(むらさき音符ひっかる くもーつきぬーけふぁーいあうぇーピンク音符)※BGMとしてお聴きください

 

これまでのあらすじ

伍つ(いつつ)揃えると願いを叶えてくれるという玉を集めることになったでうくさ。これまで集めた玉の数は仙台東照宮と榴岡天満宮の二つのみ。残された日数はあと三日。そして神社の方角は全部バラバラとなっておる。

さぁ、どうするでうくさびっくりマークはてなマーク

 

A. どーもこーも行くしかねーだろオメーびっくりマーク

  なーに言ってんだー!?(行かない選択肢がない)

 

 

そういうわけで、最近ちょっとお疲れ気味の体にガンバレ手っつって行ってきました(どこに?)

 

A. ここに。

 

ここだけで、なかなかの高さがあることはおわかりいただけますでしょうか(わかってほしい・・・付けまつげ)。

 

そういえば、この高さに来るまでに、このようなものに巡り合いました。

 

愛宕山装飾横穴古墳。一見して古墳とも、石室がどこにあるのかもわかりませんが、仙台駅に繋がる大通りということもあり、地下部分に全て覆っているとのことです。

7世紀後半から8世紀初頭、ほぼ平安時代に差し掛かる年代にできたと思われるこの古墳。古墳時代はもう少し前ではなかったか?という違和感を抱かせますが、東北・北海道は古墳時代に関してもタイムラグがあるらしく(北海道でも古墳が造られていたんだって!)、10世紀頃まで古墳が造られていたのだそう。それらは末期古墳(北海道式古墳・蝦夷系古墳)と呼ばれ、関東以西の古墳と造りも異なるのだとか。

こちらの古墳では、4人分の被葬者と思われる人骨が発見されています。

本当は、この古墳だけではなく愛宕山(愛宕神社)一帯にかけて複数の古墳群があったそうなのですが、それらについては発見されたのが戦前だったこともあり、近代化のため取り壊されてしまったのだそう。

 

 

さてさて、これまで過ごしてきた地域との様々な違いについつい興奮してしまいましたが、本題はここから。

 

 

ここから・・・・・・

 

 

こ。。。。。。

 

 

ウワーキレイデスネー

 

上のとは別の鳥居デスヨ

 

 

よ、ようやく!?

 

この愛宕神社は、もともと伊達政宗の出生地・山形県米沢市にあったものが、政宗の移封に合わせて岩出山(宮城県大崎市)、そして仙台へと移転されたものです。同様に政宗の移封によって移転された神社には大崎八幡宮がありますが、政宗との付き合いが一番長いのはこの愛宕神社かもしれないですね。

 

いいですねー主とともに移転する神社照れ

熊本だと、藩主はみんな本州からあてがわれた人なので、戦国時代の前と後では歴史が続いていないのですよね(ちなみに、戦国時代で敗れた肥後菊池氏は東北に逃げ延びたとする伝説があり、実際、菊池さん、菊地さんという名字のかたになかなかな高頻度でお会いします。更には、肥後菊池氏の系譜を辿ると藤原氏に行き当たる・・・と、藤原氏といえば東北だと奥州藤原氏・・・と、またまた脱線気味に)。

大崎市にある伊達政宗の最初の居城・岩出山城跡も夏に訪問済なので、そちらもまた別の記事に上げられたらなと思っています。

 

拝殿に進む前に、こんなお石が。

 

仙台愛宕山の経緯度測点標石。

 

へぇ~興味深い!

 

ようやくの拝殿はコチラ。

 

 

ぬお。神主さんが紙垂を振っていらっしゃいました。

 

そういえば、愛宕信仰の神は火の神様ですが、この神社には水の神様である龍神様も祀られていた。

 

 

あと、この神社は「辰巳歳生一代守護」とのことであり、辰年、巳年生まれの守護神社でもあるらしい。

へぇー!愛宕信仰ってお寺の大日堂みたいな、守護する干支の割り当てがあったりするんだなぁー!と無知全開で納得していたのですが、愛宕神社が辰年、巳年生まれの守護神社なのは基本ここだけらしい。

どうして!やっぱり、伊達の独眼竜だから!?(左矢印言いたいだけ)

 

ググってみると、神仏分離以前は、普賢菩薩も祀っていた神社らしく、普賢菩薩が辰・巳の方角を守護することからこの神社が辰年、巳年生まれの人を一生守護してくれるという意に転じたのだとか。

 

まじか。。。思いっくそ豆しばみたいに「ねえ知ってる?愛宕神社って辰・巳年の人を守ってくれるんだよ~」って周囲に言いふらしてしまった。。。

 

 

辰巳の守護に絶対あやかってやろうという気概を感じる社がコチラ。

 

 

神主さん絶対東北楽天ゴールデンイーグルスのファンだと思う。

 

 

あと、艦これの軍艦愛宕ちゃんのお話をした友人に送りつけた写真がコチラ。

 

艦これには詳しくないので、軍艦愛宕のことも全然知らなかったのですが、有名な軍艦だったのだなと今更ながら。もちろん黙祷しました。

 

 

 

愛宕神社を訪問したのは11月後半だったのですが、この辺りから一気に紅葉が進み。とても綺麗でした。数日後に行った青葉神社と宮城縣護国神社は、紅葉がもっと進んでいます。

 

仙台駅方面。目の前を流れる川は、仙台市のシンボル広瀬川です。