更新が遅くなりまして、すみません。(^^;;
今回は予告通り、子供の頃のお話を一つ。
私は結構体が弱く、よく病気がちになって学校を休みことがありました。
特に、小児ぜんそくを患ってからは、風邪をちょっと引いただけでも悪化しやすくなって、中学に入るぐらいまでは本当に体調が不安定でした。
中学になり、高校生になった辺りからは、拒食症で苦しんだり、神経性の膀胱炎になったりとかは致しましたが、頻繁に学校を休むほどひどい状態にはなく、比較的安定していました。
ですが、もう2年ほど前になるでしょうか?こちらにアップいたしました甲子園のお話のあと、帰宅した私に飛び込んできた、同級生の事故死のニュースに驚いてしまい、それが引き金になって、一気に甲子園の疲れがどーっと出て、そのまま寝込んでしまいました。
夏休みもあとわずか。それなのに、2,3日帰ってきてから寝込み、うなされた後、何とかアイソトニックウォーターを飲めるぐらいに復帰はしたものの、全く体がいうことを聞かず、時々激しい下痢と嘔吐、それと高熱に襲われながら、蒸し暑い部屋で布団に入っているなんて…
高校最後の夏休みなのに、いろいろやりたいことがある夏休みなのに、何も出来なくって、一人気ばっかり焦っていました。
私はお休みですが、母と父は仕事で、もう一人の家族は、何やら用事とかで外出。一人、布団に伏したままお留守番をすることになりました。
近くの道路を走る車の音と家で飼っている鶏が時々変な時間にコケコッコー!と、鳴く以外はとても静かな部屋の中。私は寂しくなり、テレビをつけることにいたしました。
夏休みのテレビは、アニメ好きにとってはまさに天国です。何せ、朝から大好きなアニメが再放送されるのですから、それも毎日♪
私は、ちょっと重たい体を起こして、テレビの電源を…
そう思って上体を起こした途端、
ガタガタガタガタガタ…
と、目の前の押入れの襖が音を立てて揺れ始めました。初めは小さく、でも段々と大きく。
!
この時、私はある出来事を思い出していました。
それは、この時に住んでいた家に引っ越す前の事。私達家族はその家の近くの長屋に住んでいまして、子供部屋兼寝室になっていました部屋で、一人本を読んでいました。その本はいわゆる超常現象を扱った本だったのですが、その本に掲載されていました、テレキネシス(念力)に興味を持ち、左手に見えていた押入れの襖を冗談めいて見つけて、
動けぇ~動けぇ~
と、念じてしまっていました(をい)。(^^;;
当然ですが普通でしたら動くはずがありません、しかし…
ガタガタガタガタガタガタ…
と、小刻みに動き出したのです!
驚くとともに、嬉しくなった私は更に、動けぇ~動けぇ~! と、念じてしまったのです。
それに応えるように、更に大きくガタガタ、ガタガタ!
少し怖くなった私は今度は逆に、静まれぇ~静まれぇ~!と、念じましたら、その通りに静かになり、ほっとしました。が、それも束の間…
ガタガタガタガタ!!!
と、更に大きくまた揺れ始めたではありませんか!
さすがに恐怖を覚えた私は、大急ぎで部屋を出て、母の元へと行きました。そして母にそのことを話しますと、
「そんなことあるわけないじゃろ!もう。なんかの見間違えじゃが!全く、変な本を読むからそんなこと言うっちゃ!」と、全く取り合ってもらえません。でも、私は確かに見たのです。これをどう説明すれば…
それから1週間ぐらい後でしょうか?
隣に住んでいるおばさんを見かけなくなったと長屋内で騒ぎになり、明かりがつけっぱなしになっているおばさんの家の中に、母と近所の人たちが、大家さんとともに訪ねていくことになりました。中に入った母たちが見たものは…
それがきっかけで、いつも元気の良かった幼馴染のお母さんはしばらく寝込み、怯えた父はすぐに近くのおばあちゃんの家へと同居を決めて、私たちは急遽引っ越すことになってしまいました。
#2に続きます。まさか長くなるとは思いませんでしたから。(^^;;
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