まさかの大暴落へと。(><)
こんばんは。(^^)
何のお話かと申しますと、株式市場の問題でして。(^^;;
今のアメリカの景気って、かなり良いらしく、雇用統計の数字も、良いのですよね。(^^)
なのに、この2月に大暴落したのかと言いますと、単にリスクを取りたくない投資家が、ジェームズ・ボンドではなく、ボンド…つまり債権(国債)にお金を移したのが真相のようです。
どういうことかと言いますとまず国債の仕組みから。
国の借金である国債。
これは、例えば個人でも買える日本国債を例に出しますと、〇年までに〇%の利子を付けて返しますから、お金を貸してね。という約束をして購入するものです。
個人国債では、最低金額1万円から購入でき、期間も固定金利で3年から5年で満期を迎えるものと、10年で変動金利のものと3種類存在しています。(^^)
私も幾口か購入していますが、今の日本の国債の金利がゼロに等しいですので、満期まで元金位回収出来ればいいかな程度の気楽な気持ちで購入しています。ほら、今マイナス金利ですから、個人の貯金もいつかは危険にさらされるかもですし…A(^^;;
国債の金利は、政府の経済政策などとも直結していますので、不景気でお金を世の中に回すためには、国債の金利を低くして、市場にお金をたくさん流した方が、景気も良くなる…と。すると、株を買った方がお得と判断されますので、お金は自然に投資などに流れていくことになります。
株で市場からお金を集めることが出来た企業は、それを基に新製品や新サービスの開発を行ったり、より多くの人々に自社の製品を使っていただくために、工場を増設したり、流通システムを見直したりと、攻めの戦略を打てるようになります。(^^)
当然、お仕事がたくさん入るようになれば、その分報酬(お給料)も増えますので、労働者の生活もよくなり、消費への購買力も増していき、製品が売れ、企業が潤う…という好循環が生まれることになります。アメリカの金融緩和策は、これを狙って行われたといってもいいのですよね。
特に、サブプライムローンの崩壊から始まった大恐慌から早く抜け出すことを求められていたアメリカ市場にとっては、金融緩和策は急務だったとも言えます。で、これが今まで上手く行っていたという訳です。(^^;;
でも、今は好景気。失業率も低く、それなりに豊かになりつつありますので、金融緩和策は毒にもなりかねません。だって、お金が市場にじゃぶじゃぶということは、インフレに陥る危険もある訳でして。(^^;;
なので、FRBは、景気も良くなったので、ここいらで金融緩和策の最後の工程、出口戦略へと移行して、金利を上げてきた。
先程も解説いたしましたが、債権って基本、元本保証というのが最低ラインの商品ですので(もちろんリスクはあります)、ボラティリティー(価格変動度合い)の大きな株より安全なのですよね。ただ、期間が長いのと、これまで金利が殆どなかったので、メリットがなかったので投資家が積極的に買わなかっただけです。
しかし金利が上がれば…100万円(アメリカの場合ですと1万ドル程度でしょうか?)購入した場合、今までですと満期まで持っていても100万円しか回収できませんが、例えば金利が2パーセントでしたらどうでしょう?
100万円の国債に2パーセントの金利ですと…単純計算でも2万円の利益が上がる事になります。
こうなりますと、株だけに投資するよりも、国債に投資した方が美味しいと…しかもリスクも低い。
で、今まで持っていて、含み益を生んだ株を売って(利確売り)、それを債券市場に投資家たちが回したことで、株式市場が売りに転じ大暴落。と言うのが今回の市場の流れのあらましのようです。A(^^;;
日本の場合は、日本銀行の金融政策がマイナス金利政策なうえに、政権が何をしたいのか、未だ迷走状態ですので、なかなか今の不景気から脱出出来ないないのですよね。(--;;
そこに来て、日本の株式市場って、アメリカの市場の動きと大きく連動していますから、日経平均も大幅下落!
なので、企業業績もよく、問題もなく、尚且つ将来性も高い企業の株が大幅下落などという、なんでやねん!な、事態が起こっているのが日本市場の現在だと思っています(あくまでも個人的な意見です)。(^^;;
本当の実態はより複雑なのでしょうけど、大方このような事のようです。A(^^;;
因みに、今話題の仮想通貨の大幅下落も、これの影響だと言われています。でも、仮想通貨って、投資にしろ投機にしろ、どちらもリスクが大きすぎると思いますが。ボラティリティー大きすぎますし。(^^;;
200万円まで上げといて、一気に90万円まで下落って、通貨としての信用が…をいをいですねぇ。A(--;;
まだ、出てきて間もない商品ですので、こういった部分をどう解決するのかが今後の課題でしょうね。安心して使えるようになるためにも。
さっきまでファミレスで1万円分で5人家族の食事などが楽しめた筈なのに、帰りの会計で10万円になっていたとか、シャレになりませんから。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
#実際に第一次世界大戦後のドイツで上記のようなことが起こっていました。ハイパーインフレって恐ろしいですよね。(((( ;°Д°))))
人間の経済活動って、どこで何が起こるか、予測が出来ませんので、ニュースにはいつも耳を傾けて、いつでも避難できるように準備しておくしか、対策はなさそうです。
この騒動、いつまで続くのか分かりません。今後も推移を見守っていく必要がありそうですね。
一旦全部売り、回収した資金を手元に置いておいて、虎視眈々とチャンスを窺がうのもアリかと。(^^;;
あぷりこっと