ハーフローター(^^) | Aprikos blogg

Aprikos blogg

色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

 

まだ起きてます。(^^;;

 

 

ホンマでっかTVを観た後、最近物議をかもしている「嫌われる勇気」の先週放送分を観ていました。

 

この中で、主人公の庵堂蘭子さんがつけていた腕時計。

 

オメガの時計なのですが、これ、結構古い時計なんですよね。(^^;;

 

文字盤には、オメガの定番シリーズ、シーマスターのロゴが入っていたこの時計。今は見ることのないハーフローターのムーブメントが入っているモデルだと推測されます(実は私も一本所有しています。(^^) )。

 

今の腕時計に入っているムーブメント(時を刻むための動作機構)は、一般にはクォーツ式が多いのですが、その前の主流だったゼンマイで動く「機械式」のものも、まだまだ現役で製造されています。

 

その機械式には、ゼンマイを時間などを合わせるためにクルクル回す「リューズ(竜頭)」と呼ばれる部分で巻く「手巻き式」と、内部に半円状のローターと呼ばれるものを、腕を振ったりした際の動きで回転させてゼンマイを巻く「自動巻き式」の二つに主に大別されます。

 

で、現在の自動巻き式のローターは、360度回転可能な「全回転式」と呼ばれるものが主流なのですが、今から60年前の時計には、それとは違い、途中までしか回らない、「ハーフローター」と呼ばれる機構のものが存在していました。

 

途中まで回ると、ローターの両端にある突起部分がバネに当たって跳ね返り、反対方向に回るという、面白い構造になっています。ですので、腕につけていますと、「コツン、コツン」と、独特の音を立ててゼンマイを巻いていきます。その音が心地よかったりもしますので、この機構の時計を好まれる方もいらっしゃいます。(^^)

 

ただ、その動作ゆえに、内部機構への振動の影響は避けられず、歯車などの部品の摩耗も早いという欠点もあるようです。でも、オメガの場合、古い時計でも部品があることが多いため、よほどのことがない限りは、修理可能ですから、それほど心配はしていませんけどね。(^^;;

 

むしろ、古い国産時計の方が修理できるかどうか心配になってしまいますが…A(--;;

 

それにしても、いくらデザインが良いとは言いましても、60年も前のアンティーク時計を持っているなんて…よほどの時計好きか、誰かから譲ってもらったか、そのどちらかではないかと私は推測しています。

 

物語上、恐らくですが、現在失踪中のお父さんの時計である可能性が高く、今後の展開が気になります。

 

でも、その前に、日本アドラー心理学会に指摘された部分をどうするのか…そちらの方が気になります。(^^;;

 

 

ヒマワリあぷりこっと

戦後、海外での日本製品の評判は悪く、「安かろう悪かろう」のイメージが付きまとっていました。そのイメージを払しょくさせるきっかけとなった製品が、セイコーの「自動巻き式腕時計」でした。当時、この時計が発売されたとき、多くのスイスの時計メーカーが、「日本人に自動巻き時計なんて作れるはずがない!」と、こぞって裏蓋を開けて分解したのだそうです。で、全て日本で作られたものだとわかると、その技術力の高さに脅威を覚えたのだとか。(^^;;