①今までの会計
②IFRS(国際会計基準)の会計
今回は、特定の業種にしか関係しないかも
知れないですが、長期の期間にかかわる
売上計上について。
(たとえば、建物を建てたり、システムを
2年以上にまたがって構築するような会社)
①今までの会計では、仕事自体が完成し
相手に引渡したとき(年度)に全売上を
計上する。ただし、それまでにかかった
費用については、売上を計上するときまで
繰り越す。というのが一般的でした。
このやり方で、問題なのは、仕事ですから当然
利益が出る(はず)のですが、その利益は
完成した年度にすべてあがるということです。
1年目の費用が500万、2年目の費用が300万
売上1200万の仕事があったとすると、
利益の400万は2年目にすべて計上されます。
②IFRSの会計では、作業進捗に応じて費用も
売上も計上するやり方です。
上の例で行くと、1年目の費用は500万。
売上は、1200万 × (500万 / (500万+300万) )
つまり、750万が1年目の売上で利益が250万。
2年目は、費用が300万。売上が残りの450万で
利益が150万。
2年間の仕事の利益が2年目にすべて計上される
①のいままでの会計より、②IFRSのほうが
正しいように見えますが、問題は売上額を
どのように分けるかです。
上の例では、費用が2年合計で800万かかって
いるのでそのうち500万分の売上を1年目に
計上してますが、これは、2年間終わって
初めて確定する数字です。
1年目が終わった段階で、全作業のうち終わった分の
金額を正確に予測できることが前提でないと
売上の根拠がまったくありません。
実際には、IFRSでも、正確に予測できない場合は
①のいままでの会計と同じ完成時に全売上を
計上するとしています。
(だったら最初から言えって・・・m(__)m)
ちなみにこの件は、①のいままでの会計手法を
IFRSでも選択される可能性が大。