Crow Country(クロウ カントリー) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
いっしょにチョキッと スニッパーズ や Tangle Tower を開発したデベロッパー SFB Games による新作です
プレイステーション 1 のようなグラフィックを採用し、初期バイオハザードのような作品です
ゲームモード(探索者モード、サバイバルホラー、マーダー・オブ・クロウ)から選びます。サバイバルホラーモードでプレイしました
グラフィック・音楽について
プレイステーション1のようなグラフィックで、初期バイオハザードのようだけどカメラで周囲を360度見渡すことができます
キャラクター造形はプレイステーション1の ファイナルファンタジー7 にちょっとだけ似ています。特に腕
不気味な音楽が多いです
テーマパークのチケット売場の音楽だけが楽しい雰囲気です
《説明》
サバイバルホラーゲーム です
≪操作≫ 下のSSとボタン説明は違うので注意してください(初期設定から変更しているからです)
左スティック:移動
方向キー:ラジコン操作
右スティック:カメラ
L1ボタン:アイテム画面
R2ボタン(長押し):ダッシュ
✕ボタン:(ボタンが表示されたら)調べる
□ボタン:(入手後)懐中電灯のオン・オフ
タッチパネル:マップ
オプションボタン:ポーズメニュー
<銃>
R1ボタン(長押し):構える
R1ボタン + 左スティック(方向キー):照準を動かす
R1ボタン(長押し)+ ◯ボタン:撃つ
✕ボタン:リロード
□ボタン:グレネード
L1ボタン:武器変更
≪基本≫
1.「火」でセーブする。たとえば、暖炉
(1) セーブルームには以下の物がある
a.リングノート:今まで見たメモを見ることができる
b.ゲーム雑誌:今まで見たゲーム雑誌のページを見ることができる
2.自動販売機を蹴るとアイテムを入手することがある
(1) 出ないことの方が多いけど、ランダムでアイテムが出る
3.木箱やガラスの瓶を銃で壊すとアイテムが入っていることがある
(1) ガラスの瓶は中身がうっすらとわかる
a.ランダムで部屋に訪れる度に変わることがある
(2) 木箱はアイテムがある場合とない場合がある
4.銃弾やアイテムを最大所持数まで持っているときは、これ以上取ることができない
5.回復アイテムは救急キット・大きな救急キット、毒を回復する解毒剤がある
6.地図を入手するとアイテム画面から見ることができる
赤色の四角は開かない、黄色の線は開けられることを表す
7.クリアすると評価画面となりランクによって武器をアンロックされる
(1) ランクB・A・Sに応じてアンロックする
(2) クロウクエスト:隠れている水晶のカラスを撃つ
ゲーム内容について
1990年 マーラ・フォレスト捜査官が車でクロウ・カントリーを訪れます
クロウ・カントリーのオーナー エドワード・クロウ を探し出すために
初期バイオハザードに似ている部分があります
9mmハンドガンや救急キット、弾を見るとバイオハザードのようです
また、アイテム欄を見ると体調が心電図で表現されているのもバイオハザードです
バイオハザードと違うのは心音が聞こえることです
システムも初期バイオハザードに似ているかと思いきや現代向けにアレンジされています
まずは、部屋を回転させて見渡すことができます
初期バイオハザードは固定カメラになっているので死角が生まれます
このゲームではグルッと部屋を見渡すことができます
ただし、上下に動かすことはできません
このことで部屋を隅々まで探索したり、死角が減ることで敵に不意打ちされることが少なくなりました
次に、初期バイオハザードの移動方法はラジコン操作(方向キー左右で回転し、方向キー上下で前進後退する)だったけど、このゲームでは左スティックを倒した方向に進みます
これは地味に嬉しい機能です
初期バイオハザードを結構プレイしたけど、今ではすっかりラジコン操作を忘れ、今のゲームのように左スティックの方向に動く操作方法に慣れてしまったからです
逆に不便だと思ったのがメモ など の読み物を読んでも収集しないことです
読み終わったらその場に置くので、再び読みたいときはもう一度読みに戻るかセーブ部屋にあるリングノートから読むしかありません
ただし、リングノートにまとめられているのはナンバリングされている物のみで、日記 など はありません
壁に張られた掲示物(スタッフのメモ)のみだと思います
ノート(トルマンの日記)を読むとクロウ・カントリーで何があったのか徐々にわかります
微妙に隠されているノートもあります
いつでも読めた方が便利です
また、昔のゲームには説明書がついていて、ゲーム中にチュートリアルがあることは少なかったです
このゲームでは、『月刊メガバイト』という雑誌のページがチュートリアルになっています
あちこちにページがあるので読んでいくと操作方法 など を理解することができます
こちらもセーブ部屋に雑誌が置いてあり、今までに読んだチュートリアルを読むことができます
