こんばんは。A(^^;;
未来のコンピュータと言われていたアレが遂に商業販売される事になったそうです。(^^)
IBM公式 YouTubeより
いわゆる「量子コンピュータ」と呼ばれているマシンなのですが、これ、何が革新的かと申しますと、
通常の私達が使っているコンピュータは、基本0と1でやり取りしているのですが、この状態のどちらか一つしか保つ事ができません。
しかし、量子コンピュータの場合は、量子一つの状態が0か1だけではなく、0と1の状態を同時に保つ(量子力学的重ね合わせ)事が可能ですので、大量のデータのやり取りと、同時並列演算が可能になりますので、これまで大変だった計算もあっという間にできるようになるそうです。
ですので、新薬開発や体内での化学変化などの膨大なシミュレーションが可能になるそうですので、期待が大きいのです。(^^)
今回IBMが発売しましたQ System One は、20量子ビットと、その性能は低いですが、それでも今までのシリコンを使ったコンピュータよりは能力が高く、使い方によっては大きな可能性を秘めています。
あと、これは大きな声では話せないのですが、この量子コンピュータですと仮想通貨に使われています「ブロックチェーン」や、ネットの通販サイトなどで使われています「公開暗号キー(RSA)」などの安全性が揺らぐ可能性が高くなるのですね。大きな桁数の素因数分解もあっという間に計算してしまいますので。(^^;;
しかし、問題は量子ビットは外部電磁波や温度の変化に大変弱いという事。なので動画にあるような円筒形のケースと特殊なガラスで防護されています。しかし、今までの実験設備に置かれていた量子コンピュータは冷却システムなどが大掛かりで広いお部屋が必要でしたが、今回のQ System Oneはかなりコンパクトに収められているところが大変画期的です。始めの一歩にしてはインパクトが大きいです。(^^)
製薬会社や大きな大学などの研究機関からの引き合いが多くきそうな予感。日本でも一応量子コンピュータの開発は行われていますので、頑張って欲しいところです。(^^;;
私達の生活にも大きな影響を与えそうな今回の発表。
未来の幕が上がった瞬間と後々語られるかもですね。(^^)
![ヒマワリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/203.gif)
自然災害などの予測にも役立ちそうですよね。日本は大自然に翻弄される国ですので、その為の予測シミュレーション、大事です。