瞼のたるみ取りといえば眉下切開が有名で
二重のラインで皮膚をしっかり取ると二重のラインに段差ができてわざとらしい皮膚になる、というのが一般に言われております。

瞼の開く力が問題なく、皮膚のたるみだけが主な問題の場合には、眉下切開が選択されていることも多いと思われます。

 

眉下切開は私も大好きな手術ですが

眉下切開も万人に向いているわけではありません。

 

症例によってはふたえラインで皮膚をしっかり切除するのが

適切な場合もあると思っております。

眉下切開は眉毛がしっかり生えていて、傷が隠せることが基本的には前提となります。

内側のたるみをしっかり取ろうとすると、皮膚に歪みが生じたり、斜めの特有のシワができたりするため、真ん中から外側がメインのたるみ切除になります。

以前よりも二重幅が狭くなった、奥二重になった、という方はこの方法の適応が多いです。

 

ふたえラインの皮膚切除は眉毛に関係なく傷がきれいに隠せます。

内側のたるみも眉下よりはしっかり切除できます。

特に皮膚がふたえラインでしわしわ、くしゃくしゃになっていて

二重のラインがたくさんできてしまっているような方はこの方法が向いているようです。

 

ざっくり区別すると

眉下切開は瞼の厚いところで手術するので

腫れは目立ちにくいです。

ただし傷跡が本当に目立たなくなるまでは

3−6ヶ月以上かかると考えたほうが良いです。

 

ふたえラインでの皮膚切除は

瞼の皮膚が厚い人にやるとあまりよろしくありませんが

皮膚が薄くくしゃくしゃ伸びている方の場合は良い適応です。

腫れてしまうと大変に目立ちますが、

傷自体は目を閉じないと見えませんし、

眉下切開のような傷の目立ち方はしにくいです。

 

 

微妙な違いなのでわかりにくいですが

瞼の厚み、形、たるみの傾向によって

両者を使い分けるのが良いと思われます

 

 

皮膚のたるみ→眉下切開ではなく
医師とよく相談して
それぞれの目の形、瞼の形に応じた、
また術後のイメージやダウンタイムに関する希望に応じた
治療法を決めるようにしましょう。

銀座よしえクリニック
0120-398-885
瞼のたるみ取り手術 30万~50万程度(内容に応じて変化)
Risk:左右差、血腫、過開瞼、眼瞼下垂など


この記事は特定の手術を万人におすすめするものではありません。
担当医と手術適応についてよくご相談ください。
 

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保険診療:東海大学形成外科
美容治療:【金】加藤クリニック麻布 0120-112-096
【日】銀座よしえクリニック 0120-398-885
へお問い合わせください

 

 

 

目元の若返り手術のご紹介です。
術後のダウンタイムも少なく

術後1ヶ月で既に大変喜んでいただいている方です。

もともと美しい方でしたが、更に若々しく洗練された印象となっており、

お願いしてご紹介させて頂きました。

瞼を開く力もしっかり残っており、いわゆる保険での眼瞼下垂手術の適応とはなりにくい方です。しかし、二重のラインあたりにくしゃくしゃとシワになっている皮膚のたるみがありました。

 

ご本人は希望のイメージがはっきりしており
カウンセリングでのシミュレーションでもやはり眉下切開よりも
二重線でのたるみ取りが良いだろう、と意見も一致しました。

 

二重線まわりの皺がなくなり、
眉の位置も本来あるべき自然な位置に下がり、
額の皺もボトックスを打たなくても自然になくなりました。

 

瞼のたるみ取りといえば眉下切開が有名で
二重のラインで皮膚をしっかり取ると二重のラインに段差ができてわざとらしい皮膚になる、
というのが一般に言われております。

しかし、そのあたりも症例によると思われます。
この方のように、瞼の下半分の薄い部分の皮膚が伸びてシワシワになっており、
皮膚をしっかりとっても薄い皮膚が残る場合には、
眉下よりもむしろ二重のラインで皮膚を取るほうが有利な面もあります。
 

 

眉下切開では外側の皮膚のたるみ取りは良い適応ですが、
内側の皮膚のたるみもしっかり取ると
皮膚に歪みが生じたり
特有の斜めのシワができたりするという限界もあります。

