第5回。今回も、『地球の植民』の登場人物より~かんたんに紹介~
マーズ=ポーラー=ランダー(以下、ラ)
・・・主人公サイドの人間。囚われのマッドサイエンティスト
マーズ=(ソジャーナ)=パスファインダー(以下、パ)
・・・主人公の依頼主。宇宙飛行士。ランダーの天敵
まずは、お名前をどうぞ
ラ:・・・・・・(席を外そうとする)
パ:(ランダーの髪を引っ張り)何故逃げようとするのです?
マーズ=ポーラー=ランダー・・・?
ラ:・・・・・・っ!
パ:・・・あ、私はマーズ=パスファインダーと申します(ニコリ)
男性ですか女性ですか?
パ:髪が長いですけれどこの方は男です。男にしては長髪が似合うと思いませんか?
ラ:この女・・・・・・
年齢は?
パ:私は当然ですが、あなたの方が皆さんにとっては謎だと思いますね。
ラ:・・・・・・何故・・・・・・
パ:私の場合は、理由が分かっているからです(ニコニコ)
二人の関係は?
パ:関係・・・強いて言うならばライバルでしょうか。
ラ:・・・・・・私はお前を、ライバルだと思ったことはない・・・・・・
パ:つれないですね。
二人の関係を何かに例えるならば、何?
パ:不本意ですが、傍から見ますとSとMという喩えが一番妥当なのではないでしょうか。
ラ:やめてくれ・・・・・・
ほほう・・・・・・
パ:ええ(ニッコリ)
二人のご職業は?
パ:宇宙飛行士と・・・(ランダーに目配せ)
ラ:・・・・・・・・・忘れた
パ:研究者ですよ

簡単に自己紹介をお願いします
パ:私は、国立航空宇宙局所属の宇宙飛行士・マーズ=パスファインダーと申します。地球視察のため火星を旅立ち、宇宙ステーションからオポチュニティたちと交信しています。地球は火星と条件的によく似た惑星で、火星人が地球へ移住しようという話が出ており・・・・・・(以後、延々と話が続く)
じゃあ他己紹介、できるかな?
ラ:ぬ~っ。ぬ~っ。(パスファインダーの話が長すぎて寝ている)
パ:まぁ、ランダー・・・。眠っているのでこの際・・・・・・彼は相当頭がいいです。容姿も申し分ありませんが、それらの長所を全て負の方向に生かしてしまうという実にかわいそうな男です。
二人のいる世界を簡単にご説明していただけますか?
パ:人によって世界は違うと思いますが・・・まず、宇宙航空という分野は、研究施設と切っても切り離せない関係にあります。更に、スペースシャトルを飛ばすためには軍の所有する飛行場が必要なのです。
ですから、コンスタブル軍部(シェリフ、マーシャルと並ぶ三大警察機構の一つ)の協力が必須・・・しかし、政治体制の崩れた今では権力が蔓延り、宇宙航空も研究施設も軍部に取って代わられようとしています。加えて、火星そのものが危機的状況に陥っていますから、宇宙航空・研究施設双方でも軍部派と保守派に分かれている始末・・・故に、オポチュニティやマーシャル家、大富豪であるニコルソン家などの外側からの風が必要なのです。
ラ:(目覚めた)ずいぶんと熱心に語っているようだが、あまり信じぬ方がいい・・・・・・
パ:何故ですか!?私は、一人でも多くの方に協力を・・・
長いです
お住まいは?
ラ:とある・・・監禁施設・・・・・・
パ:ずいぶんと意味の深そうな発言ですね・・・私も、自由には外出できませんが。
相手の誕生日言えます?
パ:言えますよ。何せこちらは、全員分のデータを把握していますから。
ラ:・・・・・・12月、4日。
パ:・・・・・・(←なんかつまらない)
最近二人で行った場所はどこですか?
パ:二人で行動することが許されないのですよ・・・(ちょっと残念そう)
どうでした?
ラ:(二人で行動できないことに関して)・・・・・・・・・助かる。
いつも相手のことをなんて呼んでます?
パ:マーズ=ポーラー=ランダー?(ニコリ)
ラ:・・・・・・!(恐怖で名すら呼べない)
身長はどっちが高い?
パ:ランダーの髪の長さが、ちょうど私の背の高さですね。
ラ:何故髪で喩える・・・・・・。
お互いに好きなところを言い合ってください
パ:長い髪の似合う男性ってそうはいませんよね。綺麗ですし・・・
ラ:髪に触るな・・・・・・!(鳥肌)
では嫌いなところは?
ラ:・・・・・・っ(逃げる)
パ:・・・・・・私をっ(ランダーの髪を引っ掴む)
ラ:ひっ!
パ:避けるところです!!(ドロップキックをぶちかます)
バキッ!!!
けんかはしないでくださいねっ
ラ:・・・・・・(←死んだ)
パ:まさか。する訳ありませんよ(ニコッ)
相手にやめて欲しい事とかあります?
パ:私を避けるところです。一緒にいられる時間だって限られているのですから。
ラ:そう・・・簡単に・・・・・・いの、ちを・・・・・・奪う、な・・・(ちーん)
最近相手にしてもらって嬉しかったこととかあります?
パ:あなたが生きていることこそが、私にとっては嬉しいのですよ?
ラ:・・・・・・・・・・・・!(この時、生きることと死ぬことのどちらが幸せかを深く考察する)
最近相手に対して怒った事とかあります?
パ:・・・どうでしょう?昔はよく直接対決などしていたのですが・・・張り合いがなくなってしまいました。
ラ:行き過ぎた行動のせいで心も身体も再起不能に貶めておいて何を言う・・・・・・
これから二人で何をしたいと考えていますか?
パ:もちろん、火星を救うことが最優先ですね。
ラ:しらじらしい・・・・・・
パ:次は・・・
ラ:次・・・・・・!?
お互いに常日頃から思っていることを打ち明けてください
パ:私はあなたのことが常々気になっていたのですよ?
ラ:気持ち悪い・・・・・・
ありがとうございました。
では最後に一言お願いします
ラ:この会合のみで軽く三度は死んだ・・・・・・
パ:私と一緒に、不死身になりませんか?
ラ:どんなプロポーズ・・・・・・・・・!