記事の締めくくり~昭和の空気漂うレトロなスポット・ニューマスターチ~ | 植民所在地3丁目

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Alfooでのブログ『誰も知らない植民所在地』の発展系。所在地わかりました。

でも書いてることは変わらない。

12月に入って怒濤の記事追い上げラッシュでした(笑)

2023年アメブロ記事の締めは、「実家のように居心地の好い帰る場所」をテーマに、静岡県にあるお気に入りスポットを紹介したいと思います。

 

以前、どこかの記事でもおはなししたように、私は今年に入って静岡県から宮城県に引っ越しました。ただ、様々な理由から、引っ越してからも1年程度は前にいた地域には赴くことがあります。岐阜県から静岡県に引っ越した後もそうでした。

 

それは、やはり限られた期間では各地の見どころを制覇できないというのもありますし、未練もそこで生じてきます。人々との繋がりもあります。

また、転勤族なので、住んでいる日常から未練を残さないようにその地との関わりを大切にしていますが、転居後、完全に地域の輪から外れた旅人としての視点でも、かつて自分がいた地の見え方はかなり変わってきます。自分がいなくても世界は変わらず回ることを肌で感じて寂しくなる時もあるけれど、自分の居場所は今は別にある、と再認識させてくれます。だから、今いる地を悔いのないよう、懸命に生きようと思える。

 

岐阜も静岡も、そして宮城も、転勤がなければ出逢うことのなかった地。

殊に、宮城に至っては九州民からすれば「思ったより遠くへ来たな・・・」と感じざるを得ませんが(笑)、この地でも自分の居場所を見つけられそうな気がします。

 

 

そう、ここでようやく本題へと繋がっていくわけですが(長!)私は各地に引っ越すと、必ず常連となるお店やお気に入りスポットを作るようにしています。顔見知りを作るというよりは、安心できる場所を家以外にも作るというのかな。家にはゴハンがないから・・・

人との繋がりは、そこから派生して自然と出来上がっていきます。

 

 

岐阜にも、そして静岡にもその場所はあって、静岡市葵区の人宿町(ひとやどちょう)という地区は、再開発の過程やコロナ禍の苦しみも間近で見てきたので思い入れもひとしおです。

 

 

そこで特にお気に入りだった喫茶店に、ヒトヤ堂というお店がありまして、外観の写真は何故か紛失してしまったものの

 

こんなメニューや

 

こんなメニューや

 

こんなメニューを提供してくれるレトロな純喫茶です。

 

そんなヒトヤ堂、「ヒガクレ荘」という少し変わった本屋さんも経営しているのですが、2023年3月、私の宮城異動が決定した時期に新たな事業を始めていました。

 

 

その名も、HOTELニューマスターチ。

 

 

同じ場所にもともと「マスターチ」というビジネスホテルがあったそうで、閉業したホテルをヒトヤ堂の人たちがリノベーションし、オープンに至ったのだそう。今回は静岡に行く用事もあったので、「外側の人間」として泊まってみたのでした。

 

 

ただ、このホテル、静岡駅からは少し離れた位置にあり、更にいうと私が住んでいた家よりも離れたところにありました(爆)

あと、昔ながらの商店街である駒形通りや住宅地が広がる中にあるので、夜は人通りが少ないです。

 

ホテルというよりゲストハウスに近いので、シャワーやトイレは共同で、個室にはありません。チェックインも非対面。

 

部屋のつくりも簡素ですがお洒落です。間接照明なのがいいですね。テレビがないのも◎。

 

そういえば、宮城に引っ越して一番大きな変化は、テレビのない生活を送ることになったことでした。不便になるかと思いきや・・・これが、快適。

もともと、背景に音がないと気分が落ちるタイプで、静岡時代まではテレビを常につけっぱなしにしていたのですが、それはそれで情報過多でかなりストレスだったのだなと気づきました。今はもっぱらYouTube。

YouTubeの面白さを知って、若者がYouTuberになりたいと言う理由がわかりました電球私もやってみたくなったもん!笑い

 

マスターチのペン。かわいい。こちらは個室にあったものですが、フロントで購入できましたよ。

 

私が宿泊した日は人が少なく、特に1日目はほぼ貸切状態でした。そのため、かなり自由に建物内を探検。

 

ウォーターサーバールーム。

 

アメニティールーム。

 

基本はセルフサービスなので、このように各階に備えつけの部屋があり、必要な都度取りに行く形式。いちいち個室から出る必要があるので手間といえば手間ですが、開放されている部屋も多く、自由に出入りができるという点で私はかなり好き。

 

卓球室。一緒にやる相手がいないので撮影だけして帰ってきたけど。。。

 

談話室。話し相手はいないけど。。。

 

\どしたん?話聞くよ/

マスターチのおじさまが相手をしてくれました。

 

談話室にはUNOや将棋、けん玉など様々な玩具がありました。けん玉しか実質できなかったけど。。。

\おじさん!やったよ!側面に載せることはできた!/

 

シャワールームに続く道。

 

 

シャワールームの方は本当に簡素なシャワールームでしたが、シャワールームと反対側にあるおふろ文庫はマスターチの売りの一つ。

 

 

 

 

 

ここは、もともと大浴場だったのを文庫にリノベーションしたのだとのこと。

 

 

 

硫黄のにおいが漂うオシャレな空間で、本を自由に読むことができる。

貸出もしていて、自分の個室に持ち帰ることもできます。

 

 

次なる見どころは、1Fで経営している喫茶。日曜日はジンバー、水曜日はミルクカクテルのお店をしているそうですが、私が宿泊した時に行ったのは「喫茶コマガタ」

 

いい雰囲気出してる。閉店時間が近かったこともあってか、こちらもほぼ貸切。

 

純喫茶といえば、ナポリタン!

 

追加でついついコーヒーとケーキも注文照れ

 

何か一つは記念品が欲しいと思い、フロントでオシャレな香水を購入。

この香水、それこそ「アメリカに憧れて背伸びしていた頃の昭和の日本」(わかります??汗うさぎ)のようなスモーキーな香りがして、テスターを試してすぐに気に入ってしまいました愛 2024年は、レトロでスモーキーなアダルティでうくでいく!(好きにおし)

 

 

最後に、ホテルの最上階にあるパーラーマスターチへ。

 

 

パーラーマスターチはいわゆる朝食会場ですが、モーニングをしているのは基本週末のみのようでした。

 

なので、1日目の朝食はヒトヤ堂でいただきよだれ

 

2日目にパーラーマスターチでいただきました。

 

夜は0時まで開放されているので、ここもまた、談笑したり本を読むことができました。

 

 

本棚にヒカルの碁があって、ついつい閉室まで読みふけり。

 

「佐為いぃぃぃい!!!消えるなああぁぁぁ!!!」

 

という叫びが静岡中に轟いたとか轟かなかったとか。

 

この会場、朝になるとなんと富士山が眺望でき。

 

(右端にあるのは私の食べかけの朝食)

 

食べるのも忘れて写真を撮りまくっておりました。

 

 

今回の旅は滞在期間中ずっと富士山が見えており、すごく歓迎されているように感じましたラブ

 

(行きの新幹線も!)

 

 

 

さて、これで私の今年の記事は終了です。

2024年も、この写真のように綺麗な富士山を見ることができる縁起の良い年となりますように。

 

 

オーナメント皆さま、ぜひとも良い年をお迎えください乙女のトキメキ