特に瞼を開く力の調整まで不要な場合には、
シンプルな手術になるためダウンタイムも軽減され、
うまく腫れが最小限に収まれば、
眉下切開にあるような術後1ヶ月~3ヶ月までの
傷の赤みがないため、
ダウンタイムという面でも有利です。

皮膚のたるみ→眉下切開ではなく
医師とよく相談して
それぞれの目の形、瞼の形に応じた、
また術後のイメージやダウンタイムに関する希望に応じた
治療法を決めるようにしましょう。

銀座よしえクリニック

0120-398-885
瞼のたるみ取り手術 30万~50万程度(内容に応じて変化)

Risk:左右差、血腫、過開瞼、眼瞼下垂など

 

この記事は特定の手術を万人におすすめするものではありません。

担当医と手術適応についてよくご相談ください。
 

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非手術のたるみ治療ではHIFUがスタンダードで有名と思われます。

実際に手術を受けている方も多いと思います。

 

この数年、日本でもInmode社のFacetiteと呼ばれる治療が話題になっています。

美容に興味のある方でも

何が違うのか、自分にはどちらが良いのかわからない

という意見が多いように思われます。

 

まず前提として

どちらも切らないタイトニングの治療として同じような印象がありますが

実際には全く別物の治療法で

単純に比較してどちらがより優れている、というものではありません。

 



HIFU主にSMASという顔の筋膜をターゲットとしており、
『高密度焦点式超音波』の名前の通り、細かい高温の『点』を作る治療法で
この点を連続させることでリフト効果を狙うものです。

 

皮下脂肪・皮膚をターゲットとしたモードもありますが

主な用途は筋膜のタイトニングです。

効果の持続期間は諸説ありますが、3-6ヶ月としているところが多いようです。

 

 

Facetiteは超音波ではなく高周波帯の電磁波(Rediofrequency)を用いた治療です。

主なターゲットは皮下脂肪と皮下脂肪組織の立体状の繊維組織です。


高周波による熱効果はデバイスを中心に放射状に及びます。
デバイスを動かしながら照射していくので
太い線を引いていくような効果範囲になります。
 

皮下に直接デバイスを挿入することで

皮下脂肪層を60−80度程度に『直焼き』します。

この温度は皮下の立体上の繊維組織が効率よくタイトニングできる設定となっています。

 

 

顔の下半分のたるみ改善効果について
施術後6−12ヶ月でも繊維組織の変性と新生が確認されており
2年後も施術後の効果が維持されていたとの報告もあります。

 

Facetiteのほうがデバイスを挿入するぶん、

より外科的な性格を持っており、局所麻酔から静脈麻酔などやや強めの

痛みコントロールが必要ですが、

このため同時に脂肪吸引や他の治療などを組み合わせで行うことも可能です。

 

 

このように治療法、ターゲットともに異なる治療となっています。

どちらが効果的か、については

自分の好みやダウンタイム、コストはもちろん

担当医に自分のたるみを診断してもらい治療計画を相談するのが一番良いと思われます。

 

 

Facetiteもそもそも『エンブレイス治療』として

単体ではなく複数の治療法と組み合わせた治療法を推奨しています。

 

診察前から自分の治療法を決めつけていくのではなく

医師と相談して、診断の上で治療計画を立てていくのがおすすめです。

 

 

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平日は大学病院で骨切り手術や瞼の手術、再建手術を中心に、
休日は恵比寿や銀座のクリニックで美容外科手術を行っています。
瞼、鼻、骨切り、フェイスリフトなど顔の手術について紹介しています。
保険診療:東海大学形成外科
美容治療:【金】加藤クリニック麻布 0120-112-096

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大学病院形成外科と美容外科クリニックで勤務している形成美容外科医のやまもとです。

大学病院ではほとんど毎週、保険適応での骨切り手術や顔の骨折の手術を行っております。

前回は骨切り手術後のたるみについて解説しましたが

今回は普通に加齢性変化によるたるみ治療を考えます

 

