前回のあらすじ(をいをい)。
この世の物体は「重さ」と、「質量」の二つがあるということがわかった。そして、「質量」とは「動かしにくさ(厳密には、「加速のしにくさ」です)」であることも解ってきた。
しかし、「素粒子物理学」の「標準理論」では、そもそも素粒子には質量がないということが言われ、現実に、「加速器」などでの実験結果の説明は、それで出来ることが解った。
だが、現実には、大半の素粒子には「質量」が存在する。それを上手く説明するために、物理学者たちは、「ヒッグス粒子」なるものの存在があるのではと考え始めた…
と、ここまでで、前回は終わりました。(^^;
そして、ついに、物語の核心へと迫ります(をい)。
この新キャラが、物語のキーを持つことだけは確かです。
そもそも、何故、「ヒッグス粒子」が存在すると、素粒子の「質量」があるといえるのか?
それは、「質量」の起源が、素粒子と「ヒッグス粒子」との衝突にある、ということらしいのです。
つまり、
質量が「ゼロ」である「光子(光の粒子)」は、ヒッグス粒子すらすり抜けてしまいます。つまり、何物にも邪魔されずに進みますので、自然界での最高速度(秒速30万キロメートル)で進むことが出来ます。
一方、電子などの素粒子は、ヒッグス粒子にぶつかりながら、前に進むことになります。このぶつかり具合が大きければ大きいほど、「質量が大きい」ということになります。
ニュートリノには「質量」が存在することがわかっています。つまり、この考え方でいきますと、ヒッグス粒子にぶつかりながら前進するということになりますので、光子よりも遅いはず…ということになります。ただ、ヒッグス粒子は存在が予言されているだけで、実際に観測はされていませんけどね。(^^;
しかし、アインシュタインの「相対性理論」の根幹を作る考えかたが、これで今までは説明できていたわけです。
ですが、今回の実験では、「ニュートリノ」の到達速度が光よりも速かった…
何物にも邪魔されずに最高速度で進むはずの光が、ヒッグス粒子にぶつかりながら進んでいく「ニュートリノ」よりも遅いというのは、どう考えても説明が出来ないのです。(^^;
これにより、「相対性理論」での根幹部分が揺らいでしまった(まだ、はっきりはしていませんので完全にとはいえませんが)と、大騒ぎになってしまったわけです。(^^;
とまぁ、これが事の顛末らしいです。(^^; ああ、疲れました。ヾ(^^;
それで、この実験結果が正しいと完全にわかりましたら、今までの理論が揺らぐわけでして、それで、新しい物理理論が必要ではとなってくるのでは、となってきます。
はてさて、次の物語はどのように展開いたしますことやら…楽しみです。(^^)
で、またまた、別館の原稿をアップできなかったわけです。だめだな、私。(--;
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/203.gif)
今回は、アメーバーさんの新エディターで記事を全て書きました。今のところ、トラブルなしです。次回は、新機能も試したいと思います。(^^)