カセットとラジオしかついていないP様のオーディオを活用すべく、カセットデッキの動態復元を行う!? | PRYCE16写真日記

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このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)


◎12月18日(月)

P様(ホンダビート)のオーディオが直ったとはいえ、所詮はラジオとカセットしか聴く事が出来ない。なのでせっかく勢いがついたので、このカセットデッキも修理する事にした。15年位前に購入したものだが、時は既にカセットの時代ではなくMDに移行しようとしていたので、あまり使わずにいた。それでも10年位前に面白半分で動かした事があったが、その後動作不良となり、埃まみれで放置されていた。その10年分の埃を払うだけで本日は終了(笑)。

 

53.40 9.0
 

◎12月20日(水)

フタを開けてみて、この配線の多さにげんなり…。再生出来なかったのはやはりベルトが滑っていた為だった。チョイとつついたら動き出した。ベルトのテンションはほぼ0であるが、一度動いてしまえばしばらくは動くようだ。だがせっかくなので「輪ゴム」の交換に挑戦。

 

 

おびただしい数の配線を外して、どうにかメカ部分のみを摘出。

 

ベルトは2本。だがこのままでは交換出来ない。やはりバラさなければならないようだ。

 

キャプスタン用のモーターをえいやっとねじくって取り外すのがポイントだ。これでベルトにアクセス出来るようになった。

 

 

せっかくなのでやはりキャプスタンを取り外し、清掃。

 

今日はココまで。

 

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◎12月21日(木)

秋葉の専門店で購入して来た「輪ゴム」。平ベルトは75φと65φ。そして角ベルトは65φ。合計775円。

 

新しいベルトを掛けて組み立てる。直らなくなりそうで不安だったが、なんとかなった。

 

無事完成。例によってしばらく「慣らし」を行う。しかしやはり時々停まってしまう。どうもカウンターの動きが悪いのだが、それと連動しているようだ。

 

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◎12月25日(月)

テープ巻き取り軸とカウンターとの間にあるプーリー。ココへつづく小さな輪ゴムがやはりテンション0となっていたので交換。18φなのだが同じ太さのものの在庫がなく、一回り太いものになってしまったが、普通に動作した。これで今まで今まで不安定ですぐ止まっていた早送りや巻き戻し動作も完璧になった。スカイサウンドの時と同様のテープと方法で回転数の調整を行う。丹念に繰り返した結果、5分間で0.1秒程のずれにまで追い込む事が出来た。0.033%。180bpmが180.06bpm、440Hzが440.14Hzといった所だ。あとは絶対精度がどれだけあるかだが、もはや基準が失われている為、これ以上はやりようがない。

 

 

3000円+930円で、随分と楽しませてもらった。またジャンク品を買ってきて直そうかな~(笑)