Frog Detective:The Entire Mystery(フロッグ ディテクティブ) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
雰囲気に惹かれて勢いで購入したゲームです
日本語はなく初期設定は English(UK)となっています
登場人物との会話を通して物語が進むので日本語がないからと敬遠する人がいるかもしれません
しかし難しい英語はなく、寧ろ英語の勉強に使ってもいいかと思います
第一の事件から第三の事件まであり、どの事件もいいお話です
プレイするなら第一の事件から順番にプレイしてください
グラフィック・音楽について
普段は一人称視点で会話とかではカエル君が映し出されます
ユルッとしたキャラクターで描かれています
タイトル画面の音楽がムーディーなジャズです
トランペットとサックス、ウッドベースが素晴らしいです
タイトル画面だけで終わってもいいぐらいの音楽で、予め見たストア説明とは違う雰囲気で戸惑いました
また、各タイトル画面はジャズです
これまたタイトル画面の音楽を聴きいってしまうぐらい素晴らしいです
それぞれの事件(ケース)のタイトル画面の音楽は第一の事件をアレンジしたものとなっています
第三の事件になると ストンプダンス です
スポティファイに事件ごとのサウンドトラックがあります。必聴です
《説明》
アドベンチャーゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
右スティック:カメラ
R1ボタン・R2ボタン・L1ボタン・L2ボタン:虫眼鏡を使う
◯ボタン:(白枠が表示されたポイントで)インタラクト
オプションボタン:ポーズメニュー
<ノート(第二・第三の事件)>
□ボタン:ノートを開く・閉じる
L1ボタン・R1ボタン:前・次のページへ
◯ボタン:容疑者マーク
<スクーター(第三の事件)>
△ボタン:スクーターに乗る・降りる
◯ボタン:(スクーターに乗っているとき)ジャンプ
ゲーム内容について
まずは机の上に置かれた三つのファイル case 1~3 の中から選びます
そうすると選んだ事件(case)のタイトル画面に変わります
主役は蛙探偵で、タイトルの Frog Detective のことです
このゲームでは「動物-職業」で名前がつけられています
どの事件もカエル君(と呼びます)の事務所から始まります
殺風景の部屋で奥には昔懐かしい電話があります
お約束のように電話が鳴って Supervisor(上司)から依頼を受けます
私は、まだ序盤も序盤のうちからすっかりこのゲームの虜になっていました
ユルッとした雰囲気とジョーク、手書きのようなフォント、ユルいキャラクターデザイン
どれを取っても最高です
そんな感じなのにオシャレなジャズが私をさらに高みに連れていきます
上品な音楽とユルッとした雰囲気とのギャップがたまらないです
日本語がないけど購入した自分の勘が正しかったことがわかりました
プロローグを終えると、ドラマのように出演者の紹介やタイトルが表示されます
どの事件も基本的な流れは一緒です
第一の事件(case1 the haunted island)から順にプレイしました
三つの事件があるので、それぞれ単独で楽しむことができるけど後々繋がっていきます
case1 the haunted island(第一の事件:幽霊島)
ボードを濃いで島にやって来た探偵が最初に出会ったのはお猿さんです
ずいぶん近いところから手を振っているけど、探偵のブログのファンでした
ここでカエル君がブログをやっていることを知りました
なぜかカエル君に親近感を覚えました
依頼とは関係ない内容から始まったところでなんとなく雰囲気が読めてしまいました
他にも、探偵のことを虫眼鏡(Magnifying Glass)を持っているからと秘密諜報員だと思っているキャラ
人の話を遮って一方的にしゃべるキャラ
羊毛を着ている人にビックリしている羊が自分も着ている(?)ことを知って言った一言とか
彼らに事情聴取してゴーストについて調査しようと思っているのに明後日の方向に話が進んでいき脱力してしまいます
カエル君の尋問スタイルに笑ってしまいます
郷に入ればってやつですね
……違うね
虫眼鏡はいつでも使用できます
なんと物を拡大して見ることができる便利なツールです
砂浜にいる顔のついたヒトデを観察するのに役立ちました
これは、ただのヒトデで会話できるNPCではありません
ヒトデ探しをしていました。どの事件でも
調査には何の役にも立ちません
探偵ものだと思いながら情報収集していくけど、アイテムを手に入れて必要としている人に渡したりして進めるゲームだと知りました
住民と話して必要な物を渡していくことで事件の真相に迫っていきます(?)
開発者(グレース・ブルックナー)が物語に割り込んできて重要なことを言うことがあります
ゲームとして重要なことではない(物語には関連がある)けど大切なお話です
最後はダンスをバックにスタッフクレジットが始まります。これもお約束です
その後、探偵事務所に戻りました
壁に新しい額縁が増えていて吹きました
スーパーバイザー(上司)から電話がかかってきて終了です
事件の選択画面に戻るとクリアした事件ファイルにカエルシールがペタッと貼ります
かわいいです
日本語にローカライズされていないけど、すっかり魅了されました
最初はジャズに心を射貫かれていたけどクリアする頃には物語にもハマっていました
プレイする前に思っていた何倍以上も面白い作品です
case2 the case of the invisible wizard(第二の事件:見えないウィザードの事件)
第二の事件からはロブスター警部からもらったノートが役に立ちます
表紙に好きなシールを貼るところから始めます
このノートは事情聴取を終えたときにサラサラッとわかったことを記述します
欲しいアイテムや所持しているアイテムも記述してくれるので、すごくわかりやすくなりました
ロブスター警部からありがたい捜査心得を教えてもらうけど真剣に聞いた私がバカでした
カエル君は素直で影響されやすいからウォーロックウッズの町で余計なことをしちゃうからやめて(手遅れです)
ロブスター警部をグツグツ沸騰したお湯で茹でてやろうかと思ったことがあるのは内緒です
物語の展開の仕方は第一の事件と一緒です
事件解決後のスーパーバイザーとの会話でクスッとしました
カエル君が『二番目に優秀な探偵』(PSストアの説明文より)なのも頷けるかもしれません
case3 corruption at cowboy county(第三の事件:カウボーイ郡の汚職)は第二の事件から続いています
しかし、とある登場人物によって前作のおさらいから始まるので期間が開いていたとしても問題ありません
第三の事件では乗り物を手に入れます
英語ではスクーターとなっているけどキックボードですね
カウボーイだから西部劇
西部劇といえば馬かと思っていたのでガッカリしたけど、スーパーバイザーの話を聞いて「いや、まぁ……」となりました
キックボードに乗ると西部劇のような壮大な音楽に変わります
キックボードの挙動がクスッとすることがあります
どの事件もユルッとした雰囲気でクスッとするけど、この第三の事件は違いました
スタッフクレジットの歌がいい曲だけど呆然としていました
ロブスター警部を捌いてやろうかと思いました
でも、ここで終わりではなく熱い展開が待ち受けています
そして他の事件と同じようにダンスで終了です
ノートパソコンを置いてくれたのには意味があると思っています
普通なら置かないと思うけど置いた人がどういう気持ちで置いたかは、その後の展開を見て想像しました
ネタバレになるから言わないです
エピローグでウルッとしました
第三の事件をプレイしていて私自身も呆然とする出来事がありました
とある会話中のものです
カエル君だけでなく私自身もダメージを受けるとは思いませんでした
すべての事件をクリアするとおまけが二種類アンロックされます
一つ目は、自分の Note にシールを貼れるようになります
第二の事件で貼ったきりできなかったけど自由にできるようになります
もう一つが case S と記載されたCDで、ミニゲーム frog detective Scooter をプレイできます
キックボードのミニゲームです
<操作>
左スティック:移動
◯ボタン:ジャンプ
□ボタン:トリック
△ボタン:ビッグトリック
・ 虫眼鏡を取るとスコアを得る
・ 制限時間がありスコアを競う
・ 終了するとランクが表示される。登場人物が記録保持者
✕ボタンを押すとコケました
初見プレイでジャンプしようとして✕ボタンを押すことが多くコケまくりました
制限時間内にタップリ滑りスコアを稼ぎました
その他・まとめ
一つの事件はちょうどいい長さです
例として、第一の事件は2時間ぐらいでクリアしたけど音楽を聴いていたり翻訳している時間があるので、そういうことをしなければ、この半分ぐらいの時間でクリアできると思います
いい物語です
楽しいだけではなく英語だけどお子さんがプレイする上でもいいお話だと思います
難しくはないので英語の勉強にもよさそうです
このゲームの会話中の『…』で、会話している相手との微妙な空気を感じて吹きそうになることがあります
ユルッとしたキャラクターや雰囲気、物語、素敵なジャズ
どれも素晴らしいです
完結したのがもったいないです
ウナギ探偵を見てみたいです
お勧めです
【評価】
○:ユルッとしたキャラクターや雰囲気
○:音楽。ジャズ多め
○:物語、訴えたいこと
×:ローカライズされていない → 日本語がないからとプレイしないのはもったいないです