られそうですが、「楽しく遊べる」仲間と出会うために、ビジネスに何とか結びつけて、やり繰りしている感覚です。

私にとっての「楽しく遊べる」は、スナックでどんちゃん騒ぎする系のことでは全くなく、「学び合える」ことです。これ随分まじめです。この感覚の違いで、主流のビジネス人の仲間入りができないんだな。

今の子供たちは、ネットゲームやYoutubeなど我々とは違う遊び方、違う仲間づくりをしているのだから、彼らが仕事の担い手となる未来は、我々には想像できない仕事の仕方をしているんだろう。

とにかく、幼い時の遊び方は、仕事の仕方に影響すると思う、というつぶやきでした。