□には同じ0以上の整数が入ります。これを答えなさい。
(10×□+7)×(10×□+3)=2021
2021の約数のペアで差が4のものを求める問題です。
2021年の受験生であれば、2021の素因数分解を覚えているはずなので、ほんの数秒で答えが出せたはずです。
解説では、約数を書き出そうとせずに、45×45=2025(2025年の受験生は覚えておくべきでしょう)と「和と差の積=2乗の差」を利用して2021を素因数分解しています。
慶應義塾女子高等学校で9991を素因数分解する問題が過去に出されていますが、その解法と同じです。
慶應女子の問題の場合、
9991
=10000-9
=100×100-3×3 (2乗(平方数)の差に持ち込みます。)
=(100+3)×(100-3) (和と差の積)
=103×97
103も97も素数だから、これでおしまいです。
因みに、103×97=9991は結構有名な計算で、日本数学オリンピック2019年予選第5問の答えを求めるプロセスでも出てきます。
詳しくは、南山中学校男子部2021年算数第1問(3)の解答・解説で。