光よりも速く(パート2)の2 | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

前回までのあらすじ(をい)。

あ、一応、BGMは「ターミネーター」のあれということで(をいをい)。ヾ(^^;

この世の物体は、「電子・陽子・中性子」の3つで出来ていると思われていた。しかし、論理的思考と実験を繰り返すうちに、どうも、6つの「クォーク」と、6つの「レプトン」、更に4つの「力を伝える素粒子」で出来ているようだと解ってきた。しかし、まだよく解らない。この謎を追うべく、学者たちは更に、新たなる世界へと歩き出すのであった。ヾ(^^;

ダダンダンダダダン ダダンダンダダダン♪

というわけで、先ほどのブログの続きです。(^^;

いよいよ、「光よりも速く」の核心へと迫っていきます…って、ホントかな?(^^;

前回のブログで、「ニュートリノ」が、電子と同じ「レプトン」というものの仲間だということが判明いたしました。ここまでで前回は終わりました。

そして、「ニュートリノ」には、「質量」が存在することが更にわかってきます。これは、1998年頃に実験・観測で解ってきました。つまり、つい最近のことなのですね。

ここで、「質量」という新たな謎が出てきます。でもその前に、

今まで語ってきませんでしたが、「重さ」と「質量」は区別して考えないといけません。これはどういうことなのか?

「重さ」とは、「重力」によって生じるものでして、一般に「キログラム」とか言ったりします。これは、厳密に言いますと「キログラム重(kgw)」という単位になります。

「ばねばかり」などで、1キロの重さのものを量ります。例えば、あなたのいるところでのその物体の重さが1キログラムだとします。しかし、これを、地球の6分の1の重力しかない「月」で、ばねばかりで量れば、当然、6分の1の重さを示すはずです。

つまり、「重さ」は、場所によって変化する。ということです。

しかし、「質量」は違います。たとえ無重力空間だろうと、月の上だろうと、1キログラムのものは1キログラムを示すということになります。

天秤で、重さを量るとそのようになります。これは、私が専攻していました「化学」の分野では重要な考え方でした。薬剤の反応ではどうしても、「重量」では、不都合が生じるからです。

これで、「質量」は、その物体の本来の重さであることがわかってきます。

では、本来の重さとは何か?

これこそが、「質量」の正体といわれています。それは、物の「動かしにくさ」だということになります。ここで、「?」とおもっていらっしゃる方もいると思います。これはつまり、軽いボールは、投げるのにあまり力を使いませんよね。ですが重いものは、それなりに力が必要です。

つまり、物体を動かす際に使う力の大きさが、「動かしにくさ」であり、それが「質量」であるということになるらしいのです。

しかし、「素粒子物理学」の「標準理論(クォーク間などに生じる「重力」を除いた「3つの力」を記述するための論理)」では、全ての素粒子は「質量がゼロ」だということになっています。不思議ですね~。ですが、そのように理論を組み立てると、「加速機」での実験結果の説明が上手くつくそうなのです。

しかし、現実の素粒子の大半は、「質量」を持ちます。どゆこと?(^^;

そこで、学者さんたちは、「ヒッグス粒子」というものが、この世に満ちているのではと、考え始めます。そして、何もないはずの「真空中」にも、この「ヒッグス粒子」が満ちていると考えられているのです。

ここで、新キャラ「ヒッグス粒子」が登場してきました。

これこそが、今回の発見の凄さを物語るキーマンとなります。

またまた、つづきます(をいをい)。ヾ(^^;

あぷりこっと