社内のプロジェクトで

就業規則等の社内規程の見直しを

行うことになったパンダは

 

当初、プロジェクトリーダーである

本社の総務部長から言われた通り

1カ月に2規程の見直しを

行っていった。

 

 

就業規則に付随する

育児休業規程や

安全衛生管理規程、

継続雇用規程などから

順番に見直し案を

作成した。

 

 

そして残すところは

就業規則とパートタイマー就業規則

となった。

 

 

 

これまでの見直し案を作成してきた

諸規程とは違い、

就業規則は膨大な量で

内容も広範囲である。

 

 

そもそも就業規則の全面改定に

取り組むのは、

パンダにとっては初めてのこと。

 

 

 

これから、どうやって

改定案を作成していくか

パンダは頭を悩ませていた。

 

 

 

そこで、パンダは

社労士の師匠であるトド先生に

連絡をしてみた。

 

 

 

すると、トド先生から

 

ちょうど今週末

顧問先の就業規則の改定を

行うけど、良かったらその作業を

見に来るか?

 

と言われた。

 

 

 

なんという偶然

 

 

 

パンダは週末に再び

トド先生の事務所を訪問することになった。

 

 

・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

 

週末になり、

朝の10時にトド先生の事務所を

訪問する。

 

 

事務所内に入ると、

トド先生はすでに

パソコンを起動し、

就業規則の改定作業を

行っているようだった。

 

 

 

隣に座るように言われたので

トド先生のとなりで

作業の様子を眺めることにした。

 

 

 

しばらくパソコンの操作が

続いたところで

トド先生から就業規則作成の

大まかな流れを説明してもらう。

 

 

 

まず初めに行うのは

企業内の実態調査。

 

 

始業時刻、終業時刻

労働時間はどうなっているのか?

 

仕事の種類は?

 

有給休暇はいつ付与しているか?

 

定年の年齢は?

 

・・・・・・・など

 

 

労働条件や雇用環境の実態を

ヒアリングする。

 

 

 

その後に

就業規則のひな形をベースに

 

ヒアリングした内容や

現在ある規程とを照合しながら

規則に落とし込んでいく

 

 

 

ある程度のたたき台が完成したら

企業の担当者と擦り合わせを

行い、細かな修正をかけていく

 

 

 

大きく分けると

このような流れに沿って

就業規則の作成を行う

とのことだった。

 

 

 

一通り説明した上で

トド先生の事務所で使っている

就業規則作成時のヒアリングシートを

見せてもらった。

 

 

聞き取りする内容は

細分化されていた。

 

 

 

トド先生から

 

ヒアリングシートは持って帰っていいよ。

参考にしたら。

 

と言われたので有難く頂戴することにした。

 

 

 

就業規則のひな形は

事務所独自のもので、

社労士事務所によって考え方や

条文の構成などが違うので

それは自分で作った方がいい

 

とのことだった。

 

ただ、一から作るのは大変だから

参考書として使える

就業規則の作成マニュアルを

いくつか教えて頂き

 

 

さらに事務所内にあった

就業規則マニュアルを1冊

手に取り

 

 

これ、結構役に立ったからあげるわ。

 

 

と言い、パンダに手渡した。

 

 

 

 

本当、相変わらず太っ腹である。

 

 

 

その後は、実際に作業の一部を

パンダにもやらせてくれ

夕方まで、就業規則の作成方法について

教えてもらった。

 

 

 

夕方になり、区切りがついたところで

 

 

今日は手伝ってくれたから

ご飯でも行こか?

 

 

とトド先生は言った。

 

 

 

 

いやいや、こちらからお願いして

教えてもらっているので

御礼するのは私のほうです。

 

とパンダは言い返したが

 

 

 

まぁ、ええから。

何食べたい?

 

 

 

と言われ、その後

焼肉屋でご馳走になった。

 

 

 

 

結果、大変収穫の多い1日となった。

 

 

 

⇒ 第36話へ続く