今夜はコミックスのお話を。久しぶりですね。(^^;;
えっと、写真を用意したかったのですが、どの書棚に直したのかわからなくて。(^^;;
- 20面相におねがい!! [愛蔵版] (単行本コミックス)/CLAMP
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
今回はアマゾンのリンクを。(^^;;
「20面相におねがい!!(著:CLAMP)」です。(^^)
彼女たちは元々、関西のコミケの世界では、80年代にはすでに知られる存在でした(シュラト本など、いわゆる、「アニパロ(やおい)作品」が主ではなかったかと記憶しています。(^^;;)。その彼女たちがメジャーデビューしたのは1989年頃。「聖伝-RE VEDA-」が最初と言われています。
実は、今回ご紹介いたします「20面相におねがい!!」も、同じ年代に描かれた作品でして(秋山たまよ名義で、「デライド」という作品も同時期に存在しています)、私は未だにどっちが商業デビュー作なのだろうと、混乱することがあります。(^^;;
アマゾンのリンクのは、愛蔵版で、この作品が最初に発表されたときは(ニュータイプ100%コミックス)、大判の2巻組の作品でした。これを私は持っているのですけど、何処に行ったのやらで。(^^;; ついでだから、愛蔵版、私も買おうかな? (^^)
作品の内容を簡単に言いますと、
CLAMP学園に通う伊集院 玲(いじゅういん あきら)君は、初等部3年生の9歳の男の子。
何処から見てもかわいい美少年の彼。しかし実は、料理の腕前がプロ級と、家事全般を得意とし、CLAMP学園初等部学生会会計も務める優等生なんです。
そんな彼なんですが、ある重大な秘密を持っています。それは、真夜中になると…
何故か2人のお母さんの依頼で、お宝を盗みに行く、世間を賑わしている「怪人20面相」としての顔も持っていたのでした。
そんな彼がある日、追っ手をかわすために入ったベランダで、通っているCLAMP学園付属幼稚園の先生に振られたばかりで傷心の大川財閥総帥の娘さんである大川 詠心(おおかわ うたこ)と出会います。その出会いが、この物語の始まりとなるのです。(≧▽≦)
ここで、皆さん気になることがありませんか?
玲君には何故お母さんが二人いるのか??
私は何故か、そこに何ら違和感を感じませんでした。むしろありかな?とか。(^^;;
勿論、どちらが玲君を生んだのだろうという疑問は持ちましたが、お母さんが二人という事実はあまり驚きませんでした。
お母さんが二人いたら、さぞかし賑やかで楽しいだろうなと、結構楽天的と言いますか。
けど、私の周辺では、そこが最大の謎だと、かなり違和感を感じる人が多かったのです。
性マイノリティーに対する認識も、もしかするとこのような温度差なのかなと、今になってそう思っている次第です。でも、この温度差はどこから来るのかと言われましても、説明が出来ないと言いましょうか。(^^;;
私がMtFだからとか、洋楽が大好きでよく聞いていましたので、海外のアーティストには、同性愛者がいるという事も知識として知っていたからとか…関係ないとは言いませんが、どれも直接の原因だとは思わないのですよね。何ででしょうね?(^^;;
多様な家族の在り方で、かなり極端な形のお話の一つに、フランスの作家、モーパッサンの短編に、「蠅」という作品があります。この中では、蠅というあだ名の少女に対して、5人のボート乗りの男性が(作者の自伝的作品だとも言われています)思いを寄せるという、何とも凄い内容だったりします。
ある日、彼女が身ごもったと知り、5人の男性は誰が父親なのかと言い争いになります。しかし、じっくりと話し合った結果、5人とも彼女が大好きなので、5人でその子の父親になることを決意するのでした。これだけでも、ぶっ飛んでいますよね、ホント。(^^;;
ここまで極端ではなくても、家族の在り方って、色々あってもいいのではないでしょうか?
それこそ、「幸せのかたち」って、これだ!という決定的なものはありませんものね。(^^)
今日、お昼にアメリカで、同性結婚の否定を違憲とする最高裁の判断が示されて、大変な話題となりました。大きな前進です。(^^)
これは、同性愛者だけでなく、多様な家族の在り方を社会に対して問うた、大変意義のある判決だと私個人はそう思っています。日本でこの議論が高まらないのが何とも残念ですが… (--;;
そんなことを思っていましたら、この「20面相におねがい!!」と言う作品を思い出した。そんな梅雨の夜のお話でした。(^^)
あぷりこっと