東京慈恵会医科大学2018 数学の分析 | プロ家庭教師のKiri/奈良/オンライン/大学受験/医学部受験/難関大学受験

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2/5に実施された、東京慈恵会医科大学2018の問題がYMSの解答速報にアップされていました。

 

 

YMS(解答速報)

 

 

東京慈恵会医科大学は名前の通り 東京にあり、私立医学部としては最上位レベル、6年間の学費は2283万円になります。

 

第1問が空所補充形式、第2~3問が完全記述の形式となります。

時間は90分。

4題。

 

最上位とあって、かなり難しい問題を出す大学の1つです。

 

[1] 小問集合

(1)他に比べればハードル低めの、場合の数の問題。

カードを取って3桁の整数をつくり、3の倍数である確率と6の倍数の確率を求めます。

 

(2)条件付きの最大・最小の問題。

代入して文字を1つに減らすのが定番ですが、絶対値つきの条件式なのでそう簡単にはいきません。

条件式が長方形の周であることを確認し、xかyのいずれかが固定できることに気づけば解けます。

 

[2] 定積分の微分と極限

(1)定積分の微分ですが、関数にxが含まれているので、置換を行ってから微分できる形にもっていくパターンです。

 今年、日本医科で同じパターンが出題されており、2017年もこのパターンは私立医学部で出題されており、流行っている感じです。

(2)不等式の証明。微分して、増減表を書くだけです。実は1番簡単かも。

 独立してるので、(1)が解けなかったとしても、後ろの問題には目を向けた方がよいですね。

(3)激ムズなので、捨て問でしょう。

 

[3] 漸化式の関数

(1)f2(x)を求めて、x^2で割って余りを求めるだけなので、全員が解けたでしょう。

(2)まず、An+1,Bn+1とAn,Bnの関係を式で表すことから。

 YMSの解答ではテクニカルなことをやっていますが、合同式の考え方を使えばすぐにたどりつけます。

 ただ、そこからがやや特殊な漸化式なので、あれこれやってみなければ答までたどりつけません。

 とはいえ、実力者は解けるでしょうから、差がつきそうな問題です。

 

[4] 空間ベクトル

大問4つ中、唯一方針がすぐに立てられる問題。

(1)の最大値は上手く計算しないと時間はかかります。(2)は(1)さえ解ければ、ほぼサービス問題。

 

 

 

以上です。

 

さすが最難関大学とあって、かなり難しいし、時間も少ないです。

思考力があることは最低限であり、加えて相当頭の回転が速くなければ、半分も取れないと思われます。

 

 

 

 

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