LEGO Bricktales(レゴ ブリックテイルズ) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
Lego Builder's Journey はクリエイトよりもルート作りに主眼を置いたパズルゲームです
今作はクリエイトに特化したパズルゲームです
デベロッパー ClockStone は Bridge Constructor シリーズを開発しているだけあり、シリーズをプレイしたことがある人ならお馴染みのパズルも登場します
しっかりとした物語があり、探索する楽しさとクリエイトする楽しさを味わうことができるゲームです
グラフィック・音楽について
すべてがレゴブロックでできているので見ごたえがあります
自分が作った作品が世界に残るのは見てて楽しいです
クリエイトするときは別画面になるので見やすくスッキリしています
さりげなく背景にオブジェがあるのがエリアの雰囲気を感じてよかったです
落ち着いた曲が多いです
《説明》
パズルアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック:移動
R1ボタン(長押し)+ 左スティック:スキル変更 → サークルから選ぶ。スキル寺院では使用不可
×ボタン:アクション
□ボタン:スキル
オプションボタン:観測者モード、ポーズメニュー
<建設>
左スティック:カーソルの移動
L1ボタン(長押し)+ 右スティック:カメラを上下左右に動かす
右スティック:カメラ回転
R2ボタン・L2ボタン:拡大・縮小
×ボタン:(レゴブロックを)選択、(掴んだレゴブロックを)落とす
△ボタン:完成
□ボタン:(選択したレゴブロックを)時計回りに回転
L1ボタン(長押し)+ □ボタン:反時計回りに回転
◯ボタン:ブロックの削除
方向キー上・下:ブロックを上・下方向に動かす → アンカーにくっつく
L1ボタン(長押し)+ 方向キー上・下:ブロックを上・下に動かす → 一段ずつ動かす
L1ボタン(長押し)+ 左スティック左右:ブロックの高さを固定したまま動かす
L1ボタン(長押し):(設置したブロックで)複製する → コピーマークが出る。複製するとパレットにある予備が減る
≪基本≫
1.レゴブロックを配置するときは破線内に置くこと
はみ出ているレゴブロックは赤色に点滅する
2.あらかじめ配置されていて変更できないブロックのことをアンカーと言う
(1) レゴブロックを配置するときにアンカーと繋がっていること。もし、繋がっていないレゴブロックは赤色に点滅し無効となる
3.一度クリアしたお題をプレイするとサンドボックスモードでプレイできる
(1) 最初は四色のみで、他のブロックはショップで購入することで増えていく
<サンドボックスモード>
R1ボタン(長押し):パレットの表示
方向キー上下:パレットの切り替え
右スティック(押し込む):パレットにフォーカス
4.スキルは、基本的に能力の色がついたマークの場所で使用する
(1) スマッシュスキル
a.植物や木箱や壺 など の物を壊すスキル
(a) 壊すことができる物にマークが出ている
(2) 次元スキル
a.ここにはない物(ハンドル・レバー・アイテム・宝箱 など)を復元するスキル
b.発見した物は幻影になっている(上のSS:緑色の半透明)ので復元する必要がある
(a) 復元する前に他のスキルに変更したり他の部屋に移動すると消える
(b) 何か発見できる場所に緑色のマークがある
c.次元スキルで発見する → 幻影を復元 → 実体 というプロセスを辿る
(3) ウォータースキル
a.水を床のサークル部分に向けて放出するスキル
(a) 井戸に水を入れる
(b) 青色に光っているブロックを除去する
レコードプレーヤー など のギミックや動物の収集要素
(4) 電気スキル
a.電気を流すスキル
(a) レコードプレーヤーのような機械の上で使用すると他のレコードプレーヤーにテレポートする
(b) 非常用端末とかにエネルギーを注入する
(c) 機械の敵を攻撃する
b.レコードプレーヤーに電源がついていない(レコードの中心が黄色に光っていない)ときは、対応するレコードプレーヤーを発見していないことが原因のことが多い
(5) ホバースキル
a.ホバーになってレールを渡るスキル
(a) スタート地点とゴール地点が結びついていないと使うことができない
(b) 出っ張り部分で使用するとうまくいきやすい
5.鞭を使うと高いところへ移動可能。フィールドのどこかにある鞭を手に入れるとより高いところで使用できるようになる
6.やり込み要素として宝箱・ショップ・動物がある
(1) 動物はそれぞれ20匹いて、その動物を集めてそれぞれ必要な人のところに持っていくと宝箱が出現し、そのエリアの通貨が手に入る
(2) ショップの入口には紫色のランプがぶら下がっている
ゲーム内容について
レゴのパズルゲームである Lego Builder's Journey とは違い、他のレゴゲームのように文章による物語があります
軽快にテンポよく進みます
おじいちゃんから手紙を貰うところから始まります
そして、ボロボロなテーマパークの地下にある研究所に向かうと事故が起こり、それと同じタイミングでおじいちゃんが作ったラスティーが帰還します
おじいちゃんはポータルの研究に没頭するあまりボロボロになったテーマパークを清掃することを忘れていました
このままだと市長によって追い出されてしまいます
