コメントのお返しがなかなかできていなくてすみません。。。
5月はGWがあったこともあり、休日はほぼほぼ岐阜にいず、平日は眼精疲労に悩まされ、終業後気がついたらもう出勤みたいな日々になっておりました。鎌倉にある眼病に効くお寺にお参りしたくらい。
そうそう!先週は関東に行ってきたのですよ!小田急線懐かしいなぁ~と思いながら、乗る機会はなかったのですが。横浜にホテルを取って、ただいま神奈川!
適齢期なこともあってか、周囲ではおめでたい話がちらほら出てきて、私も嬉しい限りです。
私自身はというと・・・・・・
リストラ防止にご利益があるという頸(くび)つなぎ守に手を伸ばす程度には、生き残る自信を持つことに必死です。もっとスマートに生きたい。
私の学生時代の友人はここ数年で続々と関東に移住しており、熊本に帰る理由を少しずつ失っているもの悲しさを年々感じておりますが、そんな私が家族以外に唯一熊本で会う相手となった友人Nが、関東に移住した友人に会いに行くというので便乗したのでした。私、実はこう見えてNのことが大好きなのですよ。だって、開催されていることもよく知らなかったデザインフェスタに誘ってくれたり
芸術的センス皆無な私には無縁なミュシャ展に誘ってもらえたり
\こっちみんな/
(このこっちをガン見している人の写真を撮っている来場者がとても多かったです・・・もしかして、何か意味のある人だったのでしょうか・・・)
※NHKの『日曜美術館~ミュシャ 未来を見つめる超大作~』のアンコール放送があったので見てみたら、この絵(『スラヴ叙事詩―イヴァンチッツェのモラヴィア兄弟団学校』)のこの人は、目の見えない老人に本を読み聞かせしている人で、こっちをガン見しているのはミュシャの演出だそうです。ミュシャは『スラヴ叙事詩』シリーズの各枚に一人はこっちをガン見する人を設定していて、見る人に絵の中から語りかけるという重要任務を担っているようです。
狭く深くな見方になりがちな私に新しい風を吹き込んでくれるからです。加えて、私に負けず劣らず他人の話は聞いていないし全部カンでしか喋っていないので、付き合うのがめっさ楽です。素直さと行動力が凌駕しているので、振り回されるけど全然飽きない。
そんなNが、リアル脱出ゲームたるまたも新しい風を運んでくれ、個人的にはそれが一番面白かったのでその話をします(2番目に面白かったのはゲーセンでやった太鼓の達人)。
まず、リアル脱出ゲームに巻き込まれたのは、私とNを含め4人。
<行動派>


N:私のアドバイスの仕方が悪く、東京の電車内にペットボトルを持ち込むと満員電車のあまり圧迫されて破裂すると思い込み、気軽に都内でペットボトル飲料を買えなくなってしまったかわいそうな熊本県民。行動力はピカイチなので材料を多く手に入れ、それゆえ真実に近づく回数は多いが着地するところがことごとくズレている。伝言ゲームでは悪意なく曲解して相手に伝える。


私:推理の方向はNほどズレてはいないらしいが、とにかくツメが甘く、「あと一歩だったね」と慰めてもらえるが蓋を開けると実際は3歩も4歩も足りない岐阜県民。また、方向は合っていてもケアレスミスで真実に辿り着かない。今回はツメの甘さが災いし、ゲーム開始の直前で膀胱が満杯になってしまい、早く脱出しないとリアルにヤバい状況に追い込まれる。


M:私と入れ違いに関東に移住してきたリア充。地獄耳。趣味は人間観察。熊本県菊池市の非公認キャラきくちくんに最近ハマっている、涼しい顔して脳内はカオスにまみれた千葉県民。地獄耳ゆえ情報を豊富に持っており、ナンプレ好きから推理力も低くはないと思われるが、自分の役割・領分を勝手に決めてそれ以外は手を引いてしまう。今回はパズルで力尽きた。


