会社での昼休み中に

妻から携帯へ着信があったので

電話に出ると

妻は焦っている様子だったので

 

何があったのか

と尋ねると

 

妻はこう答えた。

 

「午前中に事務所に電話があった。」

 

 

ここしばらくの間、

事務所の電話が鳴ることはなかったので

久しぶりの電話だった。

 

 

「で、どこからの電話やった?」

 

とパンダは妻に聞いた。

 

 

すると妻は

「イタリア料理のお店のオーナーからの

 電話で、来月お店をオープンするので

 相談したいみたい。」

 

 

!!!!!

 

 

初めて、身内ではない方から

問い合わせが来た!!!

 

 

パンダは内心、めちゃくちゃ興奮したが

冷静さを装いながら妻に

 

「で、なんて答えたん?」

 

と聞いた。

 

 

 

「今、代表が外出中なので

 事務所に戻り次第、こちらから

 電話すると伝えたよ。

 

 その方の電話番号を今からLINEで

 送るから、かけてくれる?」

 

と妻は言った。

 

 

「わかった。

 これから電話してみるわ。」

とパンダが答えると

 

 

妻が続けてこう言った。

 

「実は、この電話がかかってくる前に

 トド先生のところにも同じ人から

 電話があってん。

 後日、トド先生の事務所にも来所すると思う。」

 

 

 

まじか!?

 

 

 

同じ地域内で事務所を構えているとはいえ

トド先生の事務所との相見積もり・・・・・

 

 

社労士としてのキャリア

実務スキル

事務所の規模

創業年数

事務所設備

 

どれを取っても圧倒時大差で負けている。

 

 

 

初めから勝ち目はない戦いに挑むのと同じ。

 

 

 

妻からの言葉を聞いて

絶句のパンダであったが

 

 

パンダの事務所に電話をかけてくれている以上

こちらも誠実に対応しなければならない。

 

 

 

妻との電話を終えて

パンダはイタリア料理店のオーナーに

電話をすることにした。

 

 

 

電話をすると

出たのは男性で

声を聞く限り、若そうな印象を受けた。

 

 

話を聞くと

 

これまでは都会の高級店で

料理人として10年以上勤務しており

 

来月12月に初めて自分のお店を

オープンすることになったとのこと。

 

オーナー自身はシェフでもあるので

当分の間は自分1人が調理を行うので

従業員の給与計算や労務管理面での

事務作業は専門家に任せたい

とのことだった。

 

 

 

パンダにとっては

初めて身内以外の方から事務所に

電話をいただいたので

 

「今回、何を見て弊所を知りましたか?」

 

と尋ねてみると

 

 

ホームページで検索して

見つけたとのこと。

 

 

 

ホームページを公開していて

良かった

とパンダは思った。

 

 

オーナーのご自宅が

パンダの事務所から徒歩5分圏内のところにあり

住んでいる地域内で社労士を探している

とのことだった。

 

 

一通り、話を伺い

1週間後の平日午後に

打ち合わせをすることになった。

 

 

店舗は新しくできる商業施設内の

テナントとして入る予定で

現在はオープンに向けて

内装工事を行っているとのことで

 

打ち合わせはパンダの事務所で

行いたいと言われた。

 

 

「わかりました。

 では、1週間後お待ちしております。」

 

とお伝えし、電話を切った。

 

 

 

電話を終え、仕事場に戻ったものの

頭の中は

イタリア料理店からの問い合わせ

のことで一杯になっていた。

 

 

 

⇒ 第56話へ続く