骨切り手術後のたるみよりも多数の原因が関係しています。

治療法およびその組み合わせが多岐に渡りすぎていて

自分がどの治療を受けたらいいのか、

効果・金額・治療回数など様々な面でのコストパフォーマンスを考慮すると

余計に疲れて老けてしまいそうです。

 

最後に、私がコスパが良いであろうと考えている治療法について個人的見解を述べます。

 

めちゃくちゃざっくりいうと

骨の萎縮、皮膚軟部組織の伸び、靭帯の緩みです

(靭帯に関しては、リフト系の手術ではむしろ切断されることが多く、たるみの絶対的な原因としては小さいと個人的に考えています)

 

前回に引き続き、

目黒げんクリニックの市原ゆき先生の提唱されている

FRTコンセプトです。

Filling足し算

Reduction引き算

Tightning引き締め

非常にわかりやすく完成された理論なので、ぜひ市原先生のInstagramを見ていただきたいです。

加齢性変化による骨の萎縮に対しては特に

・頬上部

が重要と考えています。

いわゆる目の下のくまの治療にも重要であり、目元は顔の印象の中で非常に強いパーツであり、また横顔の若々しさにも非常に重要な要素です。

 

骨切り後のたるみとは違い

加齢性変化の特徴として表情筋の強張りが挙げられます

特に広頸筋、口角下制筋など、顔の輪郭付近を下方向に引っ張る筋肉は

強い加齢感を演出します

この力感はボトックスによって解除できます

 

脂肪自体は加齢そのもので増えるわけではなく

位置が下がる事によって下の方に増えたように見えるのですが

代謝の低下によってついてしまった脂肪は減量したほうが

形態的に良い場合もあります

引き締めに関しては治療対象が

皮膚・皮下脂肪・筋膜に大別されます

治療法で分ければ上記の如くになります。

 

皮膚は「低温やけど」という言葉があるように

40度くらいから加熱時間によっては熱傷になってしまうため

熱よりも、針やLASERで細かい傷を付けて、傷が治るときに縮む効果を

利用してタイトニングするのが主な方法になります。

 

筋膜はHIFU(ハイフ)「高密度焦点式超音波」というカテゴリーの治療法がスタンダードになっており、これを超えるものは現状では出てきていない印象です。

 

皮膚と筋膜の間の脂肪組織に対しては、かつては決定的なものが無かったのですが、近年注目されているFacetiteがスタンダードになりそうです。これは皮下脂肪組織に含まれる立体的な網状の繊維組織を直接、効率よく収縮させることができるため3次元的な引き締め効果が期待されます。

後日このデバイスについても書く予定です。

 

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大学病院ではほとんど毎週、保険適応での骨切り手術や顔の骨折の手術を行っております。

 

保険・美容のどちらの骨切り手術においても問題になりうる

骨切り手術後のたるみ、について考えていきます。

 

①弛みの原因

骨切り手術の後に顔が弛むというお話を聞かれたことがあると思います。

特に下顎前突の下顎をセットバックした場合には輪郭や首下にかけて、

Lefort1つまり上顎骨切りでも頬が下がる場合があります。

頬骨縮小の場合にも同様に頬が下がります。

 

・顔面骨が小さくなる

特に美容外科での骨切り手術では顔面骨を小さくすることが殆どです。

顎変形症の手術でも、顎後退の場合以外は顔面骨が小さくなる場合が多いです。

目黒げんクリニックの市原佑紀先生が仰るところの

「体が痩せて服はそのままなら、服は余る」状態です。

皮膚軟部組織は元々の骨の大きさにあったサイズになっているので

中身の骨だけ小さくなってもサイズがついてこないのです。

 

時間が経つと皮膚軟部組織のサイズがフィットしてくるものですが、程度があります。

個人差がありますが、30代頃からだんだんフィットしにくくなると言われています。

 

経過を見ていると皮膚軟部組織に厚みがある、硬い感じがある方もフィットしにくい傾向があるように思えます。

 

エイジング治療にも共通している点として

弛み治療においては

①必要な部分のボリュームを足す

②余分な脂肪を減らす

③小さくなった骨に皮膚軟部組織をフィットさせる

ことが必要になってくるのです。

 

