浪人するにあたって、しばしば注目される点は、伸びしろがあるかどうか、ですよね。
でも、どんな子であれ、出来ていない部分が0ってことはないはずです。
じゃあ、なんで伸びしろが議論されるかというと
人間は忘れるということ、飽きるということ、伸びしろがあっても注目できるかどうかは別ということ があるからです。
人間は忘れる生き物です。
実力がずっと保持されると考えてしまいがちですが、そんなことはなく、常に内容にふれていなければ実力は徐々に下がっていきます。
最初のうちは伸びしろが多く、下がる部分があっても、上がる部分の方が圧倒的に多いので、全体としてはどんどん上がっていきます。
この時が1番楽しい時だと思いますし、自信がついてくる時期です。
しかしそのうち、下がる量と上がる量が近づいていきます。
そうなると、こっちが下がればこっちを上げ、あっちが下がればあっちを上げというような、逆モグラたたき状態になります。
最初は新鮮だったものも、このように同じことを繰り返していると、どうしてもそのうち飽きてきます。
どれだけ努力家だとしても、飽きたことを繰り返し続けるのはなかなか大変だと思います。
そうして下がるのを防ぎつつ、伸びしろを埋めていくわけですが、この伸びしろに注目してくれるかどうかは人それぞれです。
興味があること,得意なこと,感覚的に合うことには極端に没頭するものの、そうでないものを受け入れないタイプは結構多いんです。
何回確認テストしても、何回も同じようなところで間違えます。
でも伸びしろというものはそういう部分にあるはずですね。
自分が苦手とするものや、感覚に合わないものと向き合うことで、視野が広がり、器が広がって、成長していくはずです。
そこから目を反らしていては、器がいつまで経っても広がらず、器が広がらない以上、ためられる水の量は限界があるわけですね。
こんな風に、どれだけ努力できる子であっても、伸びしろに注目できるかどうかは別問題です。
なので、伸びしろがあるかないかという議論が行われてくるというわけですね。
自分のやりたい様にやってしまうタイプは、管理の厳しい医学部予備校に行くなどといった工夫が必要になります。
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