Dreamcore(ドリームコア)の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
早期アクセス中のゲームで、全5本のシナリオ中2本が配信されました
2025年6月17日に第三のエリア Playrooms が配信予定となっていたけど6月10日に一週間前倒しで配信されました
早期アクセス中なので、おそらくシナリオが追加される度に価格が上がるかと思います
リミナルスペースをテーマにした作品です
怪物が出たりジャンプスケアがあるわけではありません
驚かせることもビクビクすることもありません
しかし、不安に感じることがあり強い負荷がかかるかもしれません
気持ちの有り様によるところが大きいです
とある場所でかなり酔いました
グラフィック・音楽について
設定 → ゲームプレイ の VHSモード がオンになっているので画面がざらついて見えます
しかし、VHSモードにしてはキレイです
音楽はなく環境音のみで、自分の足音がよく響きます
走ると特に
音楽が聞こえることがあり、場合によっては重要な意味を持つことがあります
音も重要な要素なのでヘッドフォンでプレイした方がいいです
《説明》
心理的探検ゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
右スティック:カメラ
R2ボタン(長押し)・L2ボタン(長押し):ズームイン・ズームアウト
L1ボタン:走る
◯ボタン:しゃがむ
□ボタン:アイテムを取る
△ボタン:懐中電灯のオン・オフ(Dreampoolsのみ)(取得後)
オプションボタン:ポーズメニュー
ゲーム内容について
ステージを選ぶところから始めます
早期アクセス版となっていて二つのステージ(Dreampools・Eternal Suburbia)のみプレイできます
残りは近日公開だけど 2025年6月10日 に、第三のエリア Playrooms が配信されました
以下プレイ順に記載します
[1] Dreampools
最初に操作説明がサラッと表示されます
ここからはわずかな音と共に広大なエリアを探索します
無人で無間地獄のようなプールを
とりあえず暗いエリアは明かりがないと探索できないので懐中電灯を探しに行きました
しかし、白い壁のプールを彷徨うだけで、懐中電灯を見つける前に自分がどこにいるかがわからなくなります
探索していると白い壁以外の色がついた部屋を見つけたり、色の違うウォータースライダーを見つけたり、スマイルマークのボールや浮き輪が浮いているのを見つけました
そうして、ただただ彷徨っているだけで何も怪奇現象がないと思っていたら見つけてしまいました
ただそこにあるだけなのに、このプールには非常に浮いた存在です
すごく奇妙な光景で、なぜかトワイライトゾーンのオープニングを思い出しました
音楽はなく自分の足音がよく聴こえます。これはどのステージでも共通です
しかし、ブーンというノイズだったりラジオから流れるような音楽が聴こえることがあります
どこから聴こえるのかは不明です
そうこうしている内に圧を感じる音が流れる場所にやって来ました
長い廊下を進んでいたら音が聴こえなくなりラジオの音楽に変わりました
音の源を探している内に、少しずつ音が大きくなっていき、ラジオを見つけました
懐中電灯も置いてありました
ここまでが長かったです
懐中電灯を取るとラジオの音楽が消えました
その後も長く彷徨ってから、!のマークが貼られたドアの先に進むと地下に辿り着きました
ここからは、しゃがんで移動する場面が出てきます
溺れるのでは?って思う不安とともにしゃがんで移動しました
誰もいないのに奇妙なことが起こることがありました
今まで聞いていない音が聞こえたので背後を見たら…
そして、地下でも彷徨った後にエレベーターを見つけました
次の行き先のナンバー(階層)だけわかります
[2] Eternal Suburbia
ベッドで目覚めるところから始まります
ラジオから流れるジャズがよくて、いい目覚めになりました
レトロさを感じ、トランペットの伸びやかな音色が朝を感じさせます
しかし、快適な時間はこの一瞬だけです
寝室にあるわずかな家具以外なにもない家で奇妙です
家から外を見たときは明るかったのに外は夜でした
昼夜の概念があり、太陽が昇り沈むまでの間は外にある拡声器からジャズが流れます
夜は星空が見えるけど音楽は流れません
柵で囲まれたエリアのあちこちに家があり、家を出たり入ったりしながら迷路を進んでいきます
ドアに向かって進むと開けるという仕様なので、ドアにぶつかればいいです
プールとは違い日差しが見えるのはいいです
また、家によって壁の色が違うので変化があっていいです
プールは閉塞感があるので、こっちの方が気持ち的には開放的です
