就業規則の作成方法を
師匠のトド先生から教わった後、
パンダは
勤めている会社の就業規則
の改定に取り組んだ。
とは言え、
パンダはB社に勤めてまだ2年。
その上、支店勤務ということもあり
社内の実態を
全て把握できていなかったので
プロジェクトメンバーである
本社の総務部長、総務課長
と定期的な打ち合わせをしながら
改定作業を少しずつ
進めていった。
さて、3月に開業登録をしてから
3ヶ月が経過しようとしていた。
社労士の登録をすると
毎月、所属している社労士会の会報誌と
連合会が発行している「月刊社労士」
という冊子が送られてくる。
パンダの開業した年は
社労士制度が出来てちょうど50周年の
記念イヤーであった。
社労士会の会報誌には
50周年の記念事業の実施について
色々と記載があった。
その中に
「支部対抗ボウリング大会」
を実施するという記事があった。
まず支部内で予選会を行い
上位者を支部から選抜し
各支部対抗で決勝大会を行う
という内容だった。
パンダは、
ボウリング自体、
得意という訳ではなかったが
支部の先生方と親睦を深められる
いい機会でもあったので
参加することにした。
支部の予選会当日、、、、、
会場のボウリング場に到着すると
約40人の参加者がすでに
レーンごとに分かれてスタンバイしていた。
パンダは受付を済ませて
自分のレーンに向かうと
50代と60代の先生が座っていた。
パンダは自己紹介をし、
2人の先生と名刺交換を行った。
若いね。何歳?
と片方の先生から聞かれので
年齢を伝えると
息子と同じくらいやな。
と言われた。
以前、支部の総会に参加したときも
感じたが、年配の先生が多い。
若い先生も社労士登録をしているとは思うが
このボウリング大会に参加している中では
パンダが最年少だった。
参加者全員が揃ったところで
予選会の運営を担当している先生から
ルール説明があった。
個人対抗戦で2ゲームを行い
合計得点で順位を決定するという
シンプルなもの。
優勝者をはじめ
上位成績者は本選への出場権が
与えられるのに加えて
賞品もあるとのことだった。
それを聞いて
俄然やる気が出てきた。
参加者はみんな
パンダより年上の先生ばかり。
ひょっとしたら優勝できるかも。
と淡い期待を抱きながら
ゲームがスタートした。
前述の通り、
パンダは別にボウリングが特別
上手い訳ではない。
そもそも
学生時代にボウリング場に行って以来
10数年ぶりのボウリングだった。
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1ゲーム目が終わり
パンダのスコアは130点台
いたって平凡である。
優勝できると少しでも思っていた自分が
恥ずかしくなってくる。
その後も淡々と消化し、
2ゲームが終了した。
2ゲーム目も1ゲーム目と同じく130点台。
学生の頃は
もっとスコア高かったのにな。
と負け惜しみをいいつつ
結果発表を迎えた。
上位3位から順番に発表となった。
3位の合計得点が267点
2位の合計得点が269点
と発表された。
えっ?
2位で260点台?
パンダの想像していた点数よりも低い。
自分はてっきり上位には入っていないと
思っていたので、
パンダは自分の合計得点をはっきりと
覚えていなかった。
けれども、1ゲーム目も2ゲーム目も
130点台だったので
ワンチャン可能性が出てきた。
そして司会者が優勝者を発表する。
優勝は、合計で270点を獲得した
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「パンダ先生です」
!!!!!
まさかの優勝だった。
しかしながら1ゲームあたりの
アベレージは135点
ボウリングをしたことがある人なら
わかると思うが、
全然大したスコアではない。
おそらく男性の平均スコアだと思う。
なので、胸を張って優勝した
とは言えなかったが、
優勝インタビューということで
参加者みんなの前で一言挨拶をした。
そして、気になる優勝賞品は
布団のマット(ニトリのNクール)だった。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・微妙。。。)
何はともあれ優勝したことで
本選への出場権を獲得し、
8月に開催される決勝大会に
支部代表として参加することになった。
⇒ 第37話へ続く