同じことが起きても、人によって反応は違います。

大きな問題だと感じる人もいれば、

「まあ、そんなこともあるよ」

と受け流せる人もいる。

すぐに行動する人もいれば、

まず様子を見る人もいる。

誰かに相談する人もいれば、

一人で考える人もいる。

どれが正解なのでしょうか。

私は、

「正しい反応が一つある」

とは考えていません。

人には、それぞれ違う経験があります。

大切にしているものも違います。

不安を感じるポイントも違います。

過去に身につけた対処の仕方も違います。

だから、同じ出来事でも、受け取り方が違って当然です。

ここを理解していないと、

「どうしてこの人は、こんなことで怒るんだろう」

「どうして、この人は何も感じないんだろう」

と、お互いを理解できなくなります。

でも、

「この人には、この人なりの反応の仕組みがある」

と考えてみる。

すると、人を見る目が少し変わります。

これは相手をすべて肯定するという話ではありません。

相手の行動を理解することと、相手の行動を許すことは別です。

ただ、

「理解できること」と「同意すること」は違う。

この区別ができるだけでも、人間関係は少し楽になります。

そして、これは自分自身についても同じです。

「なぜ自分は、ここでこんな反応をするんだろう」

そこに興味を持ってみる。

自分の反応を研究してみる。

私は、人間を知る面白さは、こういうところにもあると思っています。

 

 

心の備蓄実装プロジェクト

Psychological Stock Implementation Project(PSI-Project)