日本第一(^^;; | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

1979年に出版され、当時世界的なベストセラーになった、エズラ・ボーゲルさんの著書、


ジャパンアズナンバーワン―アメリカへの教訓 (1979年)/ティビーエス・ブリタニカ
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が、中国で36年ぶりに再刊され、今、大変なブームになっているのだそうです。(^^;;

何でも、この本で書かれた当時の日本の現状と、その課題の克服の過程が、現在の中国の抱える問題と符合し、そこからヒントを得ようと若者を中心に読まれているのだそうです。

確かに、’50年代から’70年代にかけての日本は、経済がすごい勢いで成長しました。が、それによる副作用として、水質汚染や光化学スモッグ、水俣病などの深刻な公害病などで、大変苦しんでいました。

私の小さい頃、近くの小川は、家庭排水(洗剤や台所洗剤などが主流)が大量に垂れ流しになっていて、ヘドロ状態でした。ですので、近づくことも禁じられるほど。

更に、工場の排煙で気管支喘息になっていた人が多くって、デモも起こっていましたっけ。

そこへもってきて、アメリカとの深刻な貿易摩擦を連日テレビやラジオは伝えていて、アメリカの失業者たちが、日本車やオートバイ、ラジカセなどをハンマーでたたき壊して、「ジャップは出ていけ!」と、罵るシーンが流れ、とても怖くなると同時に悲しくなったものです。あれからですね、アメリカに行きたいと思わなくなったのは。(--;;

あれから長い月日が過ぎて…

きれいな青空が復活し、近くの小川もきれいになって、魚や水鳥達を見かけるまでになりました。が、家電製品は韓国と中国製が席巻し、自転車やパソコンは台湾が、時計もスイスが80年代に復活して、あの頃の輝きはどこへ?の状態になっています。(^^;;

少子化・超高齢化社会を迎え、これをどう克服していくのか、世界から注目を浴びている日本。

いつか来た道を辿る中国の若者にも、危機感が生まれているのかもですね。(^^;;

あぷりこっと