指紋押捺 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは(^^)

今夜も寒いですねぇ。(>_<)

こんな日は、金属製のカメラとか手にすると、そのまま吸い付きそうで怖いです。(>_<)

スマホにゴム巻いているので、大丈夫🙆‍♀️

それはさておき、スマホのロック解除に指紋認証、今や当たり前になっていますが、コレって最初出てきた時は、結構衝撃的でした。(^^;;

自分の指紋が鍵として使われる。相当無敵な鍵だと思ったものです。パスワードとか、時々忘れるので、便利だなぁって。(^^)

ただ、今の時代、その機能をハッキングしかねない人間もいたりするはずで、それからどう防御していくのか?の、課題も増えてしまって便利なのか不便なのかよく分かりませんね。(^^;;

そして私は指紋に対してある嫌な思い出が…


それは今から数十年前。

今みたいな季節に、当時通っていた学校が真夜中に火事になるという事件が発生しました。

登校してから知ったのですが、この火災、かなり不自然な点が多く、消防の人だけでなく、警察の人も沢山来て現場検証を行っていました。

と言いますのも、火の気がありそうな家庭科室や理科室、給食を作る調理場や、ヘビースモーカーの多かった職員室などではなく、とある学年の教室が出火元だったからです。

しかも、漏電などの原因ではなく、生徒のランドセルを入れる所からの出火…

火事になる原因が全くないその場所から、出火なんて考えられません。

しかも、そこには、何やら大量の紙らしきものの燃えかすが見つかり、更に、校舎の入り口に何者かの侵入跡も見つかったとかで、その証拠から明らかに放火だと断定されました。

さて、問題はその犯人は誰なのか?

その容疑をかけられたのは、先生ではなく、なんと生徒達約1000人に対してでした。

実は、火災事件が起こった時、生徒らしき人物を見たという目撃証言があったらしく、それで疑いをかけられてしまったと言う訳です。

そうは言いましても、先生の可能性も捨てきれないはずなのに、生徒に対して真っ先に疑いの眼差しを向けるなんて考えられません。

当然、生徒達からは大ブーイングが起こりましたが、事件の経緯を警察の方と校長先生が説明をして、何とか騒動は治った訳ですが…

その後の対応が…(;ω;)

昼休みも抜きで、生徒全員、体育館に集められ、

全員の指紋押捺

という事になってしまいました。

自分に何の落ち度もないとは分かっていても、指紋を採取されるのは気分がよくありません。ましてや、今のような個人情報保護法もない時代でしたので、言い知れぬ不気味さもありました。

勿論、多くの生徒がパニック状態!

指紋を取られたら一生警察にマークされるとか、犯罪者として扱われるとか、情報・知識不足なだけに、余計にパニックを引き起こす結果となり、体育館内は阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまいました。

押捺を拒否する生徒や、先生相手に口論する生徒、低学年の子の多くは、泣き出して嫌がるわで、もうメチャクチャ!

それを婦警さんが、易しく説明して宥めて、漸く押捺に応じてくれるようになるまで、本当に長く感じました。

まぁ、とある先生の一人の、「お前らの中に犯人がいる…」などの煽る発言が引き金になったとは思いますが。ホント今思い出してもゲス先生ですよね。(-_-;)

アンタ、生徒達を信じられないんかい!ボケ!

猜疑心の塊の私でも、流石にコレはないなと。

結局、私も左右の指全部の指紋を取られ、モヤモヤとしたまま、教室へと帰って行った記憶があります。

#後でとある女性の先生から、実は生徒達よりも早く、先生全員、指紋の採取をされたと聞かされました。

学校関係者の指紋の照合は、時間がかかるとかで、真相はまだ先になりそう…と思っていましたら、以外にもその日のうちに解決。

指紋押捺後、放火をした生徒が自首して来たのだそうです。

動機は、担任の先生と、クラスメイトに不満があり、学校が燃えてなくなれば、彼等と顔を合わせなくても済むかも…と思って、真夜中に新聞紙とライターを持って侵入。放火したのだそうでした。

担任やクラスメイト等との間で何があったのかは分かりかねますが、何故、放火などの物理的攻撃で、その問題を解決しようという過ちを犯してしまったのか。それを踏み止まって、別の解決策を何故思いつかなかったのか。とても残念でなりません。

同情は出来ませんが、相当追い詰められていたのでしょうね。誰にも相談できず…

その様な訳で、今も嫌な思い出の一つです。



母さん、あの時採取された指紋、その後どうなったのでしょうね?って、人間の証明かい!(をい)ゞ(^^;;


ヒマワリあぷりこっと