 

たるみ治療としては皮膚そのものにアプローチする治療や

糸リフトなどもありますが

骨切り術後のたるみ治療としてはターゲットが違うと思われます。

 

・オトガイ形成

保険の骨切りで特に起こりうることですが、咬合やある程度の見た目を考慮した手術を行った結果として、概ね全体のバランスはよいが、下顎だけが物足りない感じになることがあります。本来はオトガイ形成を行って顎を少し出したほうが良いとわかっている場合でも、保険診療の適応ではないと判断されると、その部分については本人の希望に応じて後日自費での手術となります。

ある程度はヒアルロン酸などでも修正できますが、永続的なものではありません。

・ヒアルロン酸

・脂肪注入

上顎骨切りや頬骨形成において、皮膚軟部組織が骨に戻る過程で下に下がってしまったり、先述の通りボリュームが減ることでたるみの原因になることがあります。

これらはヒアルロン酸や脂肪注入によってある程度修正が可能です。

もともと皮下脂肪が多い場合には

骨切り手術で骨が小さくなることによって更にだぶついて見えることがあります。

皮膚のたるみも重要ですが、特に輪郭周りや首下に関しては、可能であれば脂肪を減らした方がフェイスラインははっきりします。

脂肪を減らす方法としては色々ありますが、実際に期待値が高いのは脂肪吸引です。

また、皮下に直接デバイスを挿入して皮下脂肪内で高周波で脂肪細胞を融解する方法(Facetite)もあり、個人的に注目しています。

 

※脂肪が大幅に減った場合には、また先述の服だけ余る問題が生じるので

皮膚のタイトニング治療が更に重要になってきます。

 

 

骨切り手術後のたるみ治療としては最も重要な要素と考えています。

一般に骨切り手術の対象となる年齢層の場合

フェイスリフトが必要なケースは限られると思います。

また肌の質感そのものが手術によって変化するわけではないので

皮膚の浅い層にアプローチするよりも

皮下組織・皮膚深層にアプローチする方法が重要と思われます。

この分野に関しても、先述のFacetiteが骨切り後については良いのではないかと考えています。

 

 

高周波を照射する針を皮下に挿入し、

皮下脂肪の融解と、皮下繊維組織の立体的な引き締めを行う機械です

骨切り手術後のたるみに良さそうと考えています。

 

後日このデバイスについても書く予定です。

 

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大学病院ではほとんど毎週、保険適応での骨切り手術や顔の骨折の手術を行っております。

 

 

瞼や鼻の手術と比べ、まったく次元の違う侵襲の大きさ、治療期間の長さがありますが

それだけに唯一無二の、この手術でしか達成できない変化は非常に大きいものがあります。

 

骨切り手術、顎変形症と調べると、口腔外科のHPや、形成外科のHP、美容外科のHPも出てきて混乱してしまうこともあると思います。

 

今回は骨切り手術をどこで受ければいいの?というお話をしていきます。

 

口腔外科・形成外科に続いては

【美容外科】です

症例写真は最も見る機会が多く、近年美容外科に小顔を目的に骨切りの相談に行く人も増えているかと思います。

口腔外科、形成外科など保険診療においては

骨のアンバランスの程度が大きく、機能改善に必要と判断されれば治療適応になりますが、

美容外科においては、機能に問題が無くても整容面のみを目的に治療が受けられます。

 

ただし、患者さんの要望だけで手術が受けられる訳ではなく、

医師の診断で手術をするメリットがリスクやデメリットに大きく勝ると判断された場合に

手術の適応となります。

 

美容外科においては、鼻や唇の手術、その他注入治療などを組み合わせることによって、骨切りのような大掛かりな手術を受けられなくても患者さんの要望を達成できる選択肢を提案できる場合もあります。

 

また骨切り手術と合わせて、鼻の手術や唇の手術を計画することで、より総合的な顔の治療計画を立てることが可能ですし、骨切り手術によって生じた骨や唇の望ましくない変化に対しても、やはり対応が可能です。

