Yuppie Psycho：エグゼクティブエディション（ユッピーサイコ） の感想（レビュー）です
かなりのネタバレを含む感想（レビュー）です
見るときに注意してください
－－－－－－－－－キ－－－－－－－リ－－－－－－－ト－－－－－－－リ－－－－－－－－－
【ＰＶ】
【感想】
ホラーゲームだけど恐くはありません
それよりも不条理な出来事にキョトンとすることが多かったです
また、不気味さを強く感じます
マルチエンディングで４つのエンディングを見ました
エンディングの数はトロフィーを見るともっとありそうだけど、この内３つのエンディングは多分普通のルートでは見ることができないものかと思います
と言うのも、これらはアップデートで追加されたものだと思います
すべてチャップマンが悪いとだけ言っておきます
グラフィック・音楽について
ドット絵によって描かれたグラフィックです
そのためかわからないけど恐くはありません
でも、奇妙で不気味な姿をしたキャラクターが多いです
会社に纏わるオブジェ など の造形をしているので、どのようなキャラクターがいるか楽しみでした
音楽はドット絵とは違って今風の印象を受けました
《説明》
サバイバルホラー アドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック：移動
□ボタン：走る
Ｌ１ボタン・Ｒ１ボタン：前・後のアイテム
△ボタン：インベントリ
✕ボタン：会話、調べる
オプションボタン：ポーズメニュー
≪基本≫
１．セーブはコピー機で行う
（１） 初めてコピー機を使用するときはインクカートリッジが必要。同じコピー機を二回目以降使用するときは不要
（２） 魔女の紙を使い自分の姿をコピーするとセーブする。魔女の紙は有限
２．食べ物を食べることで体力が回復する
（１） 特定の調理品を使い食材を組み合わせて作る物がある
３．暗い場所では明かりがないと調べることができない
（１） 懐中電灯には電池が必要
４．スクリュードライブでダクトを外して中に入ることができる
（１） ショートカットになっている
５．マルチエンディング
６．タイトルメニューのスペシャルは以下のものがある
（１） ビデオクラブミステリオ
ａ．全部で１３本あり、ビデオテープを手に入れると見ることができる
ｂ．ゲーム中にビデオを見ることができる部屋がある
（２） カットシーン
ａ．全部で１３あり、条件によってアンロックされる
（３） ギャラリー
ａ．最初から使用できる
（４） オリジナルサウンドトラック
ａ．最初から使用できる
ゲーム内容について
階級制によって国民にそれぞれランク付けされている世界
主人公は低階級の ブライアン・パスターナック です
彼がシンドラー社の採用通知を受け取り、シンドラー社に辿り着いたところからゲームが始まります
ゲームが始まった場所である入口が唯一まともな場所で、一番不快な人物チャップマンと出会った場所です
ある意味チャップマンで始まりチャップマンで終わったゲームでした
望んでいなかったのに
まともな会社だと思ったのは入口のみ（ゲーム全体と比べて）で、エレベーターに乗った後は普通の会社ではありませんでした
魔女ハンターとして雇われたことがわかり、目的は魔女を殺すことです
エレベーターに乗った先の奥のモニターにはデカデカと魔女を殺せと書いてあります
このときはまだ従業員が働いている中、秘密裏に魔女を探していけばいいのかと気軽に考えていました
しかし、どこもかしこもおかしな会社でした
廃墟のようだったり死体が転がっていたり普通ではありません
疲れ果てた従業員に、奇妙な仕事をしている従業員、そして人間ではない従業員（？）
魔女の仲間がいるかもしれないからバレないように正体を探ろうにもみんな怪しく見えます
（だからこそチャップマンは違うと思いました。あんな態度を取る人が魔女の仲間であるはずがないから）
奇妙な従業員が当たり前にいる会社だけど初めはこの状況に戸惑っていました
部屋に馬糞がある状況に戸惑いを禁じ得ませんでした
でも、原因がわかってからは慣れました。まだマシだったから
それが普通のことだと慣れるということが一番怖いです
これがこのゲームで怖かったところです
サバイバルホラーゲームで、リソース管理が求められます
たとえば、セーブはオートセーブではありません