Y:4人の中ではきっての頭脳派。鉄道路線とデパートを全把握している民間人フィクサーで、現在は神奈川県民の地位におさまっている。しかしとにかく腰が重く、やる気がなさすぎてゲーム前にトイレにも行かなかった。ゲーム開始前から催してはいたようだが、膀胱に余裕があった点が私とは違う。ただ、やる気になってもNのもたらす情報がなんか既にいろいろ違うため真実にはなかなか辿り着かない。


<頭脳派>
このメンバーで、初心者用とはいえ推理系のリアル脱出ゲームですよ。不安しかないと思っていたらみんなそう思っていたみたいで、案の定、予測していた通りの展開になり真実を暴けたのはそれくらいで他は1回しか押せないスタッフの介入ボタン(スタッフが解き方を教えてくれる)を何回も押しまくってました。
ゲーム中の私たちはまさに上で書いたような各人の個性が炸裂しまくっていて、
(ゲーム開始直後)
M:開始後、すぐに現れたパズルに真っ先に取りかかり、完成させるが、パズルの裏面に出てきたヒントに気づいても自分の役割は完遂した(と思っている)ため何も言わない
私:一緒にパズルに取りかかるが完成しても裏面を見ない
Y:ほぼ何もしない
N:シロクマのようにうろうろしてる
(Nの行動で、ヒントがいろいろと見えてくる)
N:(他のヒントと組み合わせるとスムーズに解ける)ヒント単体で(時に物理で)、解く
私:物理は良くない気がするのでなんとなく他のヒントと組み合わせる。が、解けない
Y:少しやる気が出てきたが推理する気には至っていない。そのうえ、Nのもたらす情報が例の伝言ゲームのため微妙に混乱する
M:自分の仕事はもう終わっている。
(ゲーム中盤、スタッフの介入ボタンを使う)
Y:やる気が出る。
Yの頭脳とNの物理が組み合わさることで、徐々に真実に近づいていく。
M:脱力しているが申し訳程度に二人の導き出した答えを紙にまとめる
私:尿意の波が頂点に達している
Y、N「ここまで答えが出た!M、今のちゃんと紙に書き留めた?」
M「それぞれがバラバラに言った答えを同時に書き留められるほど私は聖徳太子じゃないよ?」
(ゲーム終盤、別室にて推理)
N:シロクマのように部屋を歩き回り、引き出しやクローゼットの中の物を何でもかんでも引っ張り出す
私:Nの引っ張り出した物(ヒント)を使って軌道には乗るが、マスが一つズレていて正解に辿り着かない
Y:ヒントなしで正解に辿り着く。ついでに私が間違えた答えも正解に導く
M:私たちを観察してる
(タイムアップ、スタッフに助けられながらの延長線)
N:スタッフのアドバイスを聴いていない
私:ツメが甘かったり深読みしすぎたりして正解に辿り着かない
Y:微調整の達人
M:私たちを見てる
結局、制限時間内には脱出できず、10分延長でスタッフぅ~と一緒に脱出しました。スタッフさんからは、「介入ボタンを使う場面も別室に移るまでの時間も延長時間も初心者の平均と同じくらいでしたよ」と慰めてもらいましたが、
スタッフさん「ただ、協力体制は大事ね」
・・・・・・

・・・・・・ゲーム中の、
(Mに)「裏面のヒント、気づいてたなら言えよ!」
(YとNに)「バラバラに答え言うなよ!」
(私に)「(正解の場所と)置くとこズレてんぞ!ちゃんと見ろよ!」
(Yに)「序盤からやる気出せよ!」
(Nに)「何でも物理で攻めすぎだ!あと、人の話聞けよ!」
という、醜い言い争いをしていたことを思い出していた私たちは
「相変わらず、協調性のない私たち」
と、苦笑して帰りました。
ただ、こうして後々まとめてみると、協調性はないけど役割分担はできていたのではという気がします。
週の半ばに岐阜に戻り、リアル脱出ゲームをしてきたことを職場の人に言ったところ、「リアルを脱出できていないどころかリアルに戻ってきてしまったね」とナイスな返し方をされ、ぽんと膝を打ちました。