そのため主人公とラスティーのコンビがボロボロなテーマパークの復興を目指すのに必要な『ハッピー・クリスタル』を集めるためにポータルで世界中を冒険します
ハッピー・クリスタルは困っている人を助けてハッピーな気持ちにさせると出現します
おじいちゃんの研究所で修理を兼ねて基本的なチュートリアルが行われます
操作説明と方法を少しずつ学びながら、半透明のゴーストブロックの通りにブロックを置いていきます
このゲームはお題の物をクリエイトすることで物語が進みます
クリエイトの内容は以下のように分類できます
1.階段や橋 など の通り道を作る
2.条件に合った物を作る
(1) お題と同じ物を作る
(2) 決められたパーツを使用して物を作る
(3) パズルのように条件に合った物を作る
3.乗り物 など クリエイティブ重視の物作り
デベロッパーが Bridge Constructor シリーズを開発しているので橋を作るお題があります
レゴブロックだからかどうかわからないけど難しくありませんでした
橋 など の通り道を作るときは作った後にロボットが作った道が崩れずにゴールまで渡ることができたら成功です
苦労したのは下のSSをクリエイトしたときです
うまくいかずに補強しまくったら処理落ちして重くなってしまいました
結果的にシンプルにしたらうまくいきました
条件(下のSS:画面右上)に当てはまる物を作るのはそれほど難しくありません
条件に合えば自由に作ることができます
鳥に関するクリエイトが一番悩みました
バランスを取るのが難しくて、最終的に創造性を犠牲にしてシンプルな左右対称にしました
もし鳥が審査したなら失格だったと思います
創造性が試されるお題もあります
こちらも条件があるけれど、より自由に作ることができるかと思います
気になる点が二点あります
一点目が操作性です
結構複雑な操作ではあるけどプレイしていく内に慣れたので問題ないけど、ブロックをはめるのが難しいです
特に、一つずつ細かく横に動かすという微調整するのが難しいです
創意工夫して作る時間よりも一つのブロックをはめるまでの時間の方が長くなり、結果としてだれることがありました
二点目はカメラワークです
ブロックの位置がわかりづらく、明らかに置かないだろうっていう規定ライン外に動いてしまうことがありました
また、一点目に繋がるけどブロックを置く場所に影が写るけど見づらいことがありました
もし、カメラ調整が上手くいっていれば、そんなことはなかったかと思います
ライン外に配置できないようにすると解決しそうです
操作性の悪さとカメラワークの悪さが無駄に時間をかける結果となり、最悪やる気を失うことがありました
創意工夫して作るよりも無難な物を作ることとなり作業と化すことがありました
この操作方法の悪さとカメラワークの悪さはブロックを削除するときにも問題を起こすことがありました
きちんとブロックを選んで削除したいのに違うブロックを削除してしまうことがありました
探索するときはカメラワークが固定で場所によって自動的に変わります
探索のときのカメラワークは問題ありませんでした
寧ろ、このカメラによって死角が生まれ隠し通路ができ、そこで宝箱や動物を発見することがあります
プカプカ浮かぶアヒルのおもちゃを見つけたりしました
もしかしたらお遊び要素があるのかもしれません
探索にはラスティーが修得する宇宙人のテクノロジーであるスキルが大活躍します
エリアごとに一つのスキルを修得します
初めてスキルを修得したときは、その場所がパズルステージとなっているので実際にプレイしながら理解していきます
この場所だけ自由にスキルを変更できません
エリアにはすべてのスキルを使わないと探索できないようになっているので、やり込み要素をコンプリートしたいなら ハッピー・クリスタル を手に入れた後、もしくはクリア後に戻った方がいいです
やり込み要素として、宝箱・動物・ショップですべての商品を購入する があります
各エリアに「◯◯(動物名)を20匹集めてほしい」と依頼されることがあります
この動物を収集することがやり込み要素をコンプリートするための必須条件となります
動物を20匹集めると宝箱が出現します。すべての宝箱を見つけるには必須です
そして、宝箱をコンプリートすることで、すべての商品を購入することができます
だから収集要素をコンプリートしたいときは動物を20匹集めることを意識するといいです
ハッピー・クリスタルを集めテーマパークの設備を復旧させたらクリエイトすることとなります
テーマパークを自分だけの好みにすることができます。一部だけ
こうして、世界を巡りテーマパークをすべて修復したらエンディングです
エンディングの後もプレイすることができます
クリア前でも一度クリアしたお題をプレイすることができます
サンドボックスモードにすることで新しいレゴブロックが追加されるので自由に作ることができます
一つだけ物語には関係ない問題があります
これはビーチでの「お約束」だかららしいです
その他・まとめ
ローカライズがよく、たまに顔文字がついています
パズルゲームだけどクリエイトに特化したものとなっています
「作る」ことが好きな人は楽しめるかと思います
クリエイトするときの操作性は気になることがあるけれどクリエイトするのは楽しいです
探索もスキルを使って今まで行くことができなかった場所に行ったり、隠し通路を見つけたりするのも楽しいです
お勧めです
【評価】
○:レゴブロックで作られた世界、レゴシリーズのような物語
○:クリエイトに特化したパズル。豊富なお題
○:探索すること
×:クリエイトするときの操作性とカメラワーク