名刺が出来上がったので

この名刺を早速誰かに渡したい

と思ったパンダであったが

なかなか渡す相手が見つからない。

 

 

 

自分の家族や妻の家族

職場で仲のいい先輩

には数枚配ったものの

 

 

他には特に渡す機会がなく

200枚ほど作成した名刺は

ほとんど減らなかった。

 

 

 

そんなときに

前職のP社に勤めていたときに

親会社の人事担当者だったT氏から

連絡が入った。

 

 

T氏はパンダより4つほど年上で

グループ会社内で行われた

人事部門の勉強会で知り合った。

 

 

 

その勉強会で

T氏と同じ職場で勤務しており

パンダより3歳ほど若いS氏とも

そのとき知り合い、

 

 

 

それ以降、3人で

定期的に集まり

仕事終わりに居酒屋で

懇親を深めていた。

 

 

 

パンダはP社を退職して既に

4年以上過ぎ、

 

S氏もその後、

別の会社に転職していたが

 

 

3人の交流は続いており

年1~2回は集まっては

お互いの近況報告を行っていた

 

 

 

T氏からの連絡は

久々に集まってみんなと飲みたい

とのこと。

 

 

前回集まってから

半年以上が経っていた。

 

 

 

 

この2人には

社労士試験に合格したことは

LINEで伝えていたが

直接会っていなかったし

 

 

ちょうど作成したばかりの名刺を

渡す絶好の機会だった。

 

 

 

飲み会当日

 

社労士試験の合格と

事務所を3月に開業する旨を

伝えた上で

名刺を2人に渡した。

 

 

 

名刺を渡した後

いつものように

お互いの近況報告をしていると

 

 

 

S氏が勤めている会社では

最近、社労士と顧問契約を

結んだとのことだった。

 

 

もう少しパンダが早く開業してたら

パンダと顧問契約を結んだのに

 

と冗談まじりに言われた。

 

 

 

パンダにとって

残念という気持ちは無かったが

 

自分もいつかは

顧問契約を結ぶのかな?

 

と思った。

 

 

 

 

その飲み会が終わって数日後

 

 

今度はP社で同僚だったA氏から

連絡があり、

P社の同僚たちと飲まないか?

という誘いがきた。

 

 

ここでも

パンダは社労士事務所の

名刺を配り、挨拶した。

 

 

 

あつまったメンバーからは

パンダ先生!

と呼ばれ、

 

 

先生とかやめてくださいよ。

とパンダは返すも

 

 

本音は、先生と呼ばれて

少し嬉しかった。

 

 

 

 

この2つの飲み会が終わった後、

パンダは他の会社にも挨拶に行こう

と思い

 

 

 

G社の人事部長や

H社の上司に連絡した後

会社訪問し、

社労士事務所開業の報告をした。

 

 

 

そして、

パンダにとって最初に就職した

動物園にも挨拶に伺うため

本社へ連絡した。

 

 

 

本社に電話をかけると

たまたま当時、同じ総務部で

勤めていた1つ上の先輩が応対してくれ

 

さらに、その方が現在

社長の秘書を兼務という偶然も重なり

 

社長との面談のアポを取ることが出来た。

 

 

 

後日、

パンダは妻と一緒に

本社を訪問した。

 

 

妻も動物園で勤務していたので

社長のことは知っていた。

 

 

 

本社に到着し、

応接室に通される。

 

 

 

本社の応接室に入るのは

2人とも採用面接以来。

 

 

 

そのため、

なんとも言えない緊張感があった。

 

 

 

しばらくして社長が応接室に

入ってこられた。

 

 

 

社長とは約10年振りに

お会いしたので

はじめは緊張したが、

 

名刺交換を済ませた後は

双方の近況報告からプライベートな話まで

和やかな雰囲気で時間が過ぎていった。

 

 

 

このようにパンダは

前職への開業報告を終え

3月を迎えた。

 

 

 

⇒ 第26話へ続く