アイテムは落ちている物を拾う以外にも以下から入手できる場合があります
1.ゴミ箱
2.木箱
3.ガラスの瓶
4.自動販売機
ゴミ箱を漁るとアイテムを入手することがあるけど、ゴミが出てくることがあります
ゴミを拾ってもアイテム欄に入らないのは地味だけどありがたいです
ゴミ箱に入ってる誰の何に使ったかわからないゴミを持つのはね…
木箱やガラスの瓶を銃で壊すと中に何があるかわかります
木箱は何も入っていないことが多かったです
ガラスの瓶は中身がうっすら見えるので何があるか予想できます
中身を取らないで後から戻ると中身が変わっていることがあります
自動販売機は蹴るとアイテムが出ることがあります
出なくても根気強く蹴り続けていたらアイテムが出ることがあります
ほぼグレネードでした
バイオハザードと違うのは前に訪れた部屋を再訪したときに敵が増えていることがあります
バイオハザードなら基本的に倒した敵は出てこなくなり、物語の進行状況に応じて新たに配置されることが多いです
しかし、このゲームではドンドン敵の数が増えていき、その後はトラップが配置され、さらに惑わせようと弾や救急キットに似た形をした爆発物が置かれるようになります
微妙に色が違うと思ったけど気にしないで取ろうとして悲惨な目に遭いました
ちなみに、トラップは敵にも効果的なので利用することができます
弾数が限られているので、なるべく戦わずに避けるようにしていたけど、巨大な敵(このゲームにおける)が出たり、狭い通路に挟まれて逃げることができなくなることがありました
バイオハザードではお馴染みの 赤色のドラム缶 が置いてあります
有効活用することもできます
最初に訪れたときに敵がいなくても、後程この部屋に敵が出ることを意味します
武器はグレネードが一番強いかもしれません
戦闘で気になったのが銃を変更することです
構えながら銃を変更できるけど、操作ボタンがL1ボタンはやりづらいです
(初期設定とは違う操作でプレイしています)
秘密のマップがあり、それを入手すると地上に15個の秘密が隠されていることがわかります
パズルを解いたり、必要なアイテムを使用することで銃やアップグレード など を入手します
武器のアップグレードはキノコ君がしてくれます
キノコによってアップグレードできる武器が決まっていて、アップグレード内容も武器によって違います
たとえば、ショットガンは装填数が増加(初期2発)します
すべての秘密(15個)を明かしクリアしました
評価は A+ でした
回復回数・発見した秘密・ヒント使用回数・使用ライフ数の回数もわかるので、これらによってランクが決まるかと思います
これを見ると、回復回数が多すぎたのが足を引っ張ったと思います
セーブ回数(セーブしたときにもわかる)やクリア時間は評価に関係ないのかもしれません
クリアして銃弾は余りました
敵とは戦うよりも逃げることを優先していました
ハンドガンは敵と倒す以外にも利用し、ショットガンはいざというときに使用しました
火炎放射器は戦闘ではなく、とある扉を開けるのに使用しました
グレネードが一番優秀で、ボス戦や強そうな敵に使用しました
マグナムはラスボス戦で大活躍しました
マグナムとマグナムの弾集めをしたいなら秘密を解いた方がいいです
謎解きはバイオハザードより難しいと思います
評価 A+ で二種類の武器をアンロックしました
クロウバーを使えば銃で木箱とかを破壊する必要がなくなりました
銃を構え△ボタンを押せばクロウバーを使用します
クロウネードランチャーはグレネードを一個発射します
ネーミングを見てバイオハザードでお馴染みのロケットランチャーのことだと勘違いしていました
発射するのはグレネードで、撃ったらグレネードから離れないと爆撃に巻き込まれます
爆破の範囲が広く強力なので自分が大ダメージを受ける可能性があります
メイン武器として利用し、他の武器を使うことが極端に少なくなりました
また、クリア後にアンロックされる クロウクエスト はどこかに水晶のカラスが置いてあるので破壊します
隠されていたり壁にくっついていたりします
秘密のマップを手に入れても水晶のカラスの場所は書いてありません
しかし、破壊するとマップに書き込まれます
注意点としては、同じ部屋に複数置いてある場合があるので、一部屋に一個というわけではありません
その他・まとめ
物語がよかったです
最後に真相がわかります
プレイしていくうちに、なんとなく予想できたことがあるけど、クロウに伝えたいことが何かはわかりませんでした
なぜかわからないけどせつなくも感じました
最後のセーブ部屋で、今まで謎解きに使用したアイテムを置いて一つずつ思いを述べるのが何とも言えない気持ちになります
初期のバイオハザードシリーズをベースにしたゲームの中では上位にくる程よくできています
単に当時の感じを出すのではなく、現代の操作性 など を取り入れることで遊びやすくなっています
お勧めです
【評価】
○:物語
○:当時のゲームを現代向けにアレンジしているところ
○:『秘密』を含む謎解き
×:部屋に訪れる度(毎回ではない)に敵がドンドン湧いてくるところ
×:日記 など をいつでも読み返すことができない