今回は、ジュニア数学オリンピック2005年第2問を取り上げ、解説します。
JJMOの予選がなかったころの前半の問題は予選レベルの問題で、小学生でも解けるものがたくさんあります。
今回取り上げる問題も簡単な問題で、中学入試ではもっと難しい問題が出されています(神戸女学院中学部2020年算数第1問(1)など)。
先日取り上げたJMOの簡単な問題(日本数学オリンピック2001年予選第1問)の条件が増えただけですね。
正のというのは0より大きいということです。
197-11=186と290-11=279をともに割り切る整数(186と279の公約数)で、11より大きいものをすべて求めるだけです。
186と279を素因数分解します。
186(18と6のかたまりを意識すれば、九九の6の段が思い浮かぶはずです)=6×31=2×3×31
279(27と9のかたまりを意識すれば、九九の9の段が思い浮かぶはずです)=9×31=3×3×31
だから、186と279の公約数のうち最も大きいもの(最大公約数)は3×31となります。
この約数を書き出すと、
1 3
93 31
となるから、答えは31と93となります。
なお、今回取り上げたJJMOの問題は余りが与えられているため、上のように解きましたが、上で紹介した女学院の問題のように余りが与えられていない場合は、上のようには解くことができず、差に着目することになります。
この問題でも差に着目して解くことももちろんできますが、そこまでするほどの問題ではないでしょう。