2018年5月16日 水曜日 晴れ
今日もいいお天気。
日中はとっても暑かったです。
【潤身読書会】
3日前の日曜日の午前中は月に一度の勉強会、『潤身読書会』に参加させていただきました。
この勉強会の特徴は、論語のすべての章句を一つ一つ丁寧に味わいながら学んでいくことです。
さらに勉強会の資料は、会を主宰する清水さんが、論語解説者26人・論語解説本30冊の内容を一冊の小冊子にまとめてくれています。
各解説者の解説を同時に読んで、比較できのは、本当に分かりやすく、思考も深まります。
今回は、2時間30分で三つの章句を学びました。今日は一つだけご紹介します。
公冶長第五(こうやちょうだいご)
(読み下し文)
子、子貢に謂いて曰わく、女と回と孰れか愈れる。對えて曰わく、賜や何ぞ敢えて回を望まん。回や一を聞いて以って十を知る。賜や一を聞いて以って二を知る。子曰わく、如かざるなり。吾と女と如かざるなり。
(訳文)
孔子が子貢に話しかけられた。
「お前と顔回とどちらが勝れていると思うかね」
子貢が答えた。「私がどうして回と肩を並べることができましょうか。回は一を聞いて十(全体)を知りますが、私は一を聞いて、せいぜい二を知る程度でございます。孔子が言われた。
「回には及ばないねぇ。実は私もお前と同じように及ばないと思っているよ」
(解説者の解説)
・「一を聞いて十を知る」という言葉は『論語』のこのくだりが出典になっている。
・子貢と顔回は孔子の弟子で、三巨頭の内の二人。三巨頭は以下の三人。
①顔回(がんかい)ー特徴は『仁』
②子貢(しこう)特徴は『智』
③子路(しろ』ー特徴は『勇』
・この章は、他人の善に心から従うことの難しさを示したのである。人の善を知ることはもとより難しいが、人の善に心から従うことは一番難しい。子貢のこの答えによって、彼が徳に進んでいる深さがわかる。(仁斎)
・この章の問答はまことに師弟間のこまやかな情愛をうつして余すところがない。孔子が子貢とともに顔回の賢をたたえ、子貢の気持ちを慰めて引き立てるなど、そこにあふれんばかりの師情を汲みとらねはなるまい。(吹野)
・考えてみると、孔子も、意地の悪い質問をしたものだ。言語に優れたとされる子貢からどんな答えが返ってくるか、百も承知の質問だったとすれば、現代風にいって、デリカシーがない。(金子」
(私の感想)
・解説者によって見解が分かれるのも論語の魅力の一つだと思います。本当はどっちだったんだろう?と想像力を働かせ、色んな角度から検討するのが面白く、勉強になります。
・謙虚に答える子貢をみて「彼が徳に進んでいる深さがわかる」と解説する仁斎から新たな視点をいただきました。
徳が進むと謙虚になる。
横柄、傲慢な人は徳が低い。
徳を積み上げたいものです。
・子貢の「一を聞いて二を知る」ことも、本来とても難しいのだろうと感じました。できれば「1」を聞いて「1.1」くらいは知れる人間になりたいものです。
以上が、一つの章句の内容です。
今回も貴重な機会を与えてくれた清水主宰に心より感謝申し上げます。
次回は6月10日(日)
午前の部10時
午後の部13時30分です。
ご興味のある方はぜひお声掛けください。
いつも「すぎてつ日記」を読んでいただきありがとうございます。


