気がつけば年の瀬･･･皆さま、大変ご無沙汰しております。
むしろ、忘れられてはおりませんでしょうか･･･
フォローさせていただいている皆さまのブログは、ちょこちょこと更新を確認しておりましたが、全体的にはアメーバに低浮上だった気がします。
生きたーって感じがしました2019年。様々なかたに生存を確認されながら(笑)、そして時には引き上げてもらいながら、今年果たす分の役割はなんとかこなしていけたのではないかな、と思います。質は･･･どうであれ、やると決めたことはやったというか。
今年は引越しもあったし、様々な環境の変化や人との出会いがあって、刺激的でとても視野が広がりました。
引っ越してwifi環境がなくなり、使用する媒体がPC→スマホになったからかTwitterをよく確認するようになったのですが、自分より若い人とやり取りすることも増えてきて、若い人の価値観や社会の捉え方もツイートの節々から読み取れてなるほどと感じるし、年齢を超えた趣味の共有もできるようになってとっても楽しい。そして、アイビスやツイキャスといった少しコツが必要なアプリなども、サラッとやって上げてくれるのでものすごく勉強になります。
また、お芝居の方にも参加させてもらえることになり、「おしり！おしりと腰の動きはそんなにくねくねしてるのに上半身はなんでそんなにガッチガチなんだ！」と基礎からすぱぁん！と指導されるなど、この年齢になると仕事でもここまでスッパリ言われることもないだろうなぁという学びの機会を得られることも新鮮(言っておきますけど、私はMではありませんからね！
)。加えて、今年は熊本と静岡の両方の舞台に立つことができ、両方とも幕末維新を背景とした歴史劇だったので、いわゆる新政府側と旧幕府側双方の視点でその“時代”を見ることができたのは貴重でした。同じタイミングで双方の役を経験できたというのが恐らく重要で、それぞれの想いや苦労の違いを比較しながら考えることができたからこそ役の感情を深めていくことやその時代全体、その舞台全体の中での立場を考えることができていったのだと感じます。
それにしても、中でも難しいながらも面白かったのがそれぞれの役の区別で、両方とも女性役ながら当初のオファーは熊本の方は「常に笑って、自ら前に進んでいくような、情熱的で気丈な女性」、静岡の方は「陰から見守り、一歩下がってついてゆく、奥ゆかしく気品のある女性」と、女性に対するイメージが全く違うこと。からゆきさんのような貧困家庭での身売りや女性解放運動をモチーフとした役柄と、茶道を極めた家の出身で武家の妻といった役柄の違いもありますが、女性の県民性の違いみたいなものが見えて面白かったです。
自分のお芝居の特徴もなんとなくわかってきて、声の抑揚をつけるのはどうにも苦手ですが表情については割と熊本でも静岡でも褒められていたので、強みとして今後も磨いていきたいと思います。
東京が近くなったことや、友人の趣味に染められたこともあって、一人ではまず行かないライビュやフェスなども参加しました。私の肌とはやはり違いますが、楽しいは楽しいし、お芝居を始めたことでまた新しい視点で見られるようにもなったし、機会があればまた参加したいです。
仕事面でも最近は色々と考えさせられることが多いです。自分の仕事の向き不向き、頑張り続けるのか諦めるのか、どういった方向に進むのか、自分の課題は何か。
ここについては、仕事だけでなく生き方そのものも深く考えさせられることとなり、厄年も目前にしてか心身ともに踏ん張りがきかないことが増えてきて「自分はこんなに脆かったのか･･･？」と愕然とすることが何度もあったのですが、自分の弱点と向き合わずにとにかく先に進もうとすることを“がむしゃらに頑張っている”と勘違いしていたのだと、ようやく実感した気がします。これは現在の上司に結構根気強く教えてもらったところがあり、自分の育ち方とか、自分の人間関係の作り方とか、誰にも責任を求めたくないから敢えて考えずにいたところと向き合わないといけない状況がたびたび出てきて、人によっては別に向き合う必要がなかったり、肌感覚でできることだけど「私はそういう人ではないんだな」と仕事を通じて学ぶことができました。私は仕事は稼ぎを得るための「たかが」の位置づけで十分であるべきだと思っているので、逆に仕事を通じて自分の人生を振り返らせてくれるなんてえらく贅沢だなあと感じるのですが、そういえばその“たかが”仕事に殺されかけてから1年も経っていないことを思い出し、持ちつ持たれつだしなんならまだ足りないくらいだなと思いました(笑)
今年は本当に人と場所に恵まれました。来年も続いて欲しいけど、難しいか
まぁ、続いても飽きてしまうと思うので、別にいいか(笑)
来年はもう少しこちらにも浮上できればなと思っています。浮上したときはまた、よろしくお願いします