青春18きっぷでゆく中部ローカル線走破の旅(大糸線&高山本線編) | PRYCE16写真日記

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このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)

5:31、2日目朝は5時起きの5時半出発。昨夜の宿は地形的に微妙に迷う場所に建っている。が、知ってしまえはなんという事はない。信州鉄道旅行の拠点として今後も利用しよう。

 

 

5:49、大糸線のJR東日本区間(松本〜南小谷)の前半をゆく211系。微妙な遠さの山々に囲まれた平野をひたすら走る為、変化に乏しい。また、車でもあまり走らない場所なので、かつての思い出もあまりない。211系だったので前面眺望もほぼナシ。なので写真もナシ。


 

7:03、反面後半の信濃大町〜南小谷間は、ヨ127系の前方眺望が抜群(211系比)だ。付近のスキー場(八方尾根、栂池高原、さのさか等)を訪れた事も何度かあるので馴染みも深い。信濃大町駅の駅そば店がまだやっていなく、朝はおにぎり1個しか食っていないので早くも空腹感。

 

 

7:34、犬神家の一族のロケに使用された青木湖…と同じ仁科三湖の1つである木崎湖だが、雰囲気はよく似ている。

 

 

7:46、昔訪れた事もあるさのさかスキー場付近。わずかではあるが、まだ雪が残っていた。

 

 

8:22、南小谷駅到着。次の列車までは1時間44分もある為、メシでも食うつもりだった。白馬エリアの玄関口であり、電化されているばかりか特急で新宿まで1本なのだから、駅前には何かあるだろうと思ったのだが…

 

 

駅前にある商店。9時半に開くようなのだが…どう見てもやっているようには思えない。

 

 

8:43、やる事もないので近所を散歩するが、特に見る場所もなく、また朝早い事もあり店もやっていない。農協だと思っていた建物にコンビニが見えた時は砂漠のオアシスか、峠の茶屋のように喜んだものの、開店は45分先で愕然。やはりオアシスも茶屋も幻だった。更に2km先(駅からは4km)にコンビニが見えるが、もしかしたらこれも幻かもしれなく、流石に向かう元気もなく引き返す。最後の30分は駅の待合室でぬくぬく過ごすが、結局メシにはありつけず。

 

 

9:58、大糸線のJR西日本区間はは何度も訪れた(車で)為、全駅記憶がある。折り返し列車の乗客はボク一人のみの貸切状態。

 

 

10:41、小滝駅発車直後、大きくカーブした鉄橋で姫川を渡るのは、平岩駅と似ている。

 

大部分の区間を姫川沿いに走るにも関わらず、15〜25‰が連続する。道理で激流なわけだ。しかしこれは上りと下りで運転方法が大きく異なるという事。エンジン全開時の均衡速度を調べたりといった事は出来ず、あまり面白くなかったかもしれない。長大トンネルを80km/h近い速度で走るかと思えば、普通の所を20km/hで走る。ブレーキ操作がみものだったが、これは是非上りにも乗りたい所だ。

 

 

10:58、姫川駅発車直後に見える病院跡。2007年に閉院して以来放置され、廃墟化している。頸城大野駅で数名が乗車して来た為、貸切状態は解除された。

 

 

11:08、糸魚川での乗換時間は46分という微妙な短さ。駅蕎麦やファーストフードならば丁度良いが、それ以外だとエキナカでないと難しい。これらの条件を満たす飲食店は(Googleマップによると)なかった。という訳で糸魚川での食事を諦め、周囲をブラブラする。北陸新幹線のせいで取り壊されてしまったかつての煉瓦車庫のスライスが展示されている。全てなくなってしまうよりはマシだが、残虐な行為とも言える。ココでも新幹線を恨む事になる。

 

 

最後まで残った3両のキハ52のうちの1両。牽引機により赤レンガのモニュメントまで引き出す(押し出す)事が出来る。

 

 

