半年ぶりの人事仲間との飲み会で

S氏より仕事依頼の相談があり

パンダはS氏が勤める会社を

訪問することになった。

 

 

 

S氏が勤める会社は

医療福祉関係の事業を行っており

従業員数は4000人を超え

株式上場も行っている大会社。

 

 

そんな会社からの仕事依頼

ということで

 

どんな仕事なのか?

開業したての自分が受けれる仕事なのか?

 

という不安は正直あった。

 

 

 

訪問日当日

 

 

パンダは自身が勤めている会社には

午後休の届出を出し

 

午後から

S氏が勤める会社へ向かった。

 

 

 

パンダが勤めている会社とは違い

オフィス街のど真ん中にある

高層ビルの中に

その会社はあった。

 

 

 

エレベータで18階まで上がり

入口の内線電話で

 

 

”社会保険労務士のパンダです。

 S課長と14時よりお約束がありまして

 お伺いしました。"

 

 

と受付に伝えた。

 

 

 

 

応接室に通され

ソファに腰掛けながらも

 

どんな仕事やろ?

 

という思いで

落ち着かなかった。

 

 

 

しばらくしてS氏が応接室に

入ってきた。

 

 

「お待たせしました。

 わざわざお越しいただきすみません。」

 

と言ってソファに腰掛けた。

 

 

 

これまでS氏とは飲み会で

会話することはあったが

商談を行うのは当然初めて。

 

 

 

応接室で1対1の商談となると

いつもとはやはり雰囲気が違う。

 

 

 

パンダは少し緊張しながら

S氏と一言二言交わした。

 

 

 

そしてS氏が

今回の仕事の依頼について

話し始めた。

 

 

 

「実は、弊社では従業員の給与計算や

 人事考課や異動等の管理をするために

 『カンパニー』というシステムを

 導入したんです。

 

 で、弊社の従業員と子会社を従業員の

 管理はこのシステムで行っているのですが

 このシステムの運用が結構大変なんです。」

 

 

 

カンパニー(CAMPANY)というと

人事部門で勤務したことがある人なら

知っている人も多いと思うが

 

大企業向けの総合的な人事管理システムである。

 

 

 

パンダは前職で似たような人事管理システムで

『SAP』を少し使用したことはあったが

CAMPANYは名前しか聞いたことがない。

 

 

そんなシステムの運用を

パンダに任せるのか?

と思いながら、S氏の話の続きを聞く。

 

 

 

「で、最近1社MAで子会社となった

 会社があるのですが、

 従業員数が10人足らずなので

 CAMPANYで管理するのも

 返って負担になるような気がして。

 

 そこで、この子会社の給与計算と

 社会保険等の手続きをお願いできない

 かなと思いまして。」

 

 

 

なるほど。

それだったら出来そうかも・・・

と思い

”私でよければお受けします。”

とパンダは答えた。

 

 

 

詳細を聞くと

 

業種は医療福祉関係

従業員数は8人(うち正社員3名)

これまで給与計算等は別会社に外注

事業所の所在地は東京

 

とのことだった。

 

 

 

続けてS氏から

こう言われた。

 

 

「実は、弊社で顧問契約している社労士法人に

 この件をお願いしたところ、

 受けてはくれるみたいですが、

 反応が微妙でして・・・。

 

 その社労士法人からは月額報酬が5万円の

 見積りをもらっているので、

 その金額以下で受けて頂けるのであれば

 パンダさんにお願いしたいと思っております。

 もちろん私の一存で決められることではないので

 最終的には会社の決裁が必要となりますが。

 

 とりあえず、一度お見積りいただけますか?」

 

 

 

”わかりました。では、見積書を作成し

 近日中にお送りします。”

 

 

と伝え、パンダは会社を後にした。

 

 

 

⇒ 第48話へ続く