こんにちは。(^^)
今回はリブログです。m(__)m
あぽりさんの記事で、ご両親が反対されている理由、大変よくわかります。
実は私の父も、その祖父も九州男児で、「仕事に出るのは男で家を守るのは女」という考えの持ち主でした。ですので、それはそれは酷い扱いを受けていました。
…私の家庭の事情は少し横に置いといて、(^^;;
街中でも、学校でも男尊女卑の考えはとても強く、例えばですが、学校のテストでとある女子生徒が全校一になったとします。
通常でしたらその生徒の頑張りを褒め称え、周りの生徒たちはそれに触発されて「次こそは自分が!」と、奮起していくプラスのサイクルが生まれるものですが、
「女が勉強出来ても、何の役に立ちゃしないのに!」
という心無い声が多く飛び交い、オモテではその女子生徒を褒めていた先生も雑談で、
「まぁ、結婚すれば家に入るからねぇ」
などとついポロリと本音を漏らすという酷いものでした。
そんな環境で育ちますので、それが世間の常識だと思い込んで、そのまま大人になるものですから、かなり厄介でした。
ただ、私が青春時代を過ごした1980年代ぐらいから、フェミニズム運動などが存在している事や、それ以前よりメディアなどによって男女平等の流れが強くなっていましたし、男女関係なく、自分のやりたいことを叶える為に外の世界に出る事がだんだんと当たり前になり始めていましたので、親や周りの大人達の雑音を振り切って、大学へと進学したり、海外へ飛び出す女性が多くなりました。
なので、地元に残り、昔ながらの男尊女卑的な社会に溶け込んでいく生活を望む人は少なくなっていった。それをリアルに見てきましたので、今は昔のような男尊女卑な人は少ない気がいたします。
まぁね、長男が家を継がなくてはいけないとか、親が決めた男性の所に嫁がなくてはいけないとか、今どきそういう考えの方が珍しく、男尊女卑のイメージが強かった九州もかなり風通しが良くなってきたのも事実だったりします。
今はどうか知りませんが、私の学生時代の頃は、そんな環境が嫌で、高校卒業と共に県外へと飛び出す人が多かったです。私は家庭の事情で地元にとどまりましたが、ほぼ9割以上の同級生が県外へ行き、そのまま帰ってきていません。(^^;;
そんな状況ですので、高齢化が進み、元々の地元民が減る中、そんなしがらみに囚われない、昔でしたら「よそもん」と呼ばれていた人たちが多くなり、どんどん変化が起こっています。
そういえば、先日初詣に行きました神社の参拝者も多くが海外からの観光客が多く、巫女さん達も中国語や英語で対応している風景を多く見かけました。ホント、地元民が少なくって、一瞬自分が海外に来ているかのような錯覚を覚えるほどでした。
ちなみに私の家庭の事情に戻しますと、
母は親戚や祖父の前では従うフリをしていましたが、暴力な父の前では怯まず、言いたい事を言い、徹底抗戦の構えでいました。大分出身の母はよく「大分の女は根性悪だから、そう簡単に男どもの好きにさせてたまるか!」なんて、冗談混じりでよくそんな事を話していましたが。(^^;;
離婚すれば簡単だったのでしょうけど(母の夢はブロードウェイでミュージカル女優になる事でしたので、いつでも飛び出す気満々)それをせず、周りを少しずつ変えていく手段を取り、そんな考えは私にも少なからず大きな影響を与えました。
今でも一部村社会が生きている地域では男尊女卑の考えが残ってはいますけど、そんな考えを持つ人達も高齢化が進んでいますので一人、また一人と消えていっています。ので、そのうち消えて(い)なくなると信じています。ええ、結構腹黒いのよ?私ケッケッケ♪
しかも若い子達は外の世界へと旅立って地元から去っていってますしね。残った人達が危機感を持たないと、更に酷い事にナリマスヨ?
あぽりさんはこの後、無事ご両親を説得されてゴールイン出来るのでしょうか?今後の展開が楽しみです。
あぷりこっと