しかし、このステージは明るい雰囲気をしているだけの無間迷路です
給水塔という他とは違う物が見えているので目的地はわかりやすいけど、そこになかなか辿り着けません
二つの作品はアプローチの仕方が異なります
プールは目的地が見えず、どこに行けばいいかわからず正解のルートがわからず彷徨う
こっちは目的地はわかるし、外に出れば見つけることができるけど、そこに辿り着けず彷徨う
給水塔で鍵を手に入れました
また、扉が描かれていた絵がありました
次の行き先と思うけど行き方がわかりません
そこを探すのは至難の業です
やがて、この世界を観察すると給水塔を中心に家が建てられていて、外側はただの野原だとわかります
そこで端を目指して進むと、この世界の真実を知ることとなりました
結構衝撃的で、一瞬 Superliminal かと思ったけど、昼夜と移り変わるのを怖く感じました
そこからは、また別のエリアへと進むと、誰かがいた痕跡を感じます
最初の作品で見かけたものよりも奇妙な光景を目撃しました
そうして外に出ると、今度は住宅街に変わりました
何やかんやあって、ゲストハウスが建ち並ぶエリアに辿り着きました
ゲストハウスに入ると表から見た構造とは違う間取りになっていて、広々とした奇妙な家で建物ごとに壁紙の色が違います
たまに聞こえる音楽が明るいです。おそらく朝方に聞こえます
Eternal Suburbia は、広大な土地に建つ家々が舞台だけど虚構に気がつけば気持ち的に楽になるかと思います
違和感を探せばよくて、細かい違いではなく大きな違いを探します
細かい違いを探していたらみんな違うから
また、音も大事です
基本的に無音で、ブーンという音をよく聞くと思うけど
[3] PLAYROOM
□ボタン:ボタンを押す
PASTEL ROOM(パステルルーム)から始まります
まずは、このルームのどこかに置いてある鍵を集める必要があります
全部で4つの鍵があり、その鍵は部屋名が書いてある扉を開けるのに必要です
CASTLE ROOM・MAZE ROOM・THE SKY ROOM・TOYS ROOM の4つのルームがあり、それぞれ特色があります
共通しているのが子どもにまつわることです
たとえば、おもちゃや落書きです
各部屋のどこかにある発電機を起動することが目的です
発電機を起動させると PASTEL ROOM のシャッターの上のライトが点灯します
最初に MAZE ROOM に入ったときは何をすればいいかわかりませんでした
迷路だけあって彷徨い、酔ってしまって、すごく時間がかかりました
発電機のスイッチを押すことが目的なのを頭がグワングワンしながら知りました
TOYS ROOM はなぜかアッサリと発電機を発見できました
偶然です
THE SKY ROOM にエレベーターがあるけど、ここからは行けませんでした
CASTLE ROOM は鍵を入手していなくて入り口はわかっても扉が開かず苦労しました
城外はものすごく広く感じ、城内はパーティー会場のようです
部屋によっては子どもの落書きがあります
すべての発電機を起動させパステルルームのシャッターの隣にあるボタンを押すとシャッターが開き ESCAPE ROOM へ行くことができます
ESCAPE ROOM からエレベーターに行けます。ちょっとした迷路だけど
スタッフクレジットは心に染みる優しいアンビエントミュージックです
ようやく落ち着けました
今回は音楽よりも自分の足音を聞いてる時間がほとんどです
床の構造によって足音が変わります
しかし、音が重要です
Eternal Suburbia のエリアの進み方は一本道だけど、PLAYROOM では、エリアから別のエリアへ行く構造になっています
Dreampools は地上と地下に分かれています
その他・まとめ
言語表現は、ほぼありません
ゲームを始めたときの一言には数パターンあり、忍耐力と観察力が要求されることだけがわかります
実際その通りです
画面の変化だけではなく音が非常に重要となります
このためヘッドフォンでプレイした方がいいです
視覚と聴覚を大切にして焦らないことが重要です
酔いやすいです
休み休みプレイして無理をしないのが一番です
エレベーターの行き先(階層)がリミナルスペースの設定にある数字と一緒なので、次のリミナルスペースが何になるか予想しやすいです
ただ、これがベースになっているので同じになるわけではないと思います
公式Twitter を見ると、2025年冬に配信予定のSSがありました
これまた奇妙な光景です
お勧めです
【評価】
○:昔ならではの映像だけどグラフィックは綺麗、優しげな癒される音楽がある
○:法則を見つける楽しさ、ゴールしたときの達成感
×:酔いやすい
×:ときに「不安」になるかもしれないのでメンタルの安定が重要 → 怪物 など のホラー表現はない(気づかない程度にはあるけど…)