久しぶりにP様(ホンダビート)を動かして、近所のショッピングモールへとやって来た。
そしていつもの巨大看板のあるシネコンへ。
本日の演目は初のSCREEN6で上映される。客席の構造はSCREEN2と同じようなので、以前見た時の反省通り、通路最前列へ。図を見ると非常口の分左にオフセットしているようだったので、ど真ん中を外して1つ左側の席を取ってみたのだが、非常口はスクリーンの下にあるのでわざわざずらす必要はなかった。
◎本日の演目「八つ墓村(2026)」
◎あらすじ(公式ページより引用)
内定ゼロ、彼女ナシ。大学生・井川辰弥のもとに舞い込んだ母の訃報。奇妙な探偵・金田一耕助に誘われ、岡山県山奥に潜む「八つ墓村」を訪れる。封印された、ルーツと怨念の記憶が目を覚ます。村では、名家・田治見家の莫大な遺産の相続人である辰弥の帰還に合わせたかのように、不可解な連続殺人事件が発生。金田一耕助と共に、事件に巻き込まれてゆく。美しき未亡人・森美也子、双子の大叔母、不気味な村人たち ──。誰も知らない“八つ墓”の秘密が今明かされる ──。ようこそ、最高の悪夢へ。
「犬神家の一族」と双璧をなす超有名作品で、これまでにも3度映画化されており、TVドラマも含めた映像化は10作にも及ぶ。世間では「祟りじゃぁ~」という言葉ばかりが注目されているが、原作ではオカルト的な要素はなく、祟り的に見せかける為の犯人の緻密なトリックが見所である。後半の宝探しから大団円に至る部分も冒険小説のようで心躍らされる。
だがあまりに複雑なストーリーの為か映像化に際しては尺があまりにも足りなく、人物や出来事が大幅に削られる事が多い。後半のヒロインとも言える「里村典子」も出て来なかったり、出て来ても雑に扱われる事がほとんどである。今回は典子がきちんとキャスティングされ、しかも可愛い(永瀬莉子)ので、里村典子ファンとしては非常に期待していたのだが…
◎感想「ネタバレ超アリ!!!!!!!!!!!!!!」

いつも通り何の下調べもなく臨んだ(なので直前に当映画の予告編が流れた時には耳と目を塞いだ。こういうのはやめて欲しい)。主人公達がバスを降りた明神下バス停付近の光景は美しく懐かしく、ロケ地に行ってみたいな等と甘美な思いを持って見ていた。お神楽のシーンが妙に長くて作りこまれているのが少々気になっていたが、お神楽終演直後に観客がとる異様な行動からおや?と思い始めた。そして公民館のオカルト的なホラーシーンあたりからいよいよ怪しくなって来たが、その直後に典子が●されてしまったのだ。
そこから先はオカルトホラー一直線。犯人にも動機がなく、祟りの力でただ操られているだけ。金田一にして「こんなの私の手に負えない」と言わしめる程の傍若無人ぶり。何なのだこれは…もはや皆のよく知る八つ墓村ではない。尼子の落武者をだまし討ちした古事と要蔵の狂行と、登場人物の名前が同じだけのベツモノだ!と怒りに震え、途中で席を立とうかと思った程だ。一応最後までは観たが「さっさと終われ」状態のまま推定1時間以上を過ごした。
…と、横溝ファン金田一ファン、そして何よりも里村典子ファンは怒り狂った事だろう。
だが、ホラー映画を得意とする清水崇監督の「〇〇村」シリーズの一環として、尼子の落武者をだまし討ちした古事と要蔵の狂行と登場人物の名前だけをオマージュ的に使用した新たなホラー作品だと思えば、それ程おかしくもないのかもしれない。清水監督のファン側からすれば、八つ墓村とはこんな話だったのだと捉えられ、それで別に問題ないのである。
そういえば雨穴作「変な家」も、精細なミステリー小説だったものが脈絡なく強引にホラー映画にされてしまい、原作者雨穴が激怒したという事があったが、あれに比べればまだマシなのかもしれない。おそらく横溝先生もそこまではお怒りにはならないだろう。
↑GRIV ↓iPhone14 どっちが美味しそう?
せっかくなので信越食品との食べ比べに、近所のゆで太郎フーズのゆで太郎へ。15時過ぎという閑散時に訪れた為か、多少時間がかかった。いつもよりコシがあり、満足。作り置きでなく茹でたてだったからだろうか。カレーはやや薄目。煮詰まり具合によるのだろうか。
久々のP様。シフトレバーを探してしまう。そしてシフト時に肘が当たる。がこちらの方がシフトストロークが短く、剛性が高い。スーパーカー(N-ONE(RS))は剛性が高いのではなく、単に操作が固いだけ。ブレーキを踏むのに強い力を要すが、ほとんどストロークせず、非常にコントローラブル。ハンドルの遊びもなく、着座位置が低いのでロール感がなく快適。普通のファミリーカーに乗って初めて感じるこの特異な運転感覚の楽しさ。こちらもなかなか手放し難い。
期待してたものとは大きくは違ったが、鑑賞中に生じた怒りは自分なりの解釈を自身に言い聞かせどうにか収まった。その後各レビューを見ると、やはり評価は真っ二つ!というより怒り派が圧倒的に多い。だが1977年の映画もまた現代(当時の)が舞台であり、後半はホラー化し、渥美清演じる寅さんのような姿の金田一が調べ上げた衝撃の結末はオカルト的なもの、つまり本当に祟りだったという原作とは異なるものであり、そして「だから何だ!」というものだった。尺や出演者の関係で多少話を削るのは致し方ないが、勝手に話が書き換えられているのはボクが知る限りではこの1977年版と今回の2026年版と、ラストが無駄にバッドエンドに書き換えられた1978年版のTVドラマ版のみである。
当映画を観た後、歴代の映像化作品の差異を調べているうちに、人間関係において詳細に考察された記事を見つけた。そこに「原作を読んで典子のファンになる人はかなり多いようだ」と記されており、ボクだけではないのだと胸が熱くなった。なので早速原作を読み返してみた。やはり魅力的だっだが、典子登場時の描写があまりに酷くて、ちょっと気の毒になった。
58.15 16.1








