Bad Cheese (バッドチーズ)の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
著作権が切れてパブリックドメインとなった『蒸気船ウィリー』をベースにしたホラーゲームです
『蒸気船ウィリー』がそのまま出てくることはなく一部登場します
短編で約2時間ぐらいでクリアしました
やり込み要素や収集要素を集めていないので、このぐらいの時間となりました
収集要素を集めるとアクション性能の低さで苦労するかと思います
配信日に購入しクリアしているので、アップデートが行われているときは反映していません
アップデートで変更・追加されている可能性があります
グラフィック・音楽について
白黒画面によるグラフィックで映画フィルムのようにノイズエフェクトが発生します
ただ、このゲームにおいて暗いところは白黒画面と同化して見えづらいことがありました
スタッフクレジット含めセンスがあります
ダメージを受けたときに画面の周囲が賑やかになるのも
グロテスクなグラフィックが出てきます
ホラーゲームとしてはそこがホラーポイントだけどまったく怖くありません
それはカートゥーン調なのとモチーフになった作品がベースになっているからかもしれません
タイトル画面の音楽が蓄音機によって再生されたかのようにノイズ混じりなムーディーで伸びやかなワルツです
このゲームで一番落ち着ける曲です
オルゴールの音楽は『きよしこの夜』です
音楽と重なって聞こえるときは非常に奇妙になります
《説明》
心理ホラーゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
左スティック(押し込む)・L1ボタン(長押し)・L2ボタン(長押し):走る
右スティック:カメラ
R1ボタン・R2ボタン:武器を使う
✕ボタン:ジャンプ
◯ボタン:しゃがむ
□ボタン:インタラクト
オプションボタン:ポーズメニュー
≪基本≫
1.白色の枠が出たところでインタラクトできる
(1) 枠は四角や丸 など オブジェによって変わる
2.目標を達成していくことで進む
(1) オルゴールを開けると手紙が入っていて目標のヒントになっている
(2) オプションボタンを押すと確認できる
3.スナック(ポテトチップスとキルバサ・ソーセージ)を食べるのは収集要素
(1) ポーズメニューのスナックでエリアごとのスナックを確認できる
a.点線で描かれているのはエリアにある数
b.点線がポテトチップスやキルバサ・ソーセージになっているのは食べた数
(a) 場所は固定だけど順番どおりにあるわけではない
4.エリアに マウス オブ ザ ギャラクシー のアクションフィギュアが一体隠されている
(1) ポーズメニューの『持ち物』に取った物が記録されるが、次のエリアへ進むと消える
ゲーム内容について
主人公の夢から始まります
基本的な操作説明がありながら進んでいきます
目が覚めたら父親が帰ってくる前に家事を行っていきます
一つずつ家事を行っていくけど家が汚れすぎです
あちこちにクモの巣が張っているしゴミが溜まっています
ただの家事をこなすだけのゲームではなくボス戦があります
非常に簡単です
洗濯するときは洗濯機の使い方を図を見てから操作します
靴下を発射する装置で蚊を撃ち落としたりもします
すべての家事を終えると、父親が帰宅する描写として家の鍵を開けるシーンが自分と重なって映ります
ここからはゲームが変化します
初見プレイではステルスが始まったかと思い焦りました
今度は父親に見つからないよう『クリーポン(Greepong)』というゲームを遊びます
クリーポンは、エアホッケー + ブロック崩し のようなゲームで、バー(下のSS:画面左中央のバー)を動かして弾を跳ね返しながら迫る敵を倒します
しかし、ゲームをプレイ中に父親が来るのでテレビを消して寝る必要があります
クリーポンの方は自動的に中断されるので寝てる間にゲームオーバーになることはありません
このときの奇妙な音楽が父親の足音が分かりにくくさせていて難しいです
普段から音をよく聴きながらプレイしているけど音によって難しくなるとは思わなかったです
でも、音がないとわからないのでクリーポンに集中できず、早々止めました
新しい目標が出てきたときにオルゴールがあるかもしれません
オルゴール付きの手紙を読むことで、目的を知る重要な内容を知ることができる場合があります
一人称視点となっていて主役の両手が映っています
物を持てば、それが映ります
武器を初めとしたアイテムは目的を達成するまでの間だけ手に持っています
必要なくなると手放します
または、関係ない場所に行こうとすると強制的に手放してしまいます
武器の中には武器だとわからない物があり、どうすればいいかわからず敵の攻撃でやられてしまったことがありました
ダメージを受けると画面の周囲が賑やかになり、しばらく経つと消えます
死んだらリトライポイントまで戻されます
主役のネズミはデブッチョで、この身体特徴がアクション要素を難しくしています
まず、走ってもすぐにゼェーゼェーしてしまいます
ゼェーゼェーしたら走るのを止めてたので、ずっと走れるか不明です
次にジャンプ力が低いです
ビックリするほど飛ぶことができず、簡単なジャンプでも試行錯誤の連続となります
ただ、ゲームをプレイする上でアクション要素は強くありません
いつも気になるのはすぐにゼェーゼェーすることだけです
ポテトチップスやキルバサ・ソーセージ(下のSS)を食べるのが収集要素だと気づいたのは、スタッフクレジットを見ることができる部屋に着いたときでした
それまでは体力回復に必要だと勘違いしていたので食べませんでした
エリアごとに収集要素があり、次のエリアに進むと前のエリアに戻れません
間違えて次のエリアへ行ってしまうと諦めるしかありません
厄介なのが扉を開けただけで次のエリアへ行くことがあります
最初のキッチンがそうで、階段を降りて左の一番奥の部屋の扉を開けると次のエリアへ進んでしまいました
クリアしたら最初からやり直すしかありません
チャプター機能や前の周からの引き継ぎ要素は一切ありません
ポテトチップスやキルバサ・ソーセージを全部見つけるにはジャンプアクションする必要があります
また、開かないタンスの隙間を覗いたり引き出しを開けて足場にすることもあります
主役のジャンプ能力は高くないけど、スナックを食べるには高いところに向かわなければならないこともあります
全体的に暗いけれども周囲の観察は怠らない方がいいです
デブッチョなネズミ故にジャンプが高くなく、段々とめんどくなってすべて集めるのを諦めました
クリア後に挑戦したけどジャンプアクションが不便すぎるのとダッシュの遅さと息切れの早さでやる気を失いました
パブリックドメインとなった『蒸気船ウィリー』らしい場所も出てくるし見たことがあるならクスッとする台詞もあります
奇妙な光景ではあるけど
物語は考察が必要です
ボリュームがあるわけではないけれども、前半と後半では印象が変わります
その他・まとめ
キッチンの掃除中に樽の中に入ったら出られなくなったことがあります
父親が帰宅した後に、自分の部屋に戻れと言われます
しかし、自分の部屋に戻っても、いつまでも暗闇の中、戻れと言われ続けました
一旦ゲームを止め、やり直したらまた洗濯をすることになりました
アップデートもあったし直っていました
ゲームとしては、前半は家事をこなしていくことで進行するけど父親が帰宅すると変わります
所々でボス戦が始まることがあります
雑魚敵も武器があれば倒すことができます
普通にクリアするだけなら難しくはありません
しかし、スナックを全て食べるなら難しくなります
デブッチョなのでアクション面で支障が出てめんどくなります
本編だけプレイするなら楽しかったです
お勧めです
【評価】
○:グラフィック
○:世界観
×:アクションのしづらさ
×:収集要素を達成するのがストレス(原因はアクションが悪いところ)









