「花影」百田智行
映画「まる」のエンディングに登場した12枚の一枚の絵
タイトルは「花影」に始まりと縁を見た
堂本剛の初の本格舞台出演のタイトル
「花影の花」作:平岩弓枝
主演は八千草薫
16歳で本格的な舞台は当時SMAPのスタート時はメインで活躍していた森且行とのWキャスト
「忠臣蔵」のサイドストーリーで大石内蔵助の妻大石りくと息子の主税、大三郎を取り上げてる
性格も置かれた環境が違う息子主税と大三郎兄弟を一人二役、難易度が高い重要な役でした
「花影」のイメージがよく掴めない上さらに「の花」とは?
赤穂浪士として世間から注目と称賛を浴びる父と長男、実家に戻され「影」として支える妻と次男という設定のようです
花影とはどんなものなのか?、疑問符が浮かぶが百田智行氏の作品からは
儚さ
頼りなさ
だけは伝わる「絵」でした
映画まるのエンディングロールには「海へ」が多数ある中でこの絵が選ばれた意味に何だろうと考える
映画「パーフェクトデイズ」でも「木漏れ陽」に眼を細め眺める主人公に、
感受性の豊かさや美意識を感じる「葉影」象徴的なシーンがありました
映画の中で終盤平山とガン宣告を受けた初対面の初老男性の二人が
「影にも色があるのか」から確かめようと影踏みの遊びに興じるシーンがある
実体を描かず「影」を作品にするとしたら
花の影も描くとすればこの絵になるんかな?
一枚の絵画に描かれた画家の物語を探るのも絵画鑑賞の楽しいことで
「花影」のゆらぎの絵に剛さんの若かりし頃の舞台へ想いが飛ぶのです
銀座 小松庵ギャラリーで開催
百田智行展〜それから〜
映画「まる」エンディングロール絵画展
6月1日まで
森の時間16:00~17:00