二次性徴抑止の注射 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんにちは。(^^)

 

診察終了。まぁ、かなり長く通っていますので、あまり話すこともなくって。(^^;;

 

診察後、車の中でネットサーフィンしていましたら、二次性徴(思春期に入る前ぐらいから、体に起こる変化。胸が膨らんでくるとか、声が低くなるなど、いわゆる、「男性らしい、女性らしい」体になっていく変化のこと。私にとっては悪夢以外の何物でもありませんでしたが…)を抑止するホルモン剤の治療についての記事にあたり、思わず読みふけってしまいました。(^^;;

 

リンク先…「GID性同一性障害 | 自由が丘MCクリニック 二次性徴抑制ホルモン;ゴナドトロピン(18歳未満)

 

リンク先にもあるように、この治療は18歳未満の方にのみ適用で、可逆性(元の状態に戻す)ことが可能な治療です。

 

通常のホルモン治療は、不可逆性(元の状態に戻すことができない)なので、一旦始めてしまうともう後戻りができません。ですので、やっぱり前の性別の方がいいや、と、思って戻そうとしても不可能(見た目だけは戻すことは可能ですが…)なので、自分の性自認が肉体の性に対して違和感があって苦痛を感じている人以外にはあまりお勧めできない治療です。

 

#まぁ、いないとは思いますが、好奇心で治療は絶対始めないでください。専門のお医者さんなどと相談して、決断なされてください。m(__)m

 

ですが、まだ自我が不安定な未成年者に不可逆性の治療は、将来にも影響いたしますし、かと言いまして、何もしなければ、体はどんどん成長して変化していきますしで、ジレンマなのですよね。

 

そこで、一旦、体の成長を抑えて、ある年齢になるまでの間、選択するための猶予期間を設けさせようという感じの治療が、今回紹介しました二次性徴抑制ホルモン投与治療の目的だと思います。

 

記事を読んで、これ、なんで私の時代になかったのだろうと、ちょっと羨ましかったり。(^^;;

 

ただ、これは永続性のある治療ではなく、ある年齢になったら、抑制治療をやめて、体の成長の赴くままに任せるのか、そこからに望む性になるためのホルモン治療へと切り替えなければならないようです。

 

まだまだ今の医学では、完全な性別適合治療は存在しませんが(ナノマシンや遺伝子レベルでの治療はまだまだ先になりそう…)、でも、何も出来ないよりマシなのは確かです。

 

小さい時から違和感を感じながら生きてきた子供たちに、今回の治療法は有効だと思います。が、やはりじっくり考えて、特に親御さんの思いと子供の本音の違いはどうしても避けられないでしょうから、しっかりと向き合って治療に踏み切るか否かの選択をなされてください。言葉でいうほど簡単ではないのは百も承知ですが、将来にかかわることですので。m(__)m

 

あと、どの治療法もそうなのですが、メリットばかりでなくデメリットも存在しますので、そこだけはどうか、お忘れなきようお願いいたします。m(__)m

 

 

ヒマワリあぷりこっと

追記:デメリットとしましては、治療期間が短いこと、さらに一回の治療が45000円と高額であることです。うーん(--;;