映画「四月になれば彼女は」 at ユナイテッドシネマ春日部 with PENTAX MX | PRYCE16写真日記

PRYCE16写真日記

このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)

家から最も近いいつもの映画館ではやっていな作品を観に、いつもの倍近くの距離があるこんな映画館へとやって来た。自転車(ママチャリ)を休みなく漕ぎ続けて40分程かかり、到着時にはやや汗ばむ程だった。

 

 

本日の上映演目…ではなく、映画館によって上演の有無が異なるものの案内。同じユナイテッドシネマでもこれだけ差異があるようだ。本日の鑑賞演目は下中央の「四月になれば彼女は」。PENTAX関連が大々的に登場するらしいというのが鑑賞動機だ。

 

 

270席クラスという、いつもよりやや大きいSCREEN4での鑑賞。その為か、後ろから3列目でも、ややスクリーンが小さかった。

 

 

 

 

   

◎あらすじ(公式サイトより引用)

「あのときのわたしには、自分よりも大切なひとがいた。それが、永遠に続くものだと信じていた」

四月。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、十年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランド。その後も世界各地から届く、春の手紙。

時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていた。けれども弥生は突然、姿を消した。「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」その謎かけだけを残して…

春はなぜ手紙を書いてきたのか?弥生はどこへ消えたのか?ふたつの謎は、やがて繋がっていく。

「あれほど永遠だと思っていた愛や恋も、なぜ消えていってしまうのだろう」

現在と過去、日本と海外が交錯しながら、愛する人をさがし求める“四月”が始まる。

 

 

◎感想(ネタバレあり!!!

女心と無縁であり無知なボクであるが、それが複雑で繊細なものである事を実感した。はかなく切なくも美しい作品となっており、好感が持てた。

 

物語の終盤、焼き付け画像が浮かび上がった時の戦慄!。デジタルカメラではこうはいかなかっただろう。細かい事を言えばネガや、引伸機にセットする段階で疑問は沸くとは思うのだが、実際に印画紙に出てきた画像で確証したという事だろう。

 

フィルムでもデジタルでも良いが、最終的にはプリントするのが写真の在り方ではないかと感じた。これと全く逆を行くのが、フィルムで撮ってデジタルスキャンしてスマホに転送しネガを捨てるという行為だろう。愚か…とまでは言わないが、かなり無駄だらけだと思う。

 

国内ロケ地は知っていそうでありながら特定出来ない箇所が多かった。海外訪問地の美しさはあまりに現実離れしており、自分が訪れてみようという気にもならなかった。国内ですらまだ知らない場所が多すぎるので、とても海外まで及ばない(海外は映像で見るだけでいいや)。


 

 

劇中登場したハルのカメラがチャームになっていた。この手のグッズはあまり興味がないのだが、珍しくちょっと欲しいと思った。だが思ったよりデカくて、思ったより高かったのでやめた。同型機のチャームが家の何処かにある筈なのだが、(チャーム類には)あまり興味がない為、何処にいったかは不明。

 

 

 

 

 

 

透き通るような青空の中、また40分程かけて家まで戻る。本日のカロリー消費は213kcal。わずかお茶碗1杯分程でしかない。食ったらその分動こう。チャリでも歩行でも時間に対するカロリー消費量は同じ。

 

 

 

 

 

◎PENTAXに関して…

 

注意!!!

当作品にはPENTAXに関するものが色々と登場する。PENTAXファンでそれ目当てに観ようとしているヒトは、絶対に当記事を映画を観る前に読んではいけない。是非一切の前情報ナシで観てほしい!(ならば書くなと言われそうな気もするが…)。

 

 

 

 

公式Twitterより拝借

ペンタックス(←役名、カタカナ表記時は以下同)の出番が思ったよりかなり少なかった。写真部勧誘の際にハルのフィルムカメラをみたペンタックスが「おっ!LXじゃん(或いはFX)!」と感嘆した後に「KX!」と言っていて、ハルのカメラがKXなのかと思ったが、これは自分のカメラがk-xであると言っているのだと気づいた。当作品が連載されたのが2016年、大学時代の回想がその10年前とすると、2009年発売のk-xでは計算が合わない。

 

大学の写真部員でありながらk-xを使用しているのはちょっとチープなのではないか?ペンタックスの使用機材は公式の写真や動画には登場せず、ストラップとTシャツばかりが目立っていた為、機材が画面に映った時にはかなり注目したが、デジカメだったので拍子抜けした。一瞬しか見えなかったのだが、漠然とK10Dかなと感じた。もしそうなら2006年発売であり、それまでのオモチャ的なものから脱却した本格デジイチであるにもかかわらず安かった為に写真部員の学生が飛びついたという筋書きでも納得出来るのだが。

 

 

↓公式動画より拝借

ペンタックスよりも、ハルが常に持ち歩いているPENTAXカメラの出番の方が遥かに多かった。これがKXなのではないかという噂があった為、勧誘時の台詞に混乱したのだが、大写しになった際にユロロ文字で記述されたMXの表記がしっかりと見えた。

 

 

↓公式動画より拝借

エンドロールには「リコーイメージング」の名が記されていた。FM2も登場するが、N社の名前はあったかどうかは確認しそびれた。

 

 

公式Twitterより拝借 拡大するとMXの文字が見える

同時代に販売されたMEやその派生機種を見ると何だかホッとするのだが、似たような形状のMXを見ると途端に緊張感が走る。四半世紀程前に機械式カメラのブームがあった時に高騰したのを覚えているからだろう。フィルム巻き上げシーンで巻き戻しクランクが回っていなかったらどうしようとハラハラしたが、ちゃんと考慮されていた。

 

 

我が家のMX。両方黒なのが残念。左後のものはその高騰時代に、比較的安価だった為飛びついたもの。右前は2年位前にフィルムカメラ店のジャンク箱でみつけたもの。低速シャッターでひっかかる。購入価格は27倍も異なる。

 

 

ロッテ雪見だいふくとのコラボCF内でも大々的にMXが登場。本編にはないシーンで大写しに。レンズはM50mmF2である事が判る。またシャッター速度の表示が特徴的なファインダー内画像までもが登場する。更に特徴的な3色LEDによる露出表示や光学式絞り値表示などは出て来ず。またフォーカシングスクリーンがスプリットマイクロプリズムならば当時の一眼レフ的で良かったのだが、中央に何やら円形状のものがあるだけの全面マットだった(MXの標準装備品)のが残念。

 

 

WEBコマーシャルという事なので、放送で流れる訳ではないものの、本編で登場した数々の名シーンと共に、本編とは関係ないハルの日常姿的な、本編にはない魅惑の笑顔姿が挟まれている。MX登場比率はかなり高い。かつてこれ程までにMXが陽の目を浴びた事があっただろうか。中古価格が高騰したりしなければ良いのだが…

 

 59.05 16.1