またまたコーチング入門講座での体験談です。
司会者「二人一組のペアを作って、1分間相手を誉めてください」
私「素敵な腕時計ですね」
相手「ああ、そうですか」
私「・・・(明らかに素っ気無い・・・
まだ制限時間になってないし、何か言わなきゃ。)」
私「素敵な目ですね。穏やかな気持ちになります」
相手「え、そうですか?」
私「(手ごたえアリ!?)はい、とても優しい印象を受け、安心します」
もう体中の毛穴から汗が吹き出るのは!?と思うくらい恥ずかしいやら照れるやら・・・でも、2つ目の言葉で相手の顔がほころんだので的を得たようです。
自分は今まで人が本当に喜ぶ言葉をほとんど考えて来なかったと痛感しました。
☆制限時間→交代
相手「素敵なメガネですね」
私「ああ、そうですか(俺じゃなくてメガネね」
相手「何か小さい男の子に人気がありそうな雰囲気を感じます」
私「えーそうですか(そんな風に見えるのか、悪い気持ちしないな)」
★ペアの組み換え
私「声がとってもいいですね。落ち着いた声なので聞いていて安心します。」
相手「そういうこと言われたのは初めてです。」
人は身に着けている服やメガネ、アクセサリー類などを誉められてもあまり喜ばないようです。理由は物自体が誉められているからです。なお、その身に着けている物に本人だけの思い出があると喜ばれるでしょう。また、物を通してその人のセンスを誉めた方が良いかと思います。
そして、もっと効果的なのは、物よりその人にだけしか無い箇所または印象を誉めることです。「目が素敵」、「小さい男の子に人気がありそう」など他人は容易に真似できない側面・印象です。
また、今回は事前に相手と少しもお話してません。つまり、心にパッと浮かんだ第一印象をすぐ初対面の相手に伝えてしまっているのです。ですから、誉め言葉は相手を良く知らなくても大丈夫と言うことです。
相手が喜ぶ時は心の扉を開いた瞬間でもあります。
遠慮なく、お邪魔しましょう(‐^▽^‐)。
自分の口で自分をほめず、他人にほめてもらえ。
自分の唇ではなく、異邦人にほめてもらえ。
旧約聖書 箴言27章2節