毎年冬恒例のこんなイベントへとやって来た。
鉄道博物館の所有となっている初期型顔の8000系が下地塗装の状態で(笑)休憩施設となっている。
気になる内部の名板にはこのような記載が。とはいえ結構味気ない。
運転席の様子。巨大な主幹制御器とブレーキ弁に挟また隙間に足を入れるのだろうか?現代の運転席に比べると随分と物々しい。
元々室内はクリーム色の板が張られていたが、更新の時に清楚でさわやかそうな白板へと交換された。流石にこれを元に戻す元気はないのだろうが、比較的簡単と思われる運転室や乗降用の扉の塗装だけは元の色に戻されているようで、結果カラシ塗装のEF65もびっくりするような状態となっている。だが特筆するべき点はココ(だけ)ではなく、実は運転席背面がガラス張りのままであるのも興味深い。先程の運転席の写真もおかげで撮りやすかったのである。
走行用モーターのついていない「サハ」。だがその床下からはけたたましいモーター音。制御機器や照明、エアコンといった走行用以外の電気を作るためのMGの音だ。「電動発電機」とはまた奇妙なものであるが、電圧や周波数をてっとり早く変換する事が出来るので昔は多用されていた。今は静止型インバーターとなり、通電中の電車といえども停車中は無音だ。
これもまた毎年恒例の7800系に使用されていた吊りかけ式の大型モーター。31mmレンズを使用し、まるでポートレート写真のように背景をぼかしてみた。流石に開放だと、モーターの一部にしかピントが合わず、F4.0まで絞った。
恒例の車両集合写真。旧1720系の足回りをもつ200系の姿はなく、スカイツリートレインも新造された6050系からの改造車である為、古い車両は皆無な並びとなっている。例によって人だかりの撮影エリアには入らず、秘密の場所から撮影。中腰でなければならないのが辛い。
アイドルらしい歌声がら聞こえて来たので、つい条件反射で見にいってしまった。
これも名物の車体吊り。数年に一度の割合で、通勤電車の連結妻面というシーンに遭遇する(笑)。
工場内の様子を43mmレンズで撮影。
全国からかき集めた客車群。いつもは工場の西側に置かれているものが東側に移動している。とはいえ別段見せびらかそうという訳ではなく、入場者が入れるのはココまでなので、よく見えない。
本日の目玉?である8000系原型顔車。順光撮影出来るのはこの場所のみだった。珍しく朝イチで訪れたその頃にはいい光線具合だったが、12時過ぎとなった帰り際にはかなり微妙な加減になっていた。
花上館長の暴走トークショーもなくなった現在では、展示内容もすっかりマンネリ化してしまったものの、それでもじっくり2時間は滞在する。帰路のバスの行先には奇妙な表示がされていた。
バスには乗らず、いつものオートパーラーまで徒歩で向かう。
ものすごい時間をかけた割には全然イイ写真にはならなかった。いつもながら少量だ。
JR栗橋駅に到着すると、丁度リバティーがやって来た。その直前、千葉タ発宇都宮タ行き8681石油列車が無情にも目の前を通過して行った。ココで飲み物(笑)を調達した後、JR線に乗る。
大宮駅で下車し、11番線ホームへと向かう。14:26、EH500が代走する根岸発宇都宮タ行き4091列車。
14:29、大急ぎで上りホームへと向かうも、宇都宮タ発川崎貨物行の8586列車の撮影に間に合わず。
14:51、札幌発墨田川タ行きの3054列車。情報ではウヤとなっていたが、定刻にやって来た。誰だ!
185系原色による回送列車の背後はジャカルタ特急による臨時列車。だが特に興味もないのでこの場所を動かず。
15:26、千葉タ発倉賀野行、熊谷?で安中貨物に追い抜かれる8883列車。今日は銀タキナシ。
15:29、20数分遅れてやって来た東京タ発宇都宮タ行き4093列車。東北線でも高崎線でも武蔵野線でもすっかりお馴染みの列車が次々と目の前を通過してゆく。
15:35、御存知安中貨物。以前は10番線の線路上で乗務員交代が行っていたが、ダイヤ改正後、11番線で行われるようになったらしい。
まるでブルートレイン全盛期のように、多くの人々に囲まれるEH500。ブロワーの音も高らかに、ゆっくりと加速してゆく姿をほんの数mの所から拝める。感動的な光景だった。
満足したので大宮駅を後にし、いつものこんな所に立ち寄ってみるものの、公開スタジオを訪れる気力はなく、飲み物を調達して帰路についた。
57.55 14.3