これも新幹線計画の影響で廃止となってしまったトワイライトエクスプレスの実物大模型。車両メーカーで製造された本物と同一構造を持つものではなく、地元産の檜製の車体で、内部には実物の部品を使用した展望車と食堂車が再現されている。

 

 

日本で最後の新製蒸気機関車と言われている三協工業製ナローゲージB型サイドタンク機。市内にある東洋活性白土の工場と北陸本線間で1982年迄、製品や燃料を運んでいた。

 

 

古い街並みの中に新しい建物が忽然と並ぶ区画を歩く。

 

 

駅前の小学校脇に展示されているC12は、かつて大糸線内を走っていたもの。

 

 

11:41、糸魚川〜富山間は前回も乗った。前回撮れなかった行きつけのコンビニが撮れたのだが、写真の枚数制限(自主規格)にひっかかり、ボツに。
 

 

12:21、泊駅着。この先のあいの風とやま鉄道の車両共に、双方向へ出発可能な2番線を使用している。その為、500m程手前から超ノロノロ運転で接近し、結構じれったい。

 

 

前回同様の521系。金沢行。数十年前に訪れた「金太郎温泉」の写真を撮ったがボツに。

 

 

13:33、富山駅で下車し、珍しく名物の白エビを食おうとエキナカの「とやま方舟 富山駅前店(←といいながら、それ以外の店舗が出てこない)に入るものの、氷見うどんとのセットしかなかった。白エビは以前食った時(当店のはす向かいの店。但し当時ココに駅ビルはなく別店舗)には硬くてトゲトゲしていてさほどでもなかったのだが今回は高好感度。調理法の違いか。氷見うどんは白い蕎麦のつもりで食べたので奇妙な感触だったが、細麺モチモチで良かった。

 

 

路面電車が駅の南北を貫いている。王子駅のようだが規模が違う。低床連接車も見られた。これで富山観光は終りw

 

 

14:03、高山本線猪谷行き。大糸線日電化区間同様、キハ120が充当されている。

 

 

15:07、猪谷から先はJR東海の区間となる。いつもの313系のようだがキハ25形との事。だがボクの知っているキハ25とはだいぶ異なる。これで美濃太田迄延々4時間乗り続ける。

 

 

15:16、猪谷駅発車直後に見つけた国道360号線の廃旧道を発見。最近は廃線のみならず廃道にも興味が出て来たので興味津々。その後も川沿いを延々と走る。渡った鉄橋数は幾許か。
 

 

17:18、飛騨小坂駅到着直前。途中から川の流れる向きが変わった。何処かで分水嶺を超えた(トンネルで)という事だろう。

 

 

19:28、美濃太田から岐阜行きに乗り換える。こちらはキハ75という。元々快速用…昔でいう所の急行用のようなものなようで、2エンジン車。排気音も加速も豪快。

 

 

20:06、岐阜に到着し、高山本線全線走破。残念ながら白川口付近で真っ暗になってしまったが、岐阜まで前面にへばり続けたので、なんとか完走扱いにする事にした。岐阜から名古屋迄313系に乗る。キハ25と比べると貫通路上の前照灯が特筆。

 

 

20:43、やっと名古屋着。今日は14時間近く列車に乗っていた。10年くらい前に利用した格安宿は、駅前にもかかわらず2500円位で目を疑った。広くもなく快適でもないが必要充分であったので今回も利用。建物の上部には今でも「宿泊2100円」という看板が掲げられている。
 

 

室内の様子。狭いがエアコンもテレビもある。しかしいつの間にか4000円になっており、激安という程でもなくなった。昨夜に比べるとベッドも堅い。Wi-Fiもない。
 


以前泊まった部屋よりも細長い。カーテンの向こうは窓だが、その向こうは隣のビルの壁だ。

 

 

遅く多い昼食だった為、やはりハラはあまり空いていない。なのでやはり少な目に。明日は食事難が予想される為、朝食用のチャーハンを事前準備。

 

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