静岡県民になって早半月が経とうとして・・・いますが、早くも週末、岐阜に里帰りしておりました。というのも、岐阜を離れる直前にこんなことを知ってしまったからです。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館@SORAHAKU324
1周年記念イベントの1つ、特別企画展「火星への旅」を3月31日まで開催中です。期間中は10数億年前の火星の情報を持っているナクラ隕石を展示。また、火星ローバーの操縦体験(写真)や火星儀製作教室などのワークショップは3月29日まで毎… https://t.co/DaqbhxVcRz
2019年03月22日 17:17
結局バタバタしていてどのイベントにも参加できなかったんですけどね!!でも、火星探査車オポチュニティ&キュリオシティが展示されていると知った以上、行かないという選択は私にはなかった・・・ナクラ隕石を触ったり、最新の火星探査事情を聞いたり、ローバーの操縦体験ができなかったのはかなり・・・かなり悲しいけれど!火星儀ならあたしだって持ってるし!キュリオのペーパークラフトだって持ってるし!悔しくなんてないんだからあ!!
・・・というわけで、岐阜に住んでいた頃には一度も訪れる機会のなかった岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に、はるばる静岡から5時間かけて(懐が苦しいので鈍行で・・・)行ってきました。次はどこに飛ばされるかわからんからな、近隣の県でいるうちに行っておかないと。
あ、私は航空の方は興味が薄いので写真にさえ収めていませんが(爆)、この博物館の最大の目玉は、旧日本陸軍の三式戦闘機「飛燕(ひえん)」で、各務原で昭和16年に生まれ、世界で唯一、ほぼ完全な姿で現存する機体です。興味は確かに薄いですが実際に見る姿は圧巻も圧巻で、結構な時間目を奪われてはいましたよ。ただ、無知ゆえにそれが飛燕だとはわからなかった・・・(爆)
帰りの時間の不安もあり航空についてはかなり巻きで回った挙句に順路を間違え(最終的には時間に余裕ができたので、航空の方も割とじっくり見て回ったり、ボランティアガイドさんに国際宇宙ステーションの内部やはやぶさ2のサンプル採取の方法について教えてもらったりしていました)、本来は最後にお目にかかるハズのキュリオシティに最初に出逢いました。
うおっ!でかっ!ゴツっ!!
キュリオシティ(正式名称:マーズ・サイエンス・ラボラトリー)。身長は210cmで実寸大なので完全に見上げる形に。横にもデカいし(長さ300cm、幅280cm)、かわいらしい愛称の割にゴリゴリ岩をも砕きます!的な風体。キュリオシティはオポチュニティ(&スピリット)を発展させたローバー(探査車:火星に着陸し、地面を移動するロボット)であり、その分いろいろな機器を搭載させた結果、こんなゴツい姿に!体重は900kg。
役割もオポチュニティの任務を発展させたような形で、過去と現在の火星における、生命を保持できる可能性について調査すること。現役で働いています。
そして・・・
きゃー!!オピー!!
マーズ・エクスプロレーション・ローバー(スピリットとオポチュニティの双子の車)。この子が以前の記事で私が騒いでいた探査車です。キュリオと比べると目線はだいぶ近く(身長150cm)、体重もキュリオのどすこい900kgと比べると185kgとかわいく収まった感じ。
オポチュニティの功績は大きく、火星に水が存在した証拠を発見したのはこの子です。それにより火星にも生命がいた(いる)説が濃厚となり、キュリオシティとともに火星の生命の可能性について調査をしていました。
オポチュニティは(たぶん)NASAに最もかわいがられている探査機の一つで、「イーグル・クレーター」「オポチュニティ・リッジ」「マラソン・バレー」など、オポチュニティの動きに由来して名づけられた火星の地名がいくつか存在します。
キュリオとオピーをできる限り並べて撮った写真。キュリオの存在感。
初代ローバー・ソジャーナも含めたもっとわかりやすい大きさの違いを見たい場合は、この画像がおすすめ。探査車に囲まれる技術者がかわいい。
ついでにいうと、キュリオ&オピーはTwitterアカウントをそれぞれ持っていて、キュリオの自撮りがなんというのかなんかもうクセがすごいです。生まれながらに自撮り棒を持っているようなものだしな。
Curiosity Rover@MarsCuriosity
Who’s got one arm, a rock-zapping laser and is back to science operations? THIS ROVER! https://t.co/r7e2GVqS4J https://t.co/fuXxfmmyRY
2019年03月01日 02:33
こ っ ち み ん な 。 なんかすっごく煽られているような気になりませんか?(爆)
リコネスもパネルでちょこっと紹介。
NASAが最も新しく火星への着陸を成功させたランダー(着陸機:ローバーのように動くことはできないが、静止状態で気候や大気内物質の観測ができる)・インサイトもパネルで紹介。
現在動いている火星探査機は全部で8機あり、キュリオ、リコネス、インサイトの他に、2001マーズ・オデッセイ(NASA:2001年~)、マーズ・エクスプレス(欧州:2003年~)、マンガルヤーン(インド:2014年~)、メイヴン(NASA:2014年~)、トレース・ガス・オービター(欧州&ロシア:2016年~)がそれぞれあらゆる角度から火星のストーキングをしています(爆)
火星ではないけれど、こちらは先日小惑星リュウグウにクレーターを作ったことで話題になった小惑星探査機「はやぶさ2」(実寸大)。クレーターを作ることで現れる地表に隠れていたリュウグウの内部のサンプルを採取し、地球に持ち帰ることがかれの役目。先代「はやぶさ」は、サンプルリターンに見事成功し、日本中、いや世界中を沸かせましたよね。
探査機たちは機械だけれど、いや機械だからこそ、私たち人間がしたくてもできないことができ、私たちとは全く違う体験を重ねているのですよね。その体験を報告し、われわれ人間に疑似体験までさせてくれる。探査機それぞれに、壮大な、それこそ宇宙レベルのドラマがあって、そこにロマンを感じてしまいます
探査機たちを見られただけで大大満足ですが、個人的に更に好奇心を満たされるエリアがありました。それが、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の内部!!
こちらも、かなりの熱量を持って語りたい
ので、別記事にて後日掲載させていただきます
あれ?この子は・・・?
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