初競輪撮影 at 大宮公園陸上競技場兼双輪場 | PRYCE16写真日記

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突然だが競輪場へとやって来た。貨物列車撮影にも飽きた…訳ではないがちょっとマンネリ化していた為、新しい被写体を求めての訪問だ。以前県営大宮球場を訪れた時に、隣に競輪場を見つけた事が発端。その後NACK5チームランで訪れた事が引き金となった。これは2018年のNACK5チームランで西武球場を訪れた後にライオンズの試合を観に行くようになった時と同じだ。

 

 

まるで自動車レースのサーキットのような二重の頑丈な金網と、場所による光量差に難儀するであろう事は前回のチームランで確認済みだ。それはともかく、レース開始10数分前だというのに、スタンドにもトラック内にもヒトの気配がまったくない。日付か時間を間違えたかと本気で焦った。こういう初々しい思いが出来るのも初訪問時だけなのだ。新しい世界に飛び込む時のこのワクワクドキドキ感が結構好きである。

 

 

観客達は風吹きすさぶスタンドではなく、ガラス張りのぬくぬくした室内にいた。そしてレース関係者は出走の数分前に降って湧いたようにどこからともなく出て来るようだ。先日チームランの時に良さげなポジションを確認していたので、それらしい写真は撮れたものの、段取りがまったく判らず、気が付いたらレースが終わっていた。

 

 

第1レースでは勝手が判らなかった為、第2レースでは全貌を掴む事に挑戦する。まずは車両を並べ、何かに向かって拝礼する。競技委員長へのものなのか、競輪の神様的なものなのかは不明。少なくとも観客へのものではないだろう。

 

 

スタート直後。最初の1周半は少し前からスタートした先導車が前を走る。自動車レースでいう所のローリングスタートのようなものだ。

 

 

先導車を追い越す事は出来ないが、出走者間のポジション取りは出来る模様。

 

 

2週目の3コーナー付近で先導車が逸れるといよいよ戦闘開始。「ジャン」が鳴り響く。

 

 

 

ゴール直前の最終コーナー。しかしこの位置からだとゴール姿を狙う事が出来なかった。

 

 

チームランの時に出走者が出入りした場所。この狭い場所で入場と出場が対面通行していた。

 

 

せっかくなので車券を買おうかとも思ったが、券の種類がよく判らない。基本的には車番/枠番、単勝/複勝、2連勝/3連勝の違いの組み合わせがあるのだが、枠番3連勝はないようだ。以上の事から、2車単、2車複、2枠単、2枠複までは判るのだが、残る上位3車を当てる式制の名称が、「3車単」「3車複」でない所が非常に混乱を招く。「枠」の存在もルール的には判るのだが、それぞれどんな特徴がありどう活用したら良いのかが不明だ。

 

選手の過去の成績やまくりがどうのこうのといった事を新聞類を参考に決定するというのも高等技であり、シロウトには無理だ。なのでオッズが一番低いものに掛けるのが損をしない為の一番の近道ではないかと感じた。勿論、損をしたくなけば掛けないのが一番の得策である。

 

 

第3レースでは、撮影位置を更に先へとした。ココならばゴールの接戦が観れるか?

 

 

2週目のバックストレートから3コーナーへの侵入。まだ先導車が列を引っ張っている。

 

 

3週目の最終コーナーへ。490mm相当。どうせなら出走全車を入れたかった。そうでなければ先頭2車位の大写しを狙いたい所だが、それには950mm位が必要となり、450mmをAPS-Cで使用し更にX1.3クロップをかけなければならないが、次回はまず450mmから挑戦してみよう。
 

 


前レースがゴールするや否や、次レースに出場する選手が半周差でトラック内にゆっくりと入って来る。このような進行も知る由がなく、第1レースではいつまでたってものんびり走っているな~と思っているうちにレース結果と配当が場内放送で流れ、ポカンとした。

 

当競輪場は、正しくは大宮公園陸上競技場兼双輪場という。確かに茶色いトラックやその内側は陸上競技場そのものであり、トラックの内側ではサッカーの試合が行われた事もあるそうだ。先日行われたNACK5チームランの開催は極めて正規の使用法だったわけだ。但しチームランの時には競輪トラック上を周回していた。

 

 

当双輪場は東京オリンピックの自転車競技会場候補として1939年に開業し、競輪競技は1949年から行われている。古風なスタンドや屋根の鉄骨がその頃からのものかは定かではないが、昭和40年頃のものではないかと思う。

 

 

鉄骨の塗装は全般的にボロボロと剥げており、さながら廃鉄橋と同じような状態になっている。

 

 

このカラフルな椅子は戦後間もない頃ではないと思われる。昭和40年代のものではないか。

 

航空地図で調べてみると、5号スタンドが増設されたのが1979年頃、第2コーナーのスタンドが撤去されて何やら建物が建ったのとバックスタンドが改修されたのが1980~83年頃、サービスセンターの開設(又は建て替え)が1987年頃、メインスタンド(2号スタンド?)の改修が1989年頃、メインスタンドの右隣のスタンド(1号スタンド?)の改修が1989~1993年頃、場内最東部のビルが建ったのが1993~95年頃となった。ガラス張りの超近代的なメインスタンドやバックスタンドが出来たの40年前とは思えないので、リニューアルされたとある2004年か?(それでも20年が経過している)

