美濃・京都 紅葉写真館 | 植民所在地3丁目

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Alfooでのブログ『誰も知らない植民所在地』の発展系。所在地わかりました。

でも書いてることは変わらない。

昨年、六義園で初めて身近で紅葉を見てから、なんだかんだで紅葉に魅せられてしまっていたようです。

先週(京都)、先々週(美濃)、先々々週(岐阜城)と紅葉を見る旅に出ておりまして、素敵な写真を撮ることができたので近況報告がてらお気に入りのものをアップします。紅葉以外にも見どころはいっぱいあったので、紅葉以外の写真も併せてアップするね。

 

京都は嵯峨嵐山と清水寺、美濃はうだつのあがる町並みに行きました。

 

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(京都・嵯峨二尊院の紅葉。こういう、目の前まで下りてきて手の届きそうな紅葉や桜が私は一番好きですね。もちろん、遠くから見る景色も好きですが)
 
 
まずは、美濃(市)。美濃については感想つきでいきますね。
岐阜県は非常に面積が広く(日本第7位、しかし可住面積は日本第23位あんぐりうさぎ)、岐阜県の中央にあるといわれますが実際は南にあるんじゃない?と私は思うております。北隣の郡上市がこらまたでかすぎて中央どころか北部に食い込んでるのもある(郡上の更に北隣が飛騨高山)。
 
岐阜生活で私が実は一番困っていることは、とにかく天気がコロコロ変わりやすいことです。山の天気は変わりやすいというのと海がないのが関係するのか、日によってどころか一日の中でも天気がコロコロ変わります。だいたい、朝は晴れていますが夜は雨が降っている。それで固定かと思いきや、フライングして夕方に雨が降ることもあり、折り畳み傘をここまで重宝する地には初めて出会いました。夜、雨に降られないこともありますが、そんな日も夜中にほぼほぼ降っているので、朝家を出る時はたいてい路上が濡れている。そして、毎朝雨上がり状態なので空気が冷えてすごく寒いんです。日が昇りきってしまうとあったかいことはあったかいんですが、そのぶん寒暖の差も激しく、何の試練なんだって感じです。ちょっと、熊本でも神奈川でもお目にかからん過酷さです。
 
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うだつ(「卯建」と書きます)。
 
美濃市のうだつのあがる町並みでは、旧今井家住宅はもう行くしかない場所でして、素敵な紅葉もここで撮らせていただきました。ちなみにこの日の気候はで、前日まで晴れていたのに天気ったらここでも意味が分かりません。晴れていたらこの今井家の庭で、日本の音風景百選に認定されている水琴窟(すいきんくつ)の音を聞くことができます。
 
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(水琴窟のある今井家の庭にて)

 

本ブログは幕末についても触れているので、少しそっちにずれた話をしますと、幕末まで生きた美濃市出身の人物に村瀬 藤城(むらせ・とうじょう、1791~1853)という人がおり、その人の書も旧今井家に展示されていました。

私が藤城の名に惹かれたのは、今井家に向かう道の途中にこの人の名が刻まれた石碑がひっそりとあるのを見つけたことと(確か生誕地の石碑でした)、梁川 星巌の盟友と書かれていたから。梁川 星巌は安政の大獄の捕縛対象者という程度しか知りませんでしたが、この人も岐阜の大垣市出身ということで次は大垣を旅するしかあるめえなと思っております。実はまだ大垣行ってないんです。

 

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(村瀬 藤城の書。旧今井家にて)
 
あと、紅葉と全く関係ないですが、長良川鉄道の美濃市駅でものすごくはしゃいでしまいまして、駅舎の古めかしさに写真をばしばし撮ってしまいました。
 
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写真ではあまり感じないかもしれませんが、夕方の雨がじとじと降っている中、誰もいないこういった駅舎はなかなかに不気味です。正確には女性駅員さんが一人いましたが、実は幽霊なんじゃないか疑っていました。すみません。
私の鉄道デビューは5年前の神奈川移住時の小田急線でして、それまでJR以外の鉄道を利用することなんてほぼほぼなく過ごしてきたので、地方の私鉄、しかも昭和の名残のある駅舎を見るのは非常に珍しかったです。べ、別にびびってねぇから!←
 
 
 
次は京都。この日は御朱印ガールな友人に付き合っての旅だったのですが、岐阜から京都って実は結構行きやすいんです。鈍行で行けば値段も手頃だし、乗車時間も日帰りできる程度。御朱印を頂きながら紅葉も楽しんじゃおうという、ちょっと贅沢な旅でした。
 
いくつかお寺を回りましたが、紅葉が特に綺麗だったのは嵯峨二尊院清水寺。清水寺とか、修学旅行の定番スポットだと思うのですが、実は今回、生まれて初めて行きました。私の修学旅行の年も京都旅が企画されていたのですが、ニューヨークの自爆テロが起きまして、それの何が関係あるのか飛行機の利用を学校が自粛したもんで山口・萩と秋吉台+広島の反戦平和学習と宮島旅に変更になったんですね。反戦平和学習を受けた後にイラク戦争が始まって微妙な気持ちになったのを憶えていますな。
 
話を戻して。
 
二尊院の紅葉は非常に葉が近くて素敵でした。
 
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寒空の下の渡月橋。
 
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清水寺へは、夜のライトアップ時に行きました。
 
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清水寺の景色があんなに素晴らしかったなんて知りませんでした!「清水の舞台から飛び降りる」の「清水の舞台」ってどれぐらいの高さあるんだろう?ってずっと気になっていたんですけど、想像以上に飛び降りると助からない気がしました。今度は晴れた昼間に行ってみたい。
 
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最もお気に入りの一枚。紅葉と本堂(清水の舞台)。iPhoneでの撮影ですが、結構いい具合に撮れるものだなと思いました。
 
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赤い三重塔にくれない紅葉。
 
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逆さ紅葉。ちょっと旬を過ぎてたね。