もちろん治療は保険適応外なので全額自費となります。

治療費は非常に高額に感じられますが、海外で日本ほど保険制度が充実していない場所では、日本で保険適応の手術であってもこれ以上に費用がかかる事はざらにあります。

大学病院での治療に比べると、設備はかなり限られるため、保険適応では数日入院の手術であっても美容外科では日帰りで対応していたりします。

万が一の合併症が起きた場合の対応キャパにも限界がありますが、その場合には提携先の大きな病院に搬送されることになります。

 

 

顔のアンバランスが強く、噛み合わせや顎関節に

保険適応のレベルの大きな問題があり

かつ整容的な要望が強く、鼻やリップリフト、フェイスリフト、脂肪吸引なども含めて治療を考えている場合には、

・まず保険治療を受けて、その後の修正を信頼できる美容外科医に任せるか

・最初から自費でも骨切りも含めた総合的な治療プランを美容外科で相談するか

になります。

前者の方が個人的には無難に感じますが、結局は医師次第、になります。

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瞼や鼻の手術と比べ、まったく次元の違う侵襲の大きさ、治療期間の長さがありますが

それだけに唯一無二の、この手術でしか達成できない変化は非常に大きいものがあります。

 

骨切り手術、顎変形症と調べると、口腔外科のHPや、形成外科のHP、美容外科のHPも出てきて混乱してしまうこともあると思います。

 

今回は骨切り手術をどこで受ければいいの?というお話をしていきます。

 

口腔外科に続いては

保険診療で唯一整容面に重きを置いた診療科である【形成外科】です

 

 

口腔外科と比べ、形成外科で顎変形症の骨切り手術を日常的に行っている手術は非常に少ないです。大学病院でもいくつかに限られるかと思います。

 

形成外科では顔の先天奇形の手術を行っており、0歳のころから成人になるまで、成長と共に適切なタイミングで手術を行っていきます。

その一環として、先天奇形の為に噛み合わせが悪かったり、顔のバランスを整えるために顎変形症の手術を行います。

 

保険診療において、「顔のバランスを整えるため」という側面が最も強いのが、先天奇形の顎変形症の手術と思います。

形成外科は頭からつま先まで全身の体表の手術を行うため、広い領域の解剖知識が必要となり、

顎関節機能や歯列矯正に関する専門性の深さにおいては口腔外科に譲ることになります。

 

一方、先述の先天奇形の治療において

形成外科は頭蓋骨のかたち、顔面骨のかたち、額、瞼、鼻、唇、顎、頬、耳といったあらゆる部分の手術を担っており、

顔全体の治療、骨と皮膚・軟部組織のバランスをふくめた総合的な診断と治療においては、

形成外科の最も得意とするところと言えます。

 

先述の口腔外科の紹介で述べた

『口腔外科の骨切りは噛めるけど可愛くない』

『形成外科の骨切りは可愛いけど噛めない』

という噂については、口腔外科が整容面を考慮した骨切り手術を行っているのと同じく、

形成外科も【機能美】という言葉のとおり、矯正歯科医と連携しながら機能面を改善させる手術を行っております。

 

先天奇形や外傷による変形などの場合には

かなり整容面の細かい部分を追求する手術が保険適応として許容されますが

一般的な顎変形症の手術の場合には

形成外科であっても、通常の保険適応を越える範囲の手術については

どこまで可能かは医師の判断によるのが現状です。

 

 

骨切り手術と鼻の手術の組み合わせや、その後のリップリフトやフェイスリフト、脂肪吸引など多彩な選択肢からの取捨選択しての提案という面では、美容外科の方が多くの選択肢がありますが、もちろん全て自費となってしまいます。

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瞼や鼻の手術と比べ、まったく次元の違う侵襲の大きさ、治療期間の長さがありますが

それだけに唯一無二の、この手術でしか達成できない変化は非常に大きいものがあります。

 

骨切り手術、顎変形症と調べると、口腔外科のHPや、形成外科のHP、美容外科のHPも出てきて混乱してしまうこともあると思います。

 

今回は骨切り手術をどこで受ければいいの?というお話をしていきます。

 

まずは顎変形症、骨切り手術の総本山である【口腔外科】

 