 

また1961~1964年の写真には、3号スタンドのみ屋根らしきものが確認出来るが、1967~1969年の写真では4号スタンドに、3号スタンド以上の大屋根が出現している。そして1972年には現在と同様な3号4号スタンドが繋がった写真が確認出来る。まとめると4号スタンド(の屋根)の建設は1964~67年頃、3号スタンドの屋根は1969~72年頃という事になる。大屋根をつける際に旧スタンドを取り壊したどうかは不明な為、スタンド部の建造年は(航空写真からは)不明。

 

 

競輪場名物の「ジャン」。残り1周の少し手前で鳴らされる。銅鑼なのかと思ったがそうではなく、まるで消防用の半鐘のようだ。

 

 

第4レース、3週目バックストレートを疾走する選手達をX1.7クロップで狙う。830mm相当。

 

 

第4コーナーを抜け、ゴール目前。フレーミングがまだまだだが、ゴール手前のせめぎあい感は少し出ているのではないか。この後日陰に入ってしまう為、ゴールの瞬間は撮れない訳ではないが、鮮やかさがまったくなくなる。早朝開催時ならどうにかといった所か。

 

 

今回は競技場内の様子が判らなかった為、「便利ズーム」を使用した。バックストレートや、1人の選手を追うような場合にはかなり足りず、一部クロップを使用した。150-450mmが必須。


 

この古風なスタンドが、屋根と同時期にて来たのか。今度はそんな観点から様子をさぐってみるのも面白そうだ。

 

 

かつての車券売り場か。レース結果が確定するやまもなく払い戻し金が確定するが、現代ならともかく、昭和40年代や、それ以前には一体どうやって計算をしていたのだろう。

 

 

ずらりと並ぶ車券売り場。ココが賑わっていた頃をのぞいてみたかった。

 

 

所変わって、大宮競輪場から約1.7km程歩き、てっぱくへとやって来た。

 

 

先日まで行われていた機関車展が終了し、おどろき!!!!収蔵展が始まったようだ。「驚収蔵展」ではない所がポイントだ。

 

 

だがこのいかにも驚きな壁の向こうに隠された入口は閉まっていた。来週からではないか!!!!

 

 

その影響でか何だか、コレクションギャラリーに松川ループの模型の展示が復活していた。つい先日貨物列車の撮影をしたばっかりの場所なのだが、まだ下り新線も関越道もない。子供の頃から見覚えがあるが、何と上越線開通の翌年の昭和7年製。ボクの父親世代が子供の頃から見ていてもおかしくないようなシロモノだった。
 

 

ボタンを押すと、まるで特撮戦隊モノの秘密基地のように、山の一部が上昇し、しばらくすると下がって元の位置に戻る。まあそれだけと言えばそれだけなのだが、それでも意外と興味深く見た覚えがある。あの頃はまさか湯沢エリアに入り浸りになろうとは思いもしなかった。先日EH200を撮影したのは●印から矢印方向を向いて行った。

 

 

Googleマップの3D航空写真で似たような角度を再現。上越線上り非ループ新線と関越自動車道の位置関係がよく判る。

 

 

南館3階の歴史ステーションを見終えた後、2両の新幹線が収められたホールを見下ろす。

 

 

こちらは屋外展示の2階建て新幹線。GR3のエグい青空の色が冴えわたる。

 

 

疲れたので0系新幹線の車内でまったり休憩。競輪場に置いてあった出走表を熟読。それとは別に昨日のレース結果が載っている。配当のみならず、売り上げ内訳まで載っている。これによると、一日で5億円もの売り上げがある事が判る。控除率は25%なので、一日で1億円以上の収益となる。また式別では「3連単」が圧倒的に人気だが、7車立ての場合で1/210という途方もない確率となる。本日のエアー投票では2車単は2度ほど当てた(オッズが一番低いものを選んだだけ)ものの3着はどちらも異なっていた。また枠番投票は単複共に発売されていない模様。これでかなり式別の整理が出来た。

 

 

大宮工場前に展示されていた戦後の客貨物専用電機の生首がリニューアル中のようだ。

 

 

本日の昼食は、ナポリタンが名物な大宮駅西口近くの「ひまつぶし」にて。

 

 

↑GR3 ↓iPhone14 どっちが美味しそう?


メニューも見ずに「ナポリタン、単品で!」と告げた為、常連と思われたのかどうか不明だが、すごい量だった。普通の店よりは盛りが良いものの、パンチョの600gに比べたら物足りない為、いつか大盛りを頼もうかと思ったのだが、これはざっと500gはありそうだった。大盛りがX1.5とかX2.0とかだと絶対に完食出来ない。パンチョが最近値上げした為、コスパもトントンか、ややこちらが優勢になった。

 

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