こんにちわ。

またしてもお久しぶりです。
約9ヶ月ぶりですね。

社会人になり、
新しい毎日に日々奮闘しておりました。

そんな中読書も続けていたんですが
パソコンが壊れてしまったりとか
いろいろありまして更新もしないまま
だらだらと時間だけが過ぎていきました。

我ながらだらしないなぁと思います。


そしてそして。

今回ひさびさの読書日記で
ご紹介するのはこちら。



$プルンクザールの夢


森見登美彦さんの「太陽の塔」。

森見さんの作品を初めて読んだのは
たしか大学2年生くらいの時。

おそらく森見さんの作品の中で一番有名な
「夜は短し歩けよ乙女」です。

森見さんの作品で魅力的なのは
なんと言っても独特な言い回し。

初めて読んだ時から
その独特な言い回しが妙にツボにハマってしまいました。

「太陽の塔」でも森見節は健在。

むしろデビュー作なので、
森見節はここから始まったとも言えるかもしれませんね。


読みすすめていくうちに
何度もフフッとなっては、
電車の中だと気付き堪えるということもしばしば(笑)


今回の主人公も森見作品ではおなじみ、
四畳半に住む冴えない京大生。

クリスマスが近づく京の都で、
1年前に失恋した元カノ「水尾さん」の「研究」をしつつ
へんてこりんな仲間たちと
へんてこりんな毎日を過ごし、
クリスマスにへんてこりんな作戦を企てるという、
なんともへんてこりんなお話です。

正直、読み終わってもその印象は変わらず。

「ん~、結局なんだったんだ。」

という感想です。

そんなこと言ったら失礼ですかね(笑)


でも、いいんです。
話がよく分からなくても。

上述したとおり、
私の中で森見作品の魅力は森見節。

本作でもいっぱい好きな森見節があったので
いくつか紹介します。



―良薬とはつねに苦いものである。
 ただし、苦いからと言って良薬であるという保証はどこにもない。
 毒薬もまた苦いのだ。


―坂本龍馬は立派かもしれないが、坂本龍馬を崇拝する人間が立派なわけではない。


―「我々の日常の九○パーセントは、頭の中で起こっている」


―「みんなが不幸になれば、僕は相対的に幸せになる」


―しばしば「愛情が歪んだ」という表現が使われるが、
 恋愛というものは初めからどこか歪んでいる。


―「幸運が有限の資源だとすれば、君の不幸は余剰を一つ産みだした。
 その分は勿論、俺が頂く」


などなどなど。

他にもたくさんありますので、
ぜひぜひ読んで探してみてください。



本を読む中で、
ストーリーを楽しむのはもちろんなんですが、
こういった感じで自分の好きな言い回しとか言葉とかを
見つけていくのも楽しいですよね。

そしてそんな表現ができる作家さんを
とても尊敬します。

ん~、すごいなぁ。


次は何を読もうかな。

でわでわ*



こんにちわ。


先日卒論の仮提出が終わり
ちょっと一息ついてます。
どうも、りょうです。

今回は東野圭吾さんの
「さまよう刃」を読みました。


$プルンクザールの夢


妻に他界され、
一人娘と二人暮らしをしている主人公長峰。

そのたった一人の愛娘が
2人の少年によって
性的暴行を受けた果てに殺されてしまいます。

話は長峰が犯人の少年を追う
復讐劇として進んでいきます。


小説は全体を通して問われているのは、
「誰が罪を裁くのか」
「少年法で加害者の少年たちは守られているのでは」
「本当の罪滅ぼしとはなにか」
ということだと思います。

小説を読んでいて
こんなに歯がゆい思いをしたのは初めてです。

小説の中で多くの登場人物が
「少年たちが被害者の父親に殺されても仕方がない」
「むしろ復讐を遂げてほしい」
とさえ思っています。

でも現実はそんなことは許されません。

どんなに犯人が卑劣な人間でも
改正の余地がなくても、
加害者が未成年である限り
彼らは少年法で守られ
更生の機会が与えられるのです。

だからといって
被害者の遺族にとっては
なんの慰めにもなりません。


しかし、彼らが少年法で守られるべき
未熟な人間であるのも確かです。

みんながみんな卑劣な少年ではないのです。

更生の余地がある少年たちもたくさんいます。

だから少年法には意味がある。


結果的に、少年法は加害者の少年たちを
守るものでしかないのです。

罪を犯した少年たちの被害者を守るものではないのです。



小説のラストはなんとなく予想できたものでした。
これが一番いい終わり方だったのかもしれません。

そして小説のホントのラスト数ページ。

それまで先入観で勝手に思い込んでいたものが
あっさりと覆されます。

まさかこんなどんでん返しが待っているとは。


読み終わって
「あー、楽しかった」
となる話ではありませんが、
物語に一気に引き込まれていきますし
こういうこともあるのだなとか
いろんな人の視点から考えることができるので
読んで損はないと思います。

ちなみに寺尾あきらさん主演で
映画化もされているそうです。

私のイメージとはちょっと違いますケド(笑)

そちらも機会があれば観てみたいなと思います。



でわでわ*
おひさしぶりです。

ずいぶん長い間
blogをお休みしていました。

お休み、というよりも
ただサボっていただけですね(笑)

いろいろ忙しかったり
気が向かなかったりして
この3カ月間ほどは
全く本を読んでいませんでした。

そして昨日、
3カ月ぶりに読んだ本が
伊坂幸太郎さんの「死神の精度」です。

$プルンクザールの夢


じつは私、
伊坂幸太郎さんの本を読むのは
これが初めてだったんです。

すごく有名な作家さんで
何度も読んでみたいな、と思ってたんですが
なぜかずっと読まないままでいました。

今回読むに至ったのは
本好きの後輩が
「これ面白いですよ」と
貸してくれたからです。


ホントに全く読んだことがなくて
私の勝手なイメージなんですが、
伊坂幸太郎さんの作品は
どこか重くて堅いものだと思っていました。

でも実際読んでみたら全然違う。

すごく軽くて読みやすい。

とにかく読みやすかったです。

すぐ物語に入っていけます。

あらすじはある一人の死神が
地上に降りてきて
一人の人間を七日間観察し
その人は死ぬべきか、
それとも今はまだ見送りにして
死ぬべきではないかを判断するという話です。

6つの短編からなり、
短編ごとに主人公の死神が
担当する人物が変わります。

つまり6人の人を
死んでもいいか、生きるべきか
見定めます。

この6つの話、
時系列も違うし
登場人物も全く違うので
一見繋がっていないようで、
最後にハッとさせられます。

読んでいる途中で
「ん?もしかして?」と
どんどん話に引き込まれ
「あー!やっぱり!」とか
「なるほど!」となります。

予想が当たっても外れても
どちらにせよとても楽しめる作品だと思います。


とにかく読んでみて
ホントによかったと思える作品でした。

これを機に伊坂さんの作品を
たくさん読んでいきたいと思います。


最後に。

作中で主人公がよく
「死についてどう思う?」とか
「死ぬのが怖いか?」といった
死についての質問をします。

登場人物なりのさまざまな答えがあるのですが、
私はやっぱり死ぬのは怖いです。

その先に何が待っているのか分からないし
まだまだやりたいことがたくさんあるから。

だからまだ死神には会いたくないですね(笑)



でわでわ*