ろっぴゃくとーちゃんがやって来た♪(*^^*) #1 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

こんばんは。(^^)

昨日、うだうだしていましたら、宅配便さんから電話が。

「例のブツ、今からお届けいたしやすぜ!」(をい)ゞ(^^;; との連絡でしたので、私は急遽、お家で待機することにいたしました。(^^)

結局、来週に観に行くことに。(^^;;

んで、届きましたものがこの子です。(*^^*)

スピーカーグリル

どうです?可愛いでしょう♪(*^^*)

あ…(^^;; ちょっとアップしすぎました。A(^^;;

TR-610#1

この子です。(^^)

ソニーのラジオで、TR-610と言います。(^^)

ね?可愛いでしょう♪(*^.^*)

1958年(昭和33年)の発売で、今年で55歳になります。(^^;;
ですが、そのデザインの美しさは、今も通用するものだと思います。

デザイナーは、当時ソニーの最初の専属デザイナーの山本 孝造さん。

詳しく申しますと、外装デザインを山本さん。メカニカル部分のデザインを、五十嵐 忠さん。エレクトロニック部分のデザインは、鹿井 信雄さんが行っております(資料より)。(^^)

胸ポケットに入る大きさのラジオをとの目標で作られたそうで、その小ささと集積度に大変驚きを隠せません。資料写真などで何度かお目にはしていましたが、実物はこれほどとは…なるほど、当時のグッドデザイン賞を獲得する訳が分かります。(^^)

事実、このラジオは当時10000円という高額商品だったにもかかわらず(「物価の文化史事典(著:森永 卓郎)」によりますと、昭和33年当時の大学卒業者の初任給は、平均14586円。喫茶店のコーヒー一杯が約28円だったそうです。それから考えましてもとても高価だったことが理解できます)、大変なヒットをしまして、世界中に輸出もされたのだそうです。それで、急きょ値段を8000円に下げたほど。(^^;;

更に、多メーカーから類似デザインのラジオが多く発売されただけではなく、偽物も出回ったそうです。ソニーの名前を決定的に定着させた記念碑的モデルとなりました。(^^)

「ソニー自叙伝(著:ソニー広報センター)」にも詳しくその辺りが書かれています。当時としては異例の海外先行発売だったらしく、欧米諸国の高級デパートもこぞって展示・販売するほどの人気だったそうです。(^^)



それまで、カクカクしたロゴデザインでしたが、このラジオでは、今もおなじみの「SONY」のロゴデザインとなっています。このロゴ、変わらないように見えますが、現在まで幾度か変更が行われております。(^^;; この辺りも、先ほどの資料に記載されています。

あと、ソニーデザインに関しまして、重要な資料としまして、「デジタルドリーム-ソニーデザインのすべて-(著:ポール・クンケル 翻訳:オムニテック・ジャパン、稲本 善則)」が、詳しいです。この本は、またの機会にご紹介いたしますね。1999年に発刊された本なのですが、その内容は今読んでもかなり刺激的ですよ。(*^^*)

TR-610#3

スタンドで立てかけたところです。これもなかなか。(^^)

このスタンドは、上にあげますと取っ手にもなり、大変便利です。(^^)

あ、メッキがはがれていますが、元々は黒地に金色だったのですよ。かなり使い込んでいるようです。前の持ち主が毎日大事に使っていただろうことが想像できます。(*^^*)

それと、何故か、このデザインに女性っぽく見えるのですが…多くのラジオにみられるごつごつした精悍さが感じられず、むしろエレガントさを感じます。ここが私が惹かれた理由かもしれません。(^^;;

エレガントな女性…憧れます。私もそうなりたいです。カッコよさと優雅さを兼ね備えた女性になれたら…頑張ろう!

本当は、もっとご紹介したいのですが、長くなりそうですし、明日、早出なのでこのつづきはまた明日に致します。(^^;;

では明日もいい日でありますように♪

おやすみなさい☆


あぷりこっと