美容外科と比べると、保険診療ではプロモーションをさほどしないため

これを読んでいる方の印象としては小さいかもしれませんが

日本では骨切り手術の症例数が圧倒的に多いのは口腔外科です。

そもそも顎変形症の手術は正しい噛み合わせ、顎関節の機能のために行うものなので当然とも言えます。

 

 

歯列矯正、顎関節機能、噛み合わせというのは非常に複雑で専門性の高い学問です。

私は形成外科医で、骨切り手術の勉強としてこれらを学びはしますが

非常に非常に難しく奥の深い分野です。

やはり本来の目的である噛み合わせ、顎関節の機能の改善という面では、その他よりも口腔外科が優れている傾向があるでしょう。

『口腔外科の骨切りは噛めるけど可愛くない』

『形成外科の骨切りは可愛いけど噛めない』

なんて表現を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、骨切り手術によって顎の位置がどうか変化するか、鼻の形体がどう変化するかなど、調べると論文が多いのは口腔外科だったりします。

つまり

『口腔外科の骨切りは噛めるけど可愛くない』なんてことはなく、整容性をしっかりケアした手術をされている先生方はたくさんいらっしゃると思います。

 

ただし、顔のトータルでのマネジメント、例えば骨切り手術と鼻の手術の組み合わせや、その後のリップリフトやフェイスリフト、脂肪吸引など多彩な選択肢からの取捨選択しての提案という面では、形成・美容外科に一歩譲る面はありそうです。

 

 

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それだけに唯一無二の、この手術でしか達成できない変化は非常に大きいものがあります。

 

骨切り手術、顎変形症と調べると、口腔外科のHPや、形成外科のHP、美容外科のHPも出てきて混乱してしまうこともあると思います。

 

今回は骨切り手術をどこで受ければいいの?というお話をしていきます。

 

まずは保険治療と自費診療の比較について

・費用

保険診療の最大のメリットとして、3割負担で手術が受けられる点ですが、

後述しますが、自己負担額の計算は複雑で一律にいくら、とは決まっておりません。

複数の病院のHPを拝見すると、外来や入院などすべて込みで40-80万程度としているところが多いようです。

手術を前提とした矯正治療は厚生労働省の認定施設でないと保険適応になりません。

目的がかみ合わせ、顎関節の機能改善であるため、整容面の改善は主な目的ではありません。

とはいえ最近の顎顔面外科学会でも『顔貌の不調和』を治療対象としてい良いというお話も出ており、どの辺りまで整容面を追求するかは医師によるところが多いようです。

例えば医師によっては、オトガイ形成や輪郭形成術を同時に、あるいは後から追加で行う場合もあります。

 

とはいえ、基本的にはオトガイ形成や輪郭の修正、形態にこだわるがゆえの上下顎手術などは保険の適応外と認識されたほうが良いと思います。

また骨と軟部組織のバランスを整えるためにリップリフトやフェイスリフトを。。というのは完全に自費になってしまいます。

 

一方、美容外科での診療は完全に整容面に重きを置くことができます。

また忙しい大学病院の外来に比べれば、単価の高い骨切り手術のカウンセリングはある程度は時間をしっかり確保して相談してもらえることを期待して良いと思います。

骨の治療として、オトガイ形成や輪郭形成、頬骨形成も有料のオプションにはなるでしょうが同時に可能です。

例えば骨が小さくなったので皮膚が弛み、それをフェイスリフトで引き揚げましょう、とか

上顎が小さくなって歯が見えづらくなったので、リップリフトをしましょう、など

骨の変化に合わせた軟部組織の治療も提案可能です。

さらには骨を切らなくても、注入治療で整えたり、あるいは鼻の手術を行うことで顔のバランスが良くなり骨のアンバランスが目立たなくなるなど、他の治療選択肢も提案できるのは美容外科の強みと言えます。

 

繰り返しになりますが、幾つかの保険診療での骨切り手術を行っている病院のHPではトータルの治療費を40-80万程度としているところが多いようです。

これは各自の治療内容や、所得などによっても変化し計算が複雑なので明言はできません。

一方、美容外科では治療費としては150-300万程度が多いと思われます。

高く感じるのは我々が非常に医療費の安い日本に暮らしているせいかもしれません。

 

保険診療と自費診療(美容外科)では

治療内容に関する傾向の違いはありますが

最終的には医師次第、の部分も大きくあります。

とにかく充分に医師とコミュニケーションをとることが重要です。

 

 

 

 

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平日は大学病院で骨切り手術や瞼の手術、再建手術を中心に、
休日は恵比寿や銀座のクリニックで美容外科手術を行っています。
瞼、鼻、骨切り、フェイスリフトなど顔の手術について紹介しています。
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大学病院形成外科と美容外科クリニックで週7勤務している形成美容外科医のやまもとです。

大学病院ではほとんど毎週、保険適応での骨切り手術や顔の骨折の手術を行っております。

 

保険・美容の両者を含め、顔を整える目的の手術の中では最も『大きい手術』と認識されているのが骨切手術だと思います。

 

瞼や鼻の手術と比べ、まったく次元の違う侵襲の大きさ、治療期間の長さがありますが

それだけに唯一無二の、この手術でしか達成できない変化は非常に大きいものがあります。

 

今回は顎変形症の骨切手術について、手術を含めた治療全体の流れを解説します。

 

①診断

骨切り手術を前提に保険適応で歯列矯正を開始するにあたり

矯正医からの顎変形症の診断が必要になります。

前回説明した通り、正しい嚙み合わせ、歯並びを獲得するために

土台となる骨の移動が必要かどうかを診断されます。

 

②歯列矯正

そもそも保険適応の顎変形症の骨切り手術は正しい嚙み合わせ機能を得ることを目的としているため、歯列矯正が必ずセットになります。

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手術を後の段階で行う場合

1術前矯正(半年~2年)2.骨切り手術をして骨格矯正

土台がズレているけど歯並びもズレているので何とか噛んでいる状態を

矯正で歯並びだけ正しく移動させます

土台はズレているのに歯並びは正しく移動しているため

一時的に矯正前より余計にかみ合わせが悪くなります

2.手術

術前矯正された正しい歯並びに追いつくように

ズレた土台を正しい位置に移動させます

これでやっと、土台と歯並びが両方正しい位置になりますのでかみ合わせが良くなります。

3.術後矯正(~1年程度)

仕上げの矯正を行います。

手術を早い段階で行う場合(Surgery First)

1術前矯正(数か月)

2.骨切り手術をして骨格矯正

この際、土台がズレているけど歯並びもズレているので何とか噛んでいる状態が

手術で骨の位置が修正されると

土台は正しいのに歯並びはズレたまま、となり

一時的に手術前より余計にかみ合わせが悪くなります。

3.術後矯正(~1年程度)

土台が正しく移動しているので、それに合わせて歯並びも正しく移動させます。

手術の後は通常よりも歯列矯正の効率が良くなります。

 

 

 

 

いずれの方法にせよ、保険での治療では

骨のアンバランス、歯列の乱れの程度

および手術のタイミングによって前後しますが

おおむね1.5-3年以上の計画となります

 

術後のストレスとして、いわゆる腫れのダウンタイムとは別に

顎間固定と呼ばれる上下の歯や顎をゴムで固定します

期間は医師や施設によって方針が異なります

1-3か月ほどが多いようです。

食事は当初は流動食

徐々に柔らかいものを食べ始め、食事の時以外はゴム固定、という風に変化していきます。

数週かけて腫れは引いていきます。

 

 

全体の流れとしては上記になります。

もともと歯列矯正自体が数か月から1-2年かかるものです。

全体の治療期間よりもむしろ、どこかのタイミングで必ず嚙み合わせが一時的に悪くなることや、顎間のゴム固定がネックになるのではないかと思います。

 

 

次回も続けて、保険と自費診療の両方の観点から、顎変形症や骨切り手術について説明していきます

 

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平日は大学病院で骨切り手術や瞼の手術、再建手術を中心に、
休日は恵比寿や銀座のクリニックで美容外科手術を行っています。
瞼、鼻、骨切り、フェイスリフトなど顔の手術について紹介しています。
保険診療:東海大学形成外科
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