セーブはコピー機で行い、そのためにはインクカートリッジと魔女の紙が必要です
インクカートリッジはコピー機に一回使用すれば二回目以降は魔女の紙があるだけでいいです
インクカートリッジと魔女の紙は有限なので、こまめにセーブしていると後々困ることになります
体力を回復する食材も限られているし、地雷を攻撃する鉛筆も同様です
初期バイオハザードのような感じとなっています
リソース管理が重要だけど、そこそこ余裕がありました
ただ、魔女の紙はセーブ以外にも使うのでセーブするのを抑えました
一応、自己啓発セミナーイベント以降マッピーがアイテムを売買してくれるようになるけどほとんど買い物をしませんでした
最近の親切なゲームとは違い、会話や調べるときにボタン など が表示されないので自分で怪しいところを調べた方がいいです
調べていかないと食材やセーブに必要な物 など を取り忘れるかもしれません
また、ロッカーを開けるとアイテムを手に入れることがあります
収集要素としてビデオクラブミステリオや失われたビデオテープ集めがあります
ビデオを見ることができる部屋があり、それを見ると超短編の実写映像が流れます
全部集めていません。興味あるけど
ボス戦があります
攻撃して倒すというより周囲の環境を利用していきます
最初のボス巨大蜘蛛は、周囲の環境を利用して戦います
ドットマトリックス戦は閉じられた扉を開けるために、たくさんあるボタンから正解のボタンを押す必要があります
そのため特定の場所でボタンを使用します
その場所に苦労するも、このボスは走ると気づかれるので歩いて机の下に隠れて逃げました
マルチエンディングです
二つしか見ていないけど、トロフィーを見るとまだまだありそうです
最初に見たのは序盤です
チャップマンみたいな人と一緒の職場は嫌なので契約書にサインしないで帰ったらスタッフクレジットでした
当然な流れだけど終わるとは思ってもみませんでした
二つ目はチャップマンに翻弄され、チャップマンのとある科白が私を駆り立てました結果辿り着いたエンディングです
チャップマンの昇進試験をチャップマンの代わりに受けるのが一番大変でした
なぜ嫌なチャップマンの代わりに昇進試験を受けなければならないのかと疑問に思いながら
そして、上のＳＳが私を縛りつけました。悪い意味で
昇進試験のルールがわからず最初は問答無用で失格でした
そして、合格しても即第２試験が始まると思わなかったです
試験 → ルールが不明 → 失敗 → やり直す の繰り返しで、ようやく合格しました
これで嫌なチャップマンと会わずにすむと思っていたら、またピーピー言い出しました
一生、２階で歩き続けてたらよかったのに
好きでもない傲慢なチャップマンの昇進を手伝っていたらボス戦が始まりました
さらにパーティーは中止になるわ、気づいたら変な場所に閉じ込められるはで大変でした
どうやらパーティーが開催されるか否かで分岐するようです
最終的に主人公がＣＥＯになりました
先程の私を縛り続けたチャップマンの科白を聞いたことで、ＣＥＯにチャップマンがなることを私が許しませんでした
しかし、このエンディングはわかったようでわからないものでした。後にアップデートで追加されたもののようです
会社の狂気から救うことができたし、従業員を解放したのはよかったけど
その後、終盤で分岐する他のエンディングを見ました
すべてはチャップマンが原因としときます
その他・まとめ
チャップマンに振り回されていたら追加要素のシナリオになってしまい、そのまま本編を知らずにクリアしてしまいました
そのためわからないことが多くチャップマンに関わったことを後悔しました
普通だったら本編の方をプレイしているところだけどチャップマンに翻弄されすぎて満足してしまいました
サバイバルホラーとしては難しくないと思います
リソース管理は物が足りなくて困ったことがありません
ただ、セーブに使用する『魔女の紙』は他にも使うのでギリギリでした
個性豊かなキャラクターが登場し、翻弄され、エンディングまで弄ばれてしまいました
ドット絵で狂った世界を表現するのがうまいと感心しました
また、ドット絵だから恐くないけど不気味で生理的に嫌悪感を催すことがありました（褒めています）
お勧めです
【評価】
○：独特な世界観、不条理な世界
○：物語、先が読めない展開、マルチエンディング
×：死体やおぞましいキャラクター